10月末、昨年9月の99T(九十九里トライアスロン)以来のトライアスロンに参戦してきました。
河津フラワートライアスロン。
今回は直前までやる気迷子につきトレーニングも全然してないし、競技中の写真も特にないしと、自分の中での”熱く燃えたぎるもの”が全然なかったのですが、記録に残しておけば、何かしらそのうち役には立つだろうということで、一応レポートをまとめておくことにしました。
どうぞお付き合いくださいませ〜。
【結果報告】2時間39分17秒(60位/190人)※エントリー245人
まずは結果報告をば。どどん。(←今回気持ちが乗っていなかったので「どどん!」ではなく「どどん。」)
【リザルト】2時間39分17秒(60位/190人)※エントリー245人
各種目の時間と順位はこんな感じ。
<スイム>:38分34秒(S順151位)
<バイク>:1時間21分11秒(B順66位)※T1/T2のタイム込み →手元の計測ではT1約6分、T2約4分
<ラン>:39分32秒(R順10位)
簡単にまとめると、
スイムが圧倒的に遅くて、バイクはぼちぼちで、ランはトップクラス
という感じw
まぁ順当というか予想通りというか、こんなもんかーという感じ。
とりあえずフィニッシュ後、お立ち台には立っておきましたw
【回顧録】プロローグ〜各種目振り返り
さすがに結果報告だけじゃ寂しいので(寂しいでしょ?w)、各種目の振り返りがてらここからは「回顧録」です。
プロローグ
今回は上記の通り完走はした。99Tよりタイムも良かった。
やったらやったで楽しかったのだけど、今回”も”思ったのは、たぶん僕ってとことん「競争」とかに興味がないというか、向いていないんだろうなーということw (今回に限ったことでは無いので、今回”も”です)
10月のストラバのログ、これなんだけど、さすがにやばくないですか??w
別にレースに向けてテーパリングしてたわけではなく、単純に運動してなかった。完全なる怠惰。
そもそもが「週一ランナー」ならこれでも上出来かもしれないけど、元々は月間300kmとかやってたし、今も一応運動は続けてる身なので、それでこれはさすがにあかんわ。(と思いました)
でも、マラソンもウルトラトレイルもトライアスロンも、突き詰めるとやっぱり”健康のため”でしかなくて、結果に対してあまり一喜一憂しないのも事実。(多少はあるよ、多少は。)
単純に体を動かして、体型がそれなりに維持できて、運動後においしいご飯とお酒が楽しめて、温泉と水風呂でくぅ〜っ!とやって、健康的に生活できれば、たぶんそれでよし。
なんか我ながら冷めてるなーとは思う。オレの成長意欲どこいったw
って、なんだこのプロローグはw
とりあえず、いくらやる気が迷子といえど忘れ物したら切ないので準備は念入りに。
前日
河津フラワートライアスロンは当日受付もあるが、前日に輪行スタイルで現地入り。
池袋から特急踊り子号で河津駅まで。輪行スタイルもお陰さまで慣れたもの。(が、踊り子号の最後列に自転車2台を置くスペースが取れず、通路を半分塞ぐ形で1台置くハメに。これは盲点。通路通る人の半分ぐらいが輪行バッグで隠されたロードバイクの突起物に足ぶつけてた、ごめんなさい。)
河津駅には16時頃に到着。駅から受付会場(河津桜観光協会横の広場)までは1kmないので組み立てたバイクであっという間。
受付もサクッと終了。
さすが河津なだけあって、受付時に受け取ったいろいろがピンク。しかも、僕はウェーブ2だったのでスイムキャップもド・ピンク。これが意外とけっこうテンション上がるw
会場内には多少の物販ブースもあるので、補給食(ライスピュレ)の現地調達は可能。(来年も出店があるのかの保証はなし)
ちなみに今回の僕の相棒はこちら。
12〜13年モノのFELT氏。まぁいつものやつだ。
本当は知人からもらったCannondale(キャノンデール)かKestrel(ケストレル)の実戦投入も考えていたけど、やる気迷子とともにその辺りの準備も特に進まずw、結局は従来のコイツと頑張ることに。
前泊の宿は、受付会場から3km程度のところにある下記。
受付終了後、一度チェックインだけしにホテルに行き、その後河津駅前にあるスーパーに夜ごはんを買いに行ったのだけど、この海岸線の1.5kmぐらいがけっこうな登り。
結局ここ2回登りました。前日にまさかのプチヒルクライム。いい刺激入ったわ。
当日〜スタートまで
当日スタートまでの大会スケジュールは下記の通り。
時間 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
6:00 | 駐車場オープン | 駐車場 |
6:00~7:00 | 選手受付 | 河津桜観光交流館 フィニッシュエリア |
6:30 | トランジション2 オープン | トランジションエリア2 河津桜観光交流館 |
7:00 | トランジション1 オープン | トランジションエリア1 河津浜 スイム会場 |
7:45 | トランジション2 クローズ | トランジションエリア2 河津桜観光交流館 |
8:30 | トランジション1 クローズ | トランジションエリア1 河津浜 会場 |
8:30 | アンクルバンド配布、入水チェック、試泳 | 河津浜スイム会場 |
8:50 | 試泳終了 | |
8:50 | 開会式 | 河津浜スイム会場 |
9:00 | スイムスタート ウェーブスタート(2分間隔予定) | 河津浜スイム会場 |
トランジション1はスイム→バイク、トランジション2はバイク→ラン、ということなのだけど、動線をよく考えてスイム会場に向かうべし。
たぶん正解は以下。
1. ウェットスーツとサンダルを着用&トランジ用の荷物をすべて持った状態で、受付会場でレースに関係のない荷物を預ける
2.トランジ2に「ランに必要なギア」をセットする(この時ランシューズをトランジにセットすることになるので、トランジ1に向かうまで用のサンダルがあった方が良い)
3.トランジ1へバイクで向かう(トランジ2から1まで1km以上あるのでまぁまぁ遠い。先にバイク預けてしまうと歩く羽目になるので注意。向かう途中に公衆トイレあり。)
4.トランジ1にバイクをセットする(履いてきたサンダルは、スイムアップ後にウェットスーツをしまうトランジ用の袋に突っ込んでおけばOK)
5.泳ぐ準備をしてスイム会場(海岸)へ向かう
ちなみになんでこんなことを事細かく振り返っているかというと、今回僕らがミスったからw
変に時間的余裕があったこともあって、なぜか手荷物預けの前に先にトランジ1にバイクを置きにいき、一度受付場所に戻ってきて手荷物を預けてから、再度トランジ1に向かうという、とても非効率な行動をかましたw
しかもサンダルなんて用意してなかったから、トランジ1までの移動は普通の一般の舗装路を裸足で1km歩くという…
動線ミスったけど、なんとか無事にトランジセット完了し、海岸へ。
コース
スイム・バイク・ランのそれぞれの特徴や所感の前に、コース図を載せておこう。
スイムもバイクもランも、すべて周回コース。スイムは500m×3周、バイクは6周、ランは2周。
いずれも周回のカウントは自己計測。主催者側での計測はなし。
スイムとランは間違える可能性はあまりないと思うのでまだしも、バイクは6周もするのでサイコンかGPS時計でしっかりと距離を測ることを忘れないこと。でないと、絶対に周回ミスる。(僕は初めてのトライアスロンでバイクの周回間違えて”記録なし”となった苦い思い出がある)
スイム(1.5km)
冒頭に書いたようにこのレースに向けて必死こいてトレーニングもしていないので、スタート前の緊張などは特になし。
とはいえ、海を泳ぐこと自体が久々すぎるし、そもそもこの半年”月1プール”という腑抜けた状態だったので「ほんとに泳ぎ切れるの?」という不安は若干あり。
まぁ最悪は全部平泳ぎでもいいかと開き直る。(クロール遅すぎて、別に平泳ぎでも対してタイム変わらないしw)
スタート直前ぐらいからちょっと海が荒れ出すが、まぁそれも底辺スイマーからしたら、もはや些細なこと。(大荒れだと命に関わるが、多少荒れるぐらいなら、凪となんら変わらない。つまりどっちのコンディションだろうが、たいして泳げないということ。)
ということで、いざスイムスタート。
一斉に海に走り出すウェーブの後方からちょびちょび入水。
泳ぎ出したら意外とスムーズ!・・・なんてことは一切なく、初っ端から普通に苦戦。
しかも、入水ポイントは川の水が合流するからなのか冷たい。そもそも案の定真っ直ぐ進まないので速攻で平泳ぎに変更。こんな序盤で真っ直ぐ泳いでいる他の選手の脇腹に突撃するわけにはいかない(申し訳ないので)。
ちょっと想定外だったのが、なんだか胸の圧迫感を感じて苦しさが襲ってきたこと。
ウェットスーツが小さかったのか1周回目の途中まで胸の圧迫感がやばくて「え、苦しいんですけど。そもそも息継ぎ下手くそでそんなに上手く呼吸できないのにこれ無理じゃね?まさかのスイムで終了説?」と若干パニックに陥りかける。
結局、どこかのタイミングからは胸の圧迫感はそれほど気にならなくなり、とりあえず少しずつでも前に進むために”もがく”。一応ブイとブイの間にはロープがずっと張られていたので、それをガイドとして進む努力をした。
しかし、もう一度言う。
僕のそれは”泳ぐ”ではなく”もがく”である。
もがいた結果がこれだ。
「蛇行の神」と呼んでいただいて構わない。
ここまで”安定して”ギザギザできると、もうこのコース取りが正解なのではないかとさえ思ってくる(・・・んなこたない)。
多少の海の荒れなんて些細なこと、と先ほど大口を叩いたが、撤回する。波に煽られてモー大変。
コースは反時計回りで往路は体の右側から波が打ち寄せてくるのだが、僕は基本右呼吸だ。
こんなこともあろうかと”月1プール練”では左呼吸も特訓しており、それなりに習得していた気でいたが、海に放り出された山猿なんて無力なもので、左呼吸を繰り出す余裕もなく、苦しいので得意な右呼吸をしてはタイミング悪く大波を被り、溺れる・・・ということを繰り返した。
実に、しょっぱい思い出だ(”しょっぱい”の意図は”しょぼい”ということもあるが、つまりそのタイミングで海水を飲んだ、という”リアルにしょっぱい”思い出ということでもある)。
終始、”泳いだ”という感覚はなく、ただただ”生還”するために必死だった。よくこんなんでトライアスロンなんてものに挑戦していると思う。我ながら阿呆だ。
<スイム>38分34秒(S順151位)
最終リザルトでは、1枚目(1〜60位)にギリ載ったのだけど、1枚目に載っている選手の中で、スイム151位はダントツビリw
バイク(40km)
気を取り直してバイクへ。
トランジは約6分でアウト。たぶん普通に遅いけど、別にいいのだ。
ウェット脱いでバイクウェア着て靴下履いてシューズ履いて。
あ、あと補給にサイコン(サイクルコンピュータ)のON。自分の腕時計もバイクスタートラインでしっかり切り替えねば。
なんとかやるべきことはすべて忘れずにこなしたから、意外とスイムのダメージは少ないのかもしれない。
スイムアップさえしてしまえば、あとはもう完走はできる(周回さえミスらなければ)。
いざ、バイク40kmスタート。
と、ちょっと安堵していたら、バイクに乗った直後の一口目のドリンク補給でグヘッ!とむせてサイコンと車体に口からドリンクをぶちまける。
バイク競技は途中からまさかの雨。小雨ですぐ止むレベルではなく普通の雨。あっという間に路面コンディションもスリッピーに。
コースはフラットと聞いていたが、ドフラットではなく、往路は登り復路は下り、というアップダウンをバッチリ感じるコース。
以下、高低図のストラバログ。
往路の折り返し直後が下り基調でしっかり踏むと余裕で時速40kmオーバーになるのだけど、緩いRではあるがS時にカーブしていた。
濡れた路面でこれはなかなか痺れたが、やる気迷子とはいってもレース中はそれなりにアドレナリンが出ていたので、雨にも関わらず、怖いもの知らずでけっこう突っ込んでいたと思う。
昨年の99Tでもそうだったが、TT勢(トラ用にカスタムされたバイク)に抜かれると「高い機材に頼ってんじゃねーぞ、おんどりゃぁーーー!!(本心→先輩、俺もTTバイク欲しいっす…)」と無駄に貧乏根性が出てきて張り合いまくった。
しまいには、引き離されそうになったときに「踏め踏め踏め!」と独り言で自分を鼓舞して食らいついたw これが意外と効果あったので次回以降も採用しようと思っている。レース中一人でうるさいかもしれないが、そこはひとつご容赦願いたい。
<バイク>:1時間21分11秒(B順66位)
※上記の公式記録はT1/T2のタイム込み。手元の計測ではバイクは1時間11分(T1約6分、T2約4分でした)
ラン(10km)
バイクでの周回を間違えることもなく、ランのトランジT2へ。
ここではバイク用からラン用にソックスを変更したのだが、これは絶対いらなかったw
バイクは途中からずっと雨だったので、ウェアはソックス含めてびしょびしょ。
濡れた足でのソックスの履きづらいことよ。しかも雨で濡れた状態でバイクで風を切っていた足冷たくてかじかんでるし。完全なるタイムロス。
ランコースは河津桜で有名な河津川沿いの往復コースを2周回。
高低図はこんな感じだったが、高低差は8mと体感的にはフラット。
バイクでけっこうな選手を抜いた感触はあったが、なんせスイムがだいぶ後方だったのはわかっていたので「ランで挽回」というのは僕の王道の作戦だ。というか、他の選択肢はなく、唯一の作戦w
「俺は一応サブ3ランナーなのだ!」と自分を奮い立たせてランスタート。
(サブ3達成の記録はこちらをどうぞ。)
最近トレーニングをしてないことは一旦忘れて、サブ3のときのリズムと感覚を思い起こしながら走った。
途中スイムの大波に弄ばれ飲んだ海水処理のため、一回コース上にあったトイレに駆け込んだが、10km走る脚は残っていたようで、平均4:07でまとめることができたのは上出来。
<ラン>:39分32秒(R順10位)
これにて3種目無事に終了。今回もなんとか完トラ!
公式のトータル記録は冒頭の通り、「2時間39分17秒(60位/190人)」でした。
【番外編】相方とのガチバトル
一つ番外編。
今回、このことは記録に残しておかねばならないだろう。
相方とのガチバトルについて。
ガチバトルとはいっても、お互いに「いざ勝負!」的なテンションはなかったが、口には出さずとも内心メラメラと「あんたには負けない!」という気持ちがあったのは事実w(特に相方)
昨年の99T以降トライアスロンに目覚めてしまった相方は、前回の99Tが僕と「5分差しかなかった」ことで完全に射程圏内であることを認識。今回は完全に「ロックオン」されている感じは言葉はなくともひしひしと受け取っていた。
相方は、元競泳選手というアドバンテージに加え、今年はバイクとランも着実にレベルを上げ、「総合力」がかなりアップしてしまっており、普段一緒にトレランやロングライドなどの運動をしていても、以前のように「相方辛そう、僕は余裕」のような構図はほぼなし。
「普通に僕も辛い」という感じでw、嬉しい反面、トライアスロンでの勝負となるとヒヤヒヤする複雑な気持ちになる。
…え?前段が長いって?で、結果はどうだったのかって??
はい、すみません。結果は下記の通りです。
えーと、負けました。
先ほど、僕は1枚目ギリギリと申しましたように「60位」。に対して、相方は僕の遥か上に君臨する「48位」。
負けた。。。ガチで負けた。。。家庭内ヒエラルキーの崩壊。。。
ちなみに相方は「女子総合2位」という、なんていうか、普通にすごい結果でwトロフィーゲット。これだと勝てなくても仕方ないんじゃね?ってちょっと諦めつくよね〜なんつて。
(総合2位の副賞として、スポンサーの伊豆今井浜東急ホテルのペア宿泊券もゲット。これにはあざます。伊豆一周ロングライドの途中の宿にする案が進行中w)
負けたのはちょっと(いや、だいぶ?)悔しいけど、あっぱれです。努力の成果。おめでとう。
レース後の振る舞いが豪華
ここは写真だけ載せておきます。レース後に腹を満たしてくれるものがなかなか豪華で大満足でした。
【総括】山猿のポテンシャルは計り知れない
最後に脈絡もなく、このスーパーポジティブな総括ってどんなだよって思いましたか?w
まぁ、半分冗談・半分本気です。
個人的には、最近の運動不足や直前までのやる気迷子にしては「上出来」だったと思います。出たら出たでまぁ楽しかったし、やっぱり体を思い切り動かすのっていいな〜と思いました。
んが!相方に3分負けたのは正直にやっぱり悔しい!
OD(オリンピックディスタンス)だと、スイムのビハインドを挽回できるだけの余裕がその後の2種目で無い、ということがわかりました。というか、トランジのタイム込みとはいえ(自分がトランジ相当モタモタしているのは自覚してる)、バイクの差も今回1分しかないじゃん!!
「アマチュアのトライアスロンの面白いところって、この『下剋上』があるところですよね!」ってことを身をもって証明しちゃいました。あーあ。
今回は負けましたが、まとめとして以下の理由により僕のポテンシャルはたぶんピカイチですということをお伝えして、今回のレポートを締めたいと思います。
- スイムが現状底辺すぎて今後の伸び代がやばい
- バイクがたぶんあと2段階ぐらいは化けれる(機材のレベルアップ&心臓/脚力のレベルアップ)
- トランジもモタモタ改善と慣れであと数分はたぶん縮められる
ま、言うは易し行うは難し、ですねw
ということで、あまりまとまりなく河津トラのレポこれにて終わり。(やる気なかったレースにしては結局長文w)
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