なかなか更新が進みません^^; 北アルプスロスは引き続き継続中ですが、「日本百名山」という番組がここのところ「紅葉」をテーマに北アルプスも含めたさまざまな山を紹介してくれるので、それを見て、なんとかロス状態を解消しています(笑)
(そしてだんだんと意識は、3週間後に迫っているFunTrail 100㎞へ向かっております…汗)
ということで、早く北アルプスロスから抜け出すためにまずは振り返りを進めていきます。(振り返るとまたロスが復活してくるんじゃないかという疑問はさておき)
前回までの記事はこちら。
今回の計画(再掲)
旅の全体感だけ再掲しておきます。
※2日目のスタートは、計画では4:45出発でしたが、宿の朝食が5:00だったので実際は5:30スタートでした。
というわけで、今回からようやく登山開始です(笑)
6:15 いざ出発!まず目指すは燕岳
▼6:15、計画通りの時間に登山開始!相方は前回の縦走のときは持っていなかった「ストック」を手に入れ、一層「山ガール」感に磨きが掛かっております。(もはや”山ガール”というライトなカテゴリーではないですね、この人は。)
まず目指すは「燕岳(つばくろだけ)」。僕はこの山をはじめ「つばめだけ、つばめだけ」と読んでおり、故に、いつもどおり相方から小バカにされていたのですが笑、でもだって、「燕」って「つばめ」って読みますもんね?まさに固有名詞ってやつです。山の名前って難しい。
ちなみに、燕岳にある山小屋「燕山荘」。これは「えんざんそう」です。ややこしい!!「つばめさんそう」か「つばくろさんそう」にしていただきたい。
▼燕岳までの道標。約1㎞ごとに「第一ベンチ」「第二ベンチ」「第三ベンチ」と続きます。名前のとおり「ベンチ」があるので、休めます。が、僕らは当然休むことなく素通り素通り。GOGO。
▼第三ベンチ以降、だんだんと紅葉が…♪
今は「木を見て森を見ず」状態。稜線に出たらこの色づいた木々たちの絶景が待っていると思うとワクワクしてきます。
▼空も青空が!!これは期待できそうだ(ワクワク)。
▼はじめのチェックポイントは「合戦小屋」。あと5分。
合戦小屋到着(8:05)
中房温泉→合戦小屋 CT260分に対して、実績115分(44%)
コースタイムの44%ということでめちゃくちゃ速く感じるかもしれませんが、一切走ってません。今回の旅は「走らない」と決めてます。コースタイムの設定がめちゃ緩です。
▼合戦小屋
▼合戦小屋名物の「スイカ」。さすがにこの時期はそんなに食べてる人いませんでしたが、それでも数組スイカにむさぼりついてました。夏にキンキンに冷えたスイカは絶対うまいな。
▼合戦小屋地名の由来。前後のストーリーはさておき、まじか、という内容を抜粋。「鬼の五体はバラバラに埋められ蘇生を防ぐ、耳塚、首塚、立足等、地名として今に残る」だそうです…。バラバラ事件…。
▼バラバラにされた鬼…
▼さぁ燕岳に向かって出発。少し行くと、…お?……お!?……遠くに見えるあのとんがりはまさか???
▼おーーーー!!!あれはまさに槍ヶ岳!!!北アルプスの名峰「槍ヶ岳」です。否が応にもテンションアップ!
▼今回残念ながら雷鳥とは遭遇できず。
▼燕山荘が見えてきましたよー。そして、見よ、この快晴!!雲一つなし。本当に今回の旅は2日間とも最高の天気だったなー。
燕山荘到着(8:50)
合戦小屋→燕山荘 CT90分に対して、実績45分(50%)
▼目の前に広がった北穂高連峰の大パノラマ。北アルプスに来たんだという実感がむくむくと湧いてきます。大パノラマに槍ヶ岳を入れてないあたりが、アルプス初心者を窺わせます(笑)
▼燕岳まではここから1㎞。道標の先に見えている山頂が燕岳です。
実は後輩の結婚式のためのメッセージを頼まれていたので、燕山荘到着後、燕岳をバックに動画をちょちょっと撮影。その後、燕岳目指して出発。
▼なんだか日本とは思えません。色のコントラストが美しすぎる。こりゃ、たまらん。稜線がどんどん好きになる…
燕岳山頂到着(9:25)
燕山荘→燕岳 CT60分に対して、実績25分(42%)
コースタイムの1時間なんて絶対かかりませんが、おそらく僕の予想では、絶景が美しすぎて「見惚れながら歩くことを見込んで」のタイム設定なのかと(笑)
▼燕岳山頂からの大パノラマ!
▼燕山荘に戻る途中に、なんかこの前TVで見た記憶のある「イルカ岩」を発見。確かにイルカに見える。他にも「ナントカ岩(名前忘れた)」というのもあって番組で言っていたのですが、撮影し忘れました。
▼再度燕山荘に戻り、謎の石像と撮影会。どこを見つめているのだろうか。
10:15 燕山荘出発
はじめ燕山荘に着いたのが8:50だったので、燕岳登頂も含めてたっぷり1時間20分を燕岳界隈で満喫(笑)
▼次の目的地は大天井岳(おてんしょうだけ)。大天井岳までは5.4㎞、CT250分ほど。ここからはひたすら稜線歩きです。行く方面には槍ヶ岳が。ずーーっと槍ヶ岳をはじめとする北穂高連峰を眺めながらの稜線歩きです。たまりません。
ちなみに山猿読み間違いシリーズですが、大天井岳を僕は「だいてんじょう、だいてんじょう」と読んでました(笑)
▼こんな稜線をひたすら。うーん、最高ですね。
▼だいたい半分地点で道標。あと3.5㎞。景色が綺麗すぎて疲れを感じません。
▼あの先に見えるのが大天井岳。遠く見えるけど、一歩一歩進んでいくと必ず着くのです。登山はそんな当たり前のことを気付かせてくれる。
▼紅葉街道。
▼大天井直前には垂直に切り立った崖。梯子は慎重に…。変化に富んだ稜線で楽しい。
▼ここを登っていったてっぺんが大天荘です。
▼ラストは岩稜地帯。これを登り切ったら大天荘到着です。それにしてもいい天気(笑)
大天荘到着(12:30)
▼12:30大天荘到着!CT250分に対して、実績135分(54%)
▼大天荘から大天井岳山頂まではほんのちょこっとだけ登ります。距離にして200~300mぐらいかな。大天荘に荷物をデポして(デポというか放置して笑)、束の間の身軽ハイキング。飛べそうです♪
▼大天井岳山頂到着!標高2922m!今回の山旅では、燕岳に続く2つ目のピークです。相変わらずの絶景で槍ヶ岳もばっちり。
▼大天井岳山頂から大天荘方面を臨む。よーくみると下っていったところに赤い屋根が見えるのですが、そこが大天荘です。めっちゃ近いです。その先に続く稜線は、本日の最終目的地である「常念小屋(常念岳)」方面になります。見たらわかる、最高の稜線!
▼大天井岳山頂からの大パノラマ。あぁ、もう一度見にいきたい…
▼上のパノラマ写真の右側の山のアップ。めちゃくちゃ格好よかった。
▼たんまりと大天井岳を満喫したあとは、さくっと大天荘に戻り、山頂バッヂをGET(集め始めました)。軽く補給して、さぁ本日の宿、常念小屋に向けて出発。何度も書いちゃいますが、天気が良すぎて、景色がひたすら良すぎて、もうウキウキが止まりません(笑)
至福の稜線歩きスタート(13:10)
大天荘から常念小屋までは約4.6㎞。CTは180分です。
ここから常念岳までの稜線歩きは、言葉に表すことができないくらい最高でした。まぁ↓の写真で眼前に広がる稜線をみたらわかりますよね。これをひたすら歩いていくんですから、そりゃ最高です。
▼さっきまでは常に右前方に見えていた槍ヶ岳がいつのまにか右後方に。前にあろうが後ろにあろうが、ひたすら槍ヶ岳に見守られながらの稜線歩きはたまらんもんですね。
▼途中「常念岳方面」の道標が。常念岳は右奥に見える山。手前の稜線を超えていきます。
▼少しずつ常念岳が近づいていきます。
▼常念小屋が見えてきた!!
常念小屋到着(15:10)
大天荘→常念小屋。CT180分に対して、実績120分(67%)。
▼大天荘からちょうど2時間。本日の宿、常念小屋に到着。これまではCTの5割ぐらいでしたが、幸せすぎる稜線歩きに自然と歩みもゆっくりになったようです(笑)
▼常念小屋の後ろには北穂高連峰。槍ヶ岳があるとさすがに北穂高連峰だとわかりますね(笑)
常念小屋
▼まず何よりありがたかったのは電源!もちろん自分でモバイルバッテリーは持参してましたが、スマホと時計の両方をモバイルバッテリーでまかなうのは厳しく、これは本当にありがたかったです。スマホも時計も満充電で2日目を迎えられるのは、なんだかパワーアップした気分!!
▼常念小屋のバッヂももちろんGET。バッヂ集め超楽しい(笑)
▼晩飯はこんな感じ。なんだか落ち着きますね。ごはんもおかわり自由。
▼日が暮れたあとの北穂高連峰。かっけー。ちなみに夕焼けについては、さすがに寒くてあまり外に出る気にならず、あっさりと諦め(笑)
▼写真が時系列前後しますが、これが明朝登る「常念岳(じょうねんだけ)」。登る山がこれだけずっしり構えていると、こちらも心構えができるってもんです(笑)
ちなみに常念小屋では、6人の相部屋でした。もっと広いスペースに雑魚寝状態という可能性もありましたが、小屋に早めについたので優先的に6人部屋を案内してくれた模様。
ちなみに同じ部屋になった方で一人おしゃべりなお母さん(もとい、お姉さん…、いや、おばさん)がいて笑、これがまぁーよくしゃべる!笑。
こういう一期一会の出会いも旅の醍醐味ですな。
ということで、大満足のDAY1はこれにて終了!
距離15.1㎞、行動時間 約9時間(休憩含む)でした。
DAY2は、常念岳、蝶ヶ岳を超えたあと、徳沢に下り、ゴール地点の上高地バスターミナルまでの16.7㎞です。
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