▶︎毎週更新中のInstagramアカウントはこの帯をクリック!

【旅の記録③DAY1「七倉山荘→雲ノ平キャンプ場」】北アルプス裏銀座縦走2泊3日 七倉IN→上高地OUT(2018年8月12日~14日)

北アルプス縦走から早一か月。すでに鮮度はありませんが、「備忘のため」と割り切って気にせずレポートしていきたいと思います(笑)

 

▼鮮度抜群の時期にポストした「絶景プレイバック」と、一応旅の全体感だけはまとめた「行動実績まとめ」は↓から。

【旅の記録①「絶景プレイバック」】北アルプス裏銀座縦走2泊3日 七倉IN→上高地OUT(2018年8月12日~14日)

【旅の記録②「行動実績タイムまとめ」】北アルプス裏銀座縦走2泊3日 七倉IN→上高地OUT(2018年8月12日~14日)

 

あ、まずキャプチャの写真が、北アルプス三大急登の「ブナ立尾根」だとわかった人は、すでに北アルプス通なので、ごく個人的な旅レポに興味のない方はスルーでOKです(笑)

 

DAY1

 

目次

行程

では、まずDAY1から。「行動実績まとめ」の記事で出した表を再掲。初日はこんな感じでした。

 

 

出発は新宿駅から夜行バス

 

▼2泊3日のテント泊ですが、2人で荷物はこれだけ。容量としては、2人で55Lぐらい。相方は今回rushではなくOMMを投入。

 

 

 

 

 

 

▼僕はrushしか持っていないのでこれ一択です。

 

 

 

 

 

 

 

▼ついにOMMに手を出してしまった相方。僕の中で、「OMM=ガチンコ山岳競技」というイメージなので、なんかもうギアも含めて”山ガール”とかいうレベルじゃなくなってきました…

 

 

 

 

 

 

▼暇だったのでオシャレ撮影会(笑)

 

 

 

 

 

 

縦走スタート 七倉山荘 3:45着

 

▼まだ真っ暗な3時半過ぎに今回の旅のスタート地点である「七倉山荘」に到着。新宿のバスターミナルの蒸し暑さから一転、ひんやりとした空気に気が引き締まります。バスを降り、出発準備を整えます。ロードを数㎞進んだ後は、初っ端に北アルプス三大急登「ブナ立尾根」が待っているのでたんまり腹ごしらえをして、4:15いざ出発。(ここにあるトイレはとても綺麗でした)

 

 

 

 

 

 

▼まずは高瀬ダムまで3㎞ほどロードを進みます。4時半を過ぎると徐々に空は明るんできますが、出発時は真っ暗なのでヘッデン必須。

 

 

 

 

 

 

▼途中いくつか抜けるトンネル内はまさに漆黒。よからぬ想像が起きないように無心で進む…。(山猿さんはホラー系が大の苦手)

 

 

 

 

 

 

▼ロードが終わる頃にはすっかり夜も開けて明るくなってます。高瀬ダムに到着です。ここまでは当然車で来れるので、七倉山荘からタクシーで来る人もいるようです。

 

 

 

 

 

 

▼ダムの上にいくまではひたすらつづら折りの道を登ります。一辺がめちゃくちゃ長い。

 

 

 

 

 

 

5:40 高瀬ダム登山口 北アルプス三大急登「ブナ立尾根」突入

 

▼高瀬ダムのつづらを登り切った後、トンネルをくぐり、キャンプ場と吊り橋を超えていくと、高瀬ダム登山口の到着。ここからトレイルインです。裏銀座縦走の本当のスタート地点って感じですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼北アルプス三大急登「ブナ立尾根」がいよいよスタート。標識の上に「12」という数字が見えますが、登るにつれこれがカウントダウンしていきます。あとどれだけ登ればいいのかがわかるので嬉しいっちゃ嬉しいのですが、半分の「6」ぐらいまでは「まだ半分も来てないのかよ…」と逆につらい…笑

 

 

 

 

 

 

▼「No.9」。まだまだ序盤。

 

 

 

 

 

 

▼「No.8」。ここで休憩をしていたグループは、すでに残りHPが1/3ぐらいになってしまった感じでしたが笑、こちらはまだまだ元気です。ちょこっと補給だけしてすぐ再スタート。この後も2つ置き(No.6→4→2)に一応休憩を取ったのですが、とにかく休憩が短い‼つらい‼笑

 

 

 

 

 

 

 

8:10 烏帽子小屋到着

 

▼ついに「No.0(=烏帽子小屋」到着!ブナ立て尾根、コースタイム280分のところ150分で登ってきた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼手前のチャラサングラスはさておき、後ろに見えている山が「烏帽子岳」。今回は行程の関係上、烏帽子岳へのピストンはカットしました。

 

 

 

 

 

 

 

烏帽子小屋では素敵な出会いがありました。見るからにトレランスタイルのイケメンさんがいて、「どちらから?」「どちらまで?」という会話を交わしたのですが、なんとTJAR(トランスジャパンアルプスレース)の選手を応援しながらの縦走とのこと。選手の通るルートを逆走しながら、応援していくそうです。僕たちもあわよくば選手に会えたら、とは思っていましたが、なるほど、そんな楽しみ方もあるのか!と感心。この方とはこの後も3回ほど顔を合わせることになり、何回か会ったタイミングで記念撮影とSNS申請(笑)一期一会の出会いも素敵ですが、こうやって今後もリアルに繋がれるっていうのは、やっぱり嬉しいですね。Hさん、今後ともよろしくお願いします!笑

 

▼ここからはお待ちかねの北アルプスの稜線へ突入です。標識のとおり、野口五郎小屋(野口五郎岳)→水晶小屋(水晶岳)を経て、DAY1の目的地である雲ノ平キャンプ場を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

▼さて、まずは野口五郎岳を目指します。ここからは北アルプスの稜線歩きなので楽しみ楽しみ。CTで210分です。

 

 

 

 

 

 

▼初日はずっとこんな感じで絶景は拝めず。でも曇天とはいえ稜線は見えるのでテンションは上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼この写真はなかなか格好いい(笑)

 

 

 

 

 

 

▼やっぱり稜線っていいなー。この目の前に見えている道をひたすら辿っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10:35 野口五郎小屋到着

 

▼野口五郎岳直前にある野口五郎小屋に到着。烏帽子小屋から約2時間15分(CT比76%)。ここでは特に休まず、目の前の野口五郎岳山頂を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼山頂の標識が見えてきたー!

 

 

 

 

 

 

 

11:05 野口五郎岳到着

 

▼野口五郎小屋から登ること25分。野口五郎岳到着。残念ながら眺望はなし。う~ん、なんかもう少しで雲切れそうなんだけど!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼10分程山頂で休み、次の山「水晶岳」へ。水晶小屋まではCT150分、さらにそこから水晶岳までCT40分です。見るからに平坦なので嬉しい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼水晶岳が近づいてくるにつれて、徐々に岩場に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初!雷鳥とご対面!

 

▼水晶小屋に向かう途中で嬉しい出会いが!ライチョウ!しかも親子!初めてみました。めっちゃかわいい。人に慣れているのか、すぐに逃げ出すこともなくたっぷりと撮影させてくれました。いやーこれは嬉しかった。

 

 

 

13:20 水晶小屋到着

 

▼CT150分のところ実績125分で水晶小屋に到着。ここにザックをデポし、軽身の状態で水晶岳ピストンをすることに。

 

 

 

 

 

 

▼雲に隠れて全然見えませんでしたが、水晶岳に至るまでにけっこうゴツゴツした岩山を3つ4つ越えていきました。全然スピードを出せず、水晶岳ピストンはなんとCT比100%!(ここはCTの設定が絶対おかしい笑)コースタイム通り、行きは40分、帰りもきっかり30分掛かりました。

 

 

 

 

 

 

 

14:10 水晶岳到着

 

▼山頂到着!なかなか険しかった。水晶岳に向かうまではずっとガスガスでしたが、山頂につくと少しだけど雲が切れてきました!もっと切れろー!

 

 

 

 

 

 

▼上の写真よりちょっと雲切れてるのわかります?晴れてたらここからの景色めちゃくちゃ絶景なんです(ということに、この旅から帰ったあとにテレビの番組を見て知りました。ほんとに素晴らしい景色。生で見たかった。)

 

 

 

 

 

 

▼一応記念撮影。見ての通りザックなしの身軽。羽が生えたかと思いました。

 

 

 

 

 

 

▼水晶小屋に戻り小休止をしてからは、さぁ、あとは本日の休息地「雲ノ平キャンプ場」を目指すのみです。途中、祖父岳に登りますが、気持ち的にはほぼ初日の終盤に突入したイメージ。この稜線も美しいなー。

 

 

 

 

 

 

15:20 ワリモ北分岐

 

▼水晶小屋からはCTで40分。ここは20分で到着。

 

 

 

 

 

 

▼祖父岳まではここからCT40分。そのあと雲ノ平までCT50分なので、計90分。CT通りだと到着は17時前ぐらい、巻いて16:30か?という感じ。本当はテン場には16時ぐらいには着きたかったんですが、なかなかそういうわけにはいきませんなー。でもこの稜線はこれまた格好いい。北アルプスの稜線はほんとにどこも格好いいです。

 

 

 

 

 

 

16:05 祖父岳到着

 

▼ワリモ北分岐からCT40分のところ、実績35分。ここらへんはすでに「ゆっくりいこうぜ」モードに切り替わってます(笑)…が、このモード変更がこのあと悪夢をみるんですが^^;

 

 

 

 

 

 

▼途中雲間から日差しが差し込んで神秘的な光景が眼前に広がりテンションアップ!

 

 

 

 

 

 

▼DAY1目的地、雲ノ平キャンプ場が見えてきましたー!あとはここを下るだけ!あと少しじゃん!と思ってたら、これが大誤算(笑)このあとこのガレ場をちょっと下ったあとに、写真右手に広がっている森を右から大きくぐるっと回り、キャンプ場の向こう側からキャンプ場に入ります。キャンプ場そこに見えてるのに一回見えなくなって、しかも見えなくなってからが相当長くて、相方がブーたれてきて笑、けっこう精神的にやられました^^;

 

 

 

 

 

 

16:45 雲ノ平キャンプ場到着

 

▼祖父岳から40分かけてようやく雲ノ平に到着(CTは50分)。遠かった…。

 

 

 

 

 

 

▼雲ノ平に到着すると、僕らの到着を労うかのように青空に!振り返ると、山頂ではガスガスだった水晶岳が顔を出してくれました。カッコイイ。

 

 

 

 

 

 

▼雲ノ平は広大で、到着したと思ったらキャンプ場までけっこうあるやん、と(笑)

 

 

 

 

 

 

▼キャンプ場到着はほぼ17時。当たり前ですが、すでに満杯。テン場は岩でゴツゴツした箇所が多く、且つ斜面なので、なかなか快適に張れる場所がない…。結局、なんとかフラットな場所を見つけるのに30分かかりました…。わかっちゃいましたが、人気のテン場に行く場合は、早めの到着がMUSTだということを学びました。

 

 

 

 

 

 

▼ちなみに雲ノ平はキャンプサイトと雲ノ平山荘がびっくりするぐらい離れていて、丘を一つ越えていきます(笑)この写真の奥に見える小屋が雲ノ平山荘です。受付は小屋でしなければいけないので、片道1㎞以上の道をテクテクと。時間に余裕があればこの道を歩くのも楽しいんだろうけど、そんな余裕はないので、ただただ「遠いなぁ~、遠いなぁ~」と思いながら山荘を目指しました(笑)

 

 

 

 

 

 

▼山荘では水が有料で買えます。テン場の水場は水量が乏しく、基本大渋滞になっていたので、受付にいく際にウォーターバックなどを持っていくのが正解。(ただ、「キャンプサイト利用の方はできるだけテント場の水場を利用してください」との注意書きがあります)

 

 

 

 

 

 

▼30分かけてなんとか見つけた場所。テント張れそうな場所でこれだけフラットなところを見つけられたのは奇跡な気がする。

 

 

 

 

 

▼スペースが広いわけではないので、片方は前室がつくれずいびつな形に(写真はまだ両サイドとも前室をつくっていない状態)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく今回学んだことは、人気のテン場において快適に過ごしたいのであれば、とにかく早く到着してフラットで広い快適なスペースを確保すべし、ということ。遅く到着するとどういう影響を被るのか、今回よくわかりました。頭ではわかっていたことも、やっぱり実際に体験すると身に染みますね。なめてました(笑)

 

このあと飯を済ませ、ようやく落ち着いた頃には案の定辺りはもう真っ暗。でもちょっと”贅沢タイム”でも楽しもうかと読書をし始めた途端に眠くなり、そのまま就寝しました(笑)

夜はけっこう雨も降ったりと、なかなか終始快適なテント泊というのは実現していませんが、こういったことへの対応も含めてがテント泊の楽しみなので、いろんなシチュエーションに対する経験値がどんどん上がっていくことが、個人的にはだいぶ嬉しかったりします。

 

DAY2へ続く。

よろしければシェアお願い致します!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次