【初めてのテント泊】ファストパッキングスタイルに選んだテントはこれ!「NEMO(ニーモ) ブレイズ2P」レビュー

2018年7月16日

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先日初めてのテント泊をしてきました。場所は奥秩父の笠取小屋。

元々は鳳凰三山の鳳凰小屋を予定していたのですが、ここ最近の荒天の影響で登山口までのバスが運休となっており(気づいたのは当日の朝バス停で!泣)、急遽行先を奥秩父に変更。

塩山駅に移動して、そこから西沢渓谷に向かい、徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳に登り、記念すべき「初めてのテント泊」の場所となった笠取小屋へ。

今回の山行の目的は、純粋に「テント泊を楽しむ」だけだったのに、まさか縦走登山になろうとは。しかも2年連続の奥秩父主脈縦走…。2日で50㎞踏破しましたよ…。

まぁいろいろあったわけですが、この辺りの”事の顛末”は別記事に譲るとします。

 

本記事では、僕ら山猿夫婦が選んだ「テント」について、まずご紹介したいと思います。

 

テント選び(ギア選び)の前提

 

まず前提として、山猿夫婦は「トレイルランニング」がアクティビティーのベースなので、登山も「ファストパッキングスタイル」です。

とはいえ、ファストパッキングはまだまだ”ひよっこ”なので、ファストパッキングの達人からしたら鼻で笑われるレベルだと思いますが、気持ちとしては身も心も「ファストパッカー」です。気持ちが大事、気持ちが。

ちなみに昨年のGWに敢行した、”残雪残る”奥秩父主脈縦走2泊3日の旅は、2人ともザックは「RUSH28」で行きました。(※この時は小屋泊です)。

普通のハイカーからしたらありえないかもしれませんが、なんとかなりました。28Lのザックであればパンパンに詰めても重量は7~8kg。これであれば「走れる」ので、初めての残雪にだいぶ難儀はしたものの笑、3日で50㎞を無事に踏破することができました。

つまり何が言いたいかというと、ファストパッキングにおけるギア選定では、最重要ポイントは当然ながら「軽量化」だということです。

 

ちなみに今回の、1泊2日のテント泊登山でのザックはこちら。

相方(左):PaaGo WORKS「RUSH28」
山猿(右):THE NORTH FACE「FP HYBRID 40」

 

 

 

 

 

 

本当は僕もRUSH28で行きたくて一度パッキングを試みたのですが、さすがにテント泊装備でのRUSH28は無理でした…まったく入らない…。ということで、消去法的に一応テント泊登山用に買っておいた40Lを選択。

でも見てのとおり、40LはRUSH28に比べるとけっこうなボリュームで、走るorファストハイクが行動の中心となるファストパッキングスタイルでは、正直なかなかキツイ!ということが今回わかりました。今後、「いかに軽量化していくか」が本格的にテーマとなりそうです。(そんな試行錯誤がまた楽しい。)

 

▼昨年の奥秩父主脈縦走の関連記事はこちら。

【旅の記録①】奥秩父主脈縦走ファストパッキング(Day1:5月3日 瑞牆山荘→大弛小屋)

【旅の記録②】奥秩父主脈縦走ファストパッキング(Day2:5月4日 大弛小屋→将監小屋)

【旅の記録③】奥秩父主脈縦走ファストパッキング(Day3:5月5日 将監小屋→三峰口駅)

【番外編】奥秩父主脈縦走ファストパッキング ギアレビュー「PaaGoWORKS rush28 & rush1」の使い心地

 

 

 

選んだのは「NEMO BLAZE 2P」

 

上記前提を踏まえ、初めてのテント泊で僕たちが選んだのは、超軽量ダブルウォールテント「NEMO BLAZE 2P(ニーモ  ブレイズ 2P)」

今回初めてのテント選びをする中で「軽量化」の観点から、「シングルウォール vs ダブルウォール」のどちらにするかという葛藤がありました。これから先、どんな季節に、どんな山域に行って、どんな使い方をするだろう、といろいろ想像を巡らせながら、あーでもないこーでもないと楽しい議論をしましたが、最終的には「ダブルウォール」をセレクト。

 

※シングルウォール:1層構造のテント。ダブルウォールに比べ、重量が軽く、設営が簡単だが、結露によりテント内が濡れるリスクがあるのと、前室がつくれない点がデメリット。

※ダブルウォール:2層構造のテント。インナーシートとフライシートの「2重の壁」があるので「ダブルウォール」。シングルウォールより重量は重くなるが、結露の心配がなく、前室が作れる。

 

まぁ正直なところをいうと、決め手は、シングルかダブルかというよりは、「見た目の格好良さ」と、そしてなんといっても「価格」というのが実情でして(笑)

さかいやスポーツで、定価¥61,000(税抜)のところが、¥36,600になっていました!なんと40%OFF!テントは安い買い物ではないので、この割引率には惹かれました(笑)(もしかしたらまだあるかもしれません。気になる方は神保町のさかいやスポーツへGO。)

ちなみに、NEMO BLAZE 2Pは、2015年に発売されたモデルで、モデルとしてはすでに古い部類。NEMOの山岳テントには、今回僕たちが購入した「ブレイズ」とは別に、「タニ」というシリーズがあるのですが、これがちょうど今年、2012年発売以来のリニューアルをしたんですね。

要は「型落ち」の烙印を押されたBLAZEくんが、40%OFFとなって僕たちの目の前に突如きらきら輝く”お宝”として現れたのです。見つけたときのテンションといったら!笑

BLAZEくんは、もはや陳列棚に並ぶことも許されず、床に置かれたボックス(というか買い物カゴ)にガサッと詰め込まれて置いてありました。まぁ当然ながら、迷わず飛びつきましたよね(笑)

後付けの理由かもしれませんが、見た目も色も格好よくてなんだかオシャレだし、それでいてめちゃくちゃ軽い(2人用テントのダブルウォールで910g!)。

文句なし!こいつに決めた!満場一致!

念願のテントGETです。

 

 

仕様

 

一応、公式の仕様も載せておきます。

  • 就寝人数 2人
  • 最小重量 910g
  • 本体素材 メッシュ
  • フライ素材 10D PeUナイロン
  • フロア素材 20D PeUナイロン
  • フロア面積 2.8m2
  • 前室面積 1.2m2
  • 形状:半自立式
  • サイズ:横幅127㎝×奥行216㎝×高さ104㎝

 

 

 

 

 

 

 

特筆すべきはやはり「910g」という軽さでしょう。1人用のBLAZE 1Pであれば、重量は「790g」です。

以下、いくつか他メーカーのテントの重量を参考までに記載します。(※いずれも2人用テント)

  • アライテント | エアライズ2 1550g
  • モンベル | ステラリッジテント 1610g
  • ファイントラック | カミナドーム 1430g
  • パイネ | G-LIGHT Xテント 1330g

BLAZE 2Pがいかに軽いかが一目瞭然ですね。

 

 

使用してみて感じたこと

 

まだ1回しか使っていませんが、使ってみて感じた感想を、正直な「実感」とともに、テント初心者なりにお伝えします。

 

居住スペースが想像以上に広い

設営して一言目は、「広っ!」(笑)

このテントは前室が2箇所作れるので、天気がよければ荷物やシューズはその前室に置けるのですが、この日はあいにくの天気。そのため荷物は全部テント内に入れましたが、それをしても十分快適なスペースが確保できました。

2人で寝そべっても全然余裕。ノンストレス。快適快適。

前室:インナーテントとフライシートの間につくるスペース。荷物置きスペースとすることが多い。

 

 

とても快適

1つ目の話に繋がりますが、とても快適です。抽象的すぎてすみません(笑)でも、これが初めてこのテントに入った人間の素直な感想です。

2人でテント内に入室して一言目 → 「やば、めっちゃ快適!」

そのあとテント内でまったりしながら → 「ほんと快適だわ」を事あるごとに10回ほど(笑)

 

初めてでも設営が”比較的”簡単

事前に設営の練習をまともにしていなかったので今回は30分ぐらい掛かりましたが笑、無事に設営できました。撤収は20分ぐらいかな。

”比較的”と書いたのは、BLAZEが「”半”自立式」のテントのためです。

BLAZEはテントの骨組みとなる「ポール」がユニークな形状になっていて、メインポールは通常のポールのイメージそのまま地面にまで到達する長さがあり、そこでペグダウンをしますが、メインポールと交差するサブポールはポール自体が短く(メインポールの半分ぐらい)、宙ぶらりんの状態になります。

 

▼公式HPの製品ページより拝借

 

 

 

 

 

 

これは軽量化のための構造ですが、故に、通常のテントに比べると設営時にテントが安定しません。通常テントは4箇所で支えるべきものですが、それを2箇所で支えるので当然ですね。故に「半自立式」です。

(ちなみにサブポールは「天井を広げる」役目を担っていて、この構造によって居住性がかなり高まっています。)

まぁ、テントの設営・撤収は慣れで短縮できるはず。慣れれば5~10分ぐらいでできるイメージは持ちました。

 

左右に独立してある入り口が超絶便利

これはけっこうBLAZEシリーズの大きな特徴かと思いますが、左右に一つずつ入口がついています。1人用テントであればもちろん入口は1つで十分ですが、2人用となると、入り口が一つの場合、入口から遠い人は相方を「よっこらせ」と乗り越えていく必要があります。これはお互いにいろいろとストレス(笑)この作りは2人用テントには大きなメリットを感じました。

ちなみに入口が2つある分、前室も2箇所作れるので、その意味でも優秀な設計ですな。

▼入口①

 

 

 

 

 

 

▼入口②

 

 

 

 

 

 

ちなみにそれぞれの入り口に前室が作れるのですが、ペグが足らずに今回の設営では、前室の設置は叶わず。

しっかり前室をつくると下記のような感じで、羽を広げてくれようです。(HPより拝借)

 

 

 

 

 

 

雨風にも強い

実は今回の「初めてのテント泊」、あいにくの天気でした。(登山指数「C」でしたから笑)

幸いにもテント設営のときは雨は止んでくれましたが、夜から明け方にかけてはしとしとと雨が降り続いていました(お蔭様で2日目のテントが重くなった…)。風も、比較的凌げる場所にテントを張ったものの、時折強く吹き付けるような状況。

BLAZEはインナーシートが完全メッシュ素材なので、フライシートがないと、ストレートに雨風に晒されます(笑)フライシートだけでどれだけ雨風を防げるのか少し心配していましたが、結論「まったく問題なし」でした。

 

▼こんな感じでテント下部を除きメッシュ素材でスケスケです。天気が良ければ、満天の星空をテント内から(メッシュ越しだけど)寝そべったまま見上げることが可能。

 

 

 

 

 

 

まず、雨による浸水はゼロ。風はさすがに隙間から多少入ってくるので、このテントを想定した防寒着の着用は必須ですが、3シーズン用のシュラフとインサレーション(中綿ジャケット)で十分快適に過ごせる環境でした。

 

▼雨風を防げる理由がコレ。インナーテントにはプライバシーパネルが装備されていて、プライバシーを確保しながら、下からの冷気や風雪、砂の侵入を防いでくれます。

 

 

 

 

 

 

グラウンドシートは必須!

グラウンドシートとは、テントの下に敷く「補助シート」のようなもの。BLAZEの素材はペラッペラのナイロン素材なので、グラウンドシートは必須です。

これがないと、たぶん容易に破けます。今回そのリスクを感じたのは、テントの中でザックを自分のほうに引き寄せたりする動きのとき。当然ながらザックは重いので、それをテント内で引きずると、たぶんボトムのナイロンは容易に破けます。

いずれにしても、グラウンドシートを敷いていたとしても気をつけなければいけない行動かと思いました。

 

 

デメリットはいまのところなし!

 

いいことばっかり書きやがって!ダメなポイントも知りたいんじゃ!

という方も多いかと思いますが、今のところ目ぼしいデメリットが見当たりません(笑)

居住性は「◎」。とっても快適。
携帯性も「◎」。1㎞切ってます。
デザイン性も「◎」。個人的好みもありますが、カッケーです(笑)

うーん、あとは何かあるかなー。

 

…は!

またいいことばかり書いている!(笑)

 

今後使っていく中でデメリットも含め何か感じるところがあれば、またシェアさせていただきますm(_ _)m

 

次のテント泊は今月末に八ヶ岳を予定!晴れてくれ!

 

▼「初めてのテント泊」。設営記念写真(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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