【レースレポート③】レース中に僕を襲った「3つの苦しみ」(トレニックワールド 100km in彩の国)

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前回のレポートでは、

今回のレースがどれだけつらいかを「つら度」という独自の指標で示し、「つらさ」をアピールしましたが、もう一本「つらさ」をお届けします(笑)

今度は、100㎞の道程において「僕自身の体に起こった苦しみ」です。

(どんだけつらさをアピールするんだか…^^;)

 

あ、念のため先に書いておきますが、2回連続で「つらさ」とか「苦しみ」とかネガティブなテーマを取り上げていますが、トレニックワールド、総じて「楽しかった」ですよ!(笑)

運営も素晴らしいし、エイドも充実してるし、マーキングもしっかりしてたし、完走後にすぐにお風呂に入れるし。なにより完走したときの「達成感」がやっぱり半端なかったです。つらいだけに…(笑)

だから、決して恐れないでくださいね!m(__)m

 

 

では、今回のテーマを深堀していきましょう。今回長いですm(__)m

 

僕を襲った「苦しみ」3つ

 

 

 

 

 

 

100㎞も走ると、やっぱりいろいろなことが起こります。

想定していたこと、想定していなかったこと。

「想定外のことが起こるだろうという想定」はしていましたが笑、なにせ初の100㎞超えレース。いくら想定しても「想像」の範疇を出ません。”具体的に”どんな想定外のことが起こるのか、までは想像が及びません。そう考えると、やはり「経験」というのは強い。

今回も、「起こるであろう事態」を事前にかなりの項目挙げて、それぞれに対する「心構え」をして臨みました。

ハンガーノック
手足のしびれ(塩分不足)
幻覚
暑さ
膝の痛み
マメ
相方の不調
夫婦喧嘩(笑)

…などなど。
この3倍ぐらいは挙げました。

 

が!結局、そこで挙げていなかった事態が2つも発生しました。

 

まさに「想定外」!!

 

(苦しみ「3つ」のうちの1つは、「めちゃくちゃ想定内」でしたが、うまく対処できなかった…笑)

 

というわけで、想定内・想定外含めて、とりわけ苦しかった「3つ」を発表します。

どどん!

 

  1. 大きく息を吸えない
  2. 睡魔
  3. 股擦れ(肛門擦れ)

 

想定外は1番と3番。2番は当然想定していましたが、途中で撃沈(15分仮眠)zzz

 

それぞれ詳しくみていきます。

 

大きく息を吸えない

 

前半Northの途中から、大きく息が吸えなくなりました。

「深呼吸」ができなくなった。

30~40㎞ぐらいから発症して、結局、最後まで治りませんでした。

 

僕にとって、トレラン中の「深呼吸」がもつ意味合いは非常に大きく、しょっちゅう深呼吸をします。それも大きく手を広げながら。

思いっきり鼻から吸って、思いっきり口から吐く。大げさなぐらいに毎回やってます。

 

単純に「山の空気がうまい!」ということもありますが、深呼吸することで「メンタルをリセット」できるんですよね。まぁ、みなさんもやっていらっしゃるかと思います。

吐く息とともに、体の中の「疲労物質」「気持ちの疲れ」がすーっと抜けていくような感じが本当にします。おそらく科学的にも「深呼吸の効果」はいろいろと解明されていると思いますが、御多分に漏れず、僕も深呼吸を活用してメンタルコントロールをしています。

 

今回はこの超重要スキルが途中から使えなくなった!><

 

夏になると「光化学スモッグ注意報」が発令されますが、あれに近い症状です。真夏の部活では何度あれに苦しんだことか。

今回のレースでは、心拍数はレースを通して低域だったので致命傷にはなりませんでしたが、それでも時折大きく吸うと普通に息苦しい。呼吸を細かくしながら大半を進むことになりました。

しかし、急登や走れる区間でのペースアップになると、どうしても大きく呼吸をしてしまい、その都度ゲホゲホ…。これはなかなかしんどかった。

 

光化学スモッグというのは、要は「大気汚染物質」の影響ですが、不思議なのは「山」という大気汚染とは無縁そうな場所においても、同様の症状が現れたこと。

というか、つまり光化学スモッグが原因じゃないんでしょうね。相方も含めて他のランナーもなってなさそうだったし。

「じゃあ、何が原因なんだ?」

というところなんですが、これがわからない(笑) 誰か教えてくださいm(__)m

 

ということで1つ目の苦しみは「大きく息が吸えない」つまり「呼吸」でした。

原因がわからないので、対策も立てられず厄介です(笑)

 

睡魔

 

「苦しみ」2つ目はこちら。

めちゃくちゃ想定してたのに、結局どうしようもならなくなった「睡魔」

先述しましたが、途中で撃沈して15分仮眠しました。

 

70㎞過ぎ、子の権現への登りに差し掛かった頃から徐々に眠くなり、急登をとぼとぼ登りながらすでに半分夢の中。急登なので体の動きがスローになるので余計に眠くなるんですよね。

ふらふらしてそのまま漆黒の谷底に吸い込まれそうだったので(時刻はすでに夜中の3時ぐらい)、これはさすがに危険!ということで、子の権現で15分横になって仮眠。

 

相方はなぜか覚醒しまくっていたので「竹寺(次のエイド地点)まで先に行ってるね」と余裕の表情でぐいぐい先へ^^;

その後、仮眠して一時的に復活し、竹寺までの下りを爆走。なんとか竹寺手前で相方をキャッチアップし一緒に竹寺で休息。今回のレースで一番の快走区間でした(笑) ナイトラン気持ちよかったー。

 

ちなみに、15分の仮眠でも結局「完全復活」には至らず、その後もちょこちょこ2、3分ほどの睡眠?を数回取りながらゴールまで辿り着くのです…。

 

事の顛末はこんな感じです。

 

ここで大事なのは「なぜ相方は眠くならずに、僕は眠くなったのか」ということ。

 

作戦会議はもちろん一緒にやったので、やったことは当然同じです。

具体的には、

  • 夜間パートでは、カフェイン入りのジェルを投入
    (僕は眠かったので5㎞に一本ぐらいのハイペースで投入)
  • レース一週間前からカフェインを断つ
    (仕事の関係で一回喫茶店でコーヒー飲んだかな)

 

同じことをしたのになぜ差が出たのか。

 

よーく振り返ってみると、明らかな違いが一つだけありました。それは「日々の睡眠」の質。原因はこれなんではないかと。

具体的には「絶対的な睡眠量」ですね。特に「レース前日の睡眠量」

 

日々の睡眠でいうと、相方は「6~7時間」に対し、僕は「5~6時間」。
前日の睡眠でいうと、相方は「6時間」に対し、僕は「5時間」。

 

日々の睡眠に関していうと、ここには家庭内での微妙なパワーバランスがはらんでいるのですが笑、結果、この「日々の積み重ね」が当日の「差」となって表れたのではないかと。

必要な睡眠量には個人差があるので、長く寝ればいいってもんじゃありませんが、せめてレース1週間前の「最終仕上げの段階」では、やはり「絶対的な睡眠量を確保すること」はとても大事だなと反省しています。

 

ちなみに前日の睡眠が短くなった理由は、「ブログを書いていたから」なんですが笑、このときに書いた記事が、レースを完走できた超重要なポイントとなったので、これはまぁ致し方なしですね。

 

「肉を切らせて骨を断つ」

 

的な感じ。・・・違うか。

 

ということで、2つ目の苦しみは「睡魔」。

 

さて次、3つ目にいきましょう。今回最大の苦しみ…。

 

股擦れ(肛門擦れ)

お食事中の方、女性の方、すみません。

ここはもう誰かの役に立つと信じて、赤裸々に告白します(笑) そして、一番苦しんだポイントなので、少し厚く記述していきます(笑)

 

今回の「最大の苦しみ」は間違いなくこれです。「肛門擦れ」。

 

ランナーであれば、靴擦れや乳首擦れを筆頭に「擦れ」問題はけっこう身近なものかと思いますが、今回お恥ずかしながら、股擦れというか「肛門擦れ」が発生しました><

 

もうね、ダメですね、これは。痛い。痛すぎ。
ケツから血出るかと思った。

 

どのタイミングから痛み出したのか忘れましたが、歩くだけで痛い。

これまた赤裸々に告白しますと、わたくし自宅にある体脂肪計によると体内年齢20歳のピチピチなんですが(実際は32)、超健康体に見えて実は「エン痔ェル」持ちなんです^^;

レース中はずっとこれが痛みの原因だと思ってました。

 

でも先日SNSをみていたらこんな投稿が…

 

 

 

 

 

 

 

おぉ!これだ!(笑) まさしく!どんぴしゃ!

しかも対処法に関するコメントが多数!皆さん同じく悩んでいらっしゃったんですね…

 

なかでも、

「私も実は…苦しんでますが、対処法なく。苦しいです。。」

というコメントに対して投稿主が返した返信が、

 

「同士よ・・・」

 

なんだこの結束感は!!(笑)

これにはさすがに吹きました。

 

ということで、話が逸れましたが、コメント欄で紹介されていた具体的な対処法についても触れておきます。これもまた斬新なものが…

Tバックを履いてワセリンを塗る

一発目から度肝を抜かれました。てぃ、ティーバッグ!?

いくつか補足ですが、

綿100%以外の速乾性のものがいい。擦れの元になるので、縫製の継ぎ目が股下にないものがベター。尻の間に上手く挟まって汗を吸収して直接擦れるのを軽減してくれる。

とのこと。

めっちゃ真面目!(笑)

一応リンクも貼っておきますね(^^)v

ちなみにこの対処法を紹介されていた方は、4回100マイルを完走している正真正銘の「マイラー」です。そんな人がいうなら、う、うん、試してみ・・・いや、やっぱり無理(笑)

これ、外に干せませんね(笑)

 

肛門界隈に広めのテーピングを貼る

なんとも原始的な。でもこれには注意点がひとつ。

「剝がすときが痛いので、尻毛のある人は剃っておきましょう」とのこと(笑)

 

ポリベビー

おむつかぶれ、あせも対策の市販薬です。僕は初めて知りましたが、お子さんをお持ちの方であれば知っているのかな?

これを出走前に塗る。コスパが高いのがメリット。

 

ワセリン塗布と剃毛

そのままです。みんな苦労してるなー(笑)

 

ガーニーグー

アドベンチャーレーサー向けに開発されたニュージーランド発の擦れ防止クリーム。ようやく現実的な解がでてきた(笑)

公式HPによると、

ガーニー・グーは常に足を最良のコンディションに保つだけでなく、摩擦も減らして擦れから来るトラブルを防いでくれます。このお陰であなたの足はマメ・水膨れのトラブルから解放されます。
それだけではなく、手のひら・脇の下・股・お尻・乳首のトラブル防止にも非常に有効です。その効果はニュージーランド最大のアドベンチャーレース「コーストトゥーコースト」9回優勝のスティーブ・ガーニーとそのチームメンバーによって実証されています。
最大の効果を得るためにはスタートの12時間前に適度な量を塗りこんで、スタート前にもう一回、その後は12時間毎に使用してください。

これ試してみようかな。

 

Protect J1

ガーニーグーと同じく「皮膚保護クリーム」ですね。こちらはメイドインジャパン。これも愛用者が多いようです。

MtSN(Mountain Sports Network)での紹介記事もありました。TJAR(トランスジャパンアルプスレース)出場選手が使っているのなら信頼性は高そうです。

 

 

こんな感じで「肛門擦れ」は意外と多くの人が悩んでいるという事実とともに、けっこういろいろな対処法が存在するということがわかりました。

それにしても、まさかレースレポートでTバックを紹介することになるとは思わなかった(笑)

 

今回のまとめ

 

(レース最後の登り「大高取山」山頂手前で広がった展望)

 

ということで、今回僕は「3つの苦しみ」に見舞われましたが、

まとめると、

「100㎞や100マイルを完走するということはこういうこと」

なんですね。(全然まとまっていない笑)

 

言い換えると、

「何が起こるかわからない」

ということ。

 

つまり、ベースとなる体力、精神力はもちろんのこと、知識、知恵、テクノロジー、ツール、そして日々の生活など、あらゆるものを総動員して臨むレースだということ。

 

もちろん、体力と精神力だけでも、ボロボロになりながら足を引きずってゴールすることはできるかもしれませんが(そのほうがストーリー的には泣ける?)、それ以外の上記もろもろを活用・駆使して、いかにダメージを軽減しながら元気にゴールできるか、もとても大切なこと。

 

体を壊してしまっては元も子もありませんし、僕ら市民ランナーはプロではないので、週末に走ったら週明けには社会復帰しないといけません(笑)

 

またもうひとつの見方として、体力・メンタル・ギアなどを用意周到に抜かりなく準備を進め、リスクに対しては対策を講じ、そして、綿密なレースプランを立てて臨む。

 

この一連の準備がハマったときは「快感」です。

 

ロングレースの魅力はこんなところにもあるような気がします。

 

 

次回はそんな「快感」を味わうに至った「100㎞を元気に走り切れた理由」と「レース後の体の状態」についてまとめてレースレポートは終了です。

 

あーケツ痛い・・・

 

 

関連記事はこちら。

<準備編>

【準備編①テクノロジー】オフラインGPSアプリ「Geograpfica(ジオグラフィカ)」(トレニックワールド100㎞に向けて)

【準備編②知識】気温上昇の予報にビビッて「運動と塩分」について調べてみた(トレニックワールド100㎞に向けて)

【超参考になったので共有】ロングレーサー必見!ベスパ齊藤氏セミナー「ロングレースの食学」

<レースレポート編>

【レースレポート①】結果報告・総括(トレニックワールド 100km in彩の国)

【レースレポート②】いまさらレースの「つら度(難易度)」を分析してみる(トレニックワールド 100km in彩の国)

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Posted by yamazaru