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【参戦レポート②】九十九里トライアスロン(99T)/ オリンピックディスタンス(2022年9月18日)

レポート第2弾、いよいよレースに突入です。

第1弾(レース前まで)はこちら。

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目次

回顧録(試泳〜レース〜フィニッシュ)

試泳

レーススタート15分ぐらい前に試泳に。トランジから海までレッドカーペットが敷かれた道を長い距離歩いていく。つまり、スイムアップ後はここを走ってトランジまでいくわけだ。な、長い…!

いよいよ海へ(海というか川)。水に浸かると一瞬ひんやりするなと思ったけれど、波もなく、たぶんこれは悪くないコンディションだろう。

試泳コースは50mの往復ぐらいだったが、折り返して戻ってくる時に軽く正面衝突w ゴッツンコはしてないけど、わわわ、となる。あ、ちなみに悪いのはもちろん僕です。蛇行しましたごめんなさい。ちっ、先が思いやられるぜ。

スイム(1.5km)

いよいよスタート5分前。僕も相方もスタートウェーブは同じ。つまり、「目の前の差」が「リアルの差」。なんかすごいバチバチ感。

MCが「今回トライアスロン初めての人!?」と全体に投げかけてきたので、勢いよく手を挙げる(え、2回目だろって?知らん知らん)。

スタート2分前。Garminでトライアスロンモード使うのが初めてなのでちゃんと計測できるのかいまさら不安になる。

スタート1分前。一応相方と健闘を讃え合うが、内心はバチバチ。ぜってー負けねー。相方はスイム得意なのでウェーブの先頭集団へと向かう。僕はその場にステイ。さようなら、ぜってー追いつく。

いざ、スタート。スイムバトル開始。叩かれたり掴まれたり揉みくちゃになるけど、冷静に冷静に。とにかく「いのちだいじに」。HP保存。

折り返し地点で時計をチラ見。細かくは見えてないけど「16」という数字を認識。おぉ…悪くないじゃんw ちょっと元気に。ていうか「時計を見る」余裕があったこと自体が8年前では考えられなかった大きな成長だ。

レポート①でも書いたけど、プール練は意識的に1500mを泳ぐようにしていたので、残りの距離と体力ゲージの関係は把握していた。力まずにゆっくりしたストロークでいけば体力的な問題はなし。僕の場合速く泳ごうとしたところでスピード大して上がらないし、逆にフォームに無駄が多いので体力だけ削られるのは明らか。このペースでOKOK。

なぜか記録は1kmだけど、ちゃんと1.5km泳いでるから!!(それにしても蛇行ひどくない!?笑笑)

T(トランジション)1

スイムアップからトランジションエリアまでは650m。レッドカーペットがひたすらトランジまで続いているのだが、一部カーペットの下が石になっている道があり、皆「痛い痛い」言いながら進む。

ようやくトランジについたものの、今度はバイクが見当たらない。わさわざ見つけやすいようにゼッケンをフロント部分にセットしたのにw 付近のバイクラックを3往復ぐらい行ったり来たりして、ようやく発見。初歩的なミス。痛いロス。ちなみにもちろん相方は見当たらない。さすがにとっくにバイクスタートしているだろう。

ウェットを力づくで脱ぎ、ジェルを一つその場で補給し、残りをウェアに突っ込み、靴下を履いて、いざバイクスタート。追いかけ開始。

バイク(40km)

バイクコースは行って帰っての往復コース。周回コースでないのがありがたい。間違えようがないからw しかも有料道路を走れるので走りやすいという噂。

初っ端から飛ばすほどの脚力はないので40km全体の配分を考えながらではあるが、そうは言っても追いかける立場。少なくとも時速30km以上はキープしよう。

ちなみにサイコン(サイクルコンピュータ)はついていないので、スピードチェックは左手首につけたGarmin。”確認”はわずかな挙動だが、一瞬視線を外すのととにかくスピードは出ているので気は抜けない。サイコン買お…。

あ、それと我が赤FELT。初心者ライダーにありがちな「リフレクター」はもちろんつけたままだ。僕は3つだが、相方に至っては4つもついている。加えて、僕のチャリは15年モノの”男ギア”で、相方も同様に10年ものの”重戦車”仕様(マジで車体重い)。

リフレクターが眩しいぜ
これが噂の「男ギア」

トライアスロン仕様のバイクで”TTポジション(空気抵抗を最大限少なくするためのフォーム/そもそもノーマルバイクとはハンドルが異なる)をキメテいる選手を傍目に、こちとらワガママボディなバイクを、山で鍛えた脚でガンガン踏む。作戦もクソもなし。

けっこう頑張って張り合ったけど、速い人はほんとに速くて全然ついていけない。TTバイク…欲sh……買えない。

あ、そうだ、相方との勝負の行方。

前半は追い風もあり平均34-35kmぐらいのスピードで走っていたが、なかなか追いつかない。影すら見えない。あと5kmも走れば折り返し地点。九十九里のバイクコースは同じ道を往復するのですれ違いでどのくらいの差があるかがおおよそわかる。さて何キロ地点ですれ違うか…

……いた!

折り返し3km手前(つまり17km地点ぐらい)でついに発見。向こうはおそらく気づいていない。一本道で視界はいいとはいえ、なにせ時速30km同士ですれ違うのだから一瞬だ。

つまりはおよそ6〜7km差。距離差とお互いの速度差からあと何分で追いつける、、なんていう計算は僕の脳みそでは即座には厳しいので、とにもかくにも追いかけるのみ。

折り返し後は一気に向かい風。レース全体としても後半に入り疲労もでてきた。速度も時速20km台に落ちるが、粘る。耐える。

そしてバイクフィニッシュ手前約1kmで相方の背中を捉えた。一気に抜き去るのもかわいそうなので(もとい、追いかけ続けて疲れていたので)、しばらくは後ろにつきつつ、ちょこっと並走して、少しだけ先にバイクフィニッシュ。

いや〜、バイクで追いつけてほんとよかった!ほっ!ランで負けることはない(はず)なので、勝負アリ!?

T(トランジション)2

バイクを置いてランの準備。ジェルの補給とシューズチェンジ。キャップを被ってサングラスをセット。

…ってモタモタしてたらトランジで相方にまた抜かれるw (ランではほぼ勝ち目ないのに)勝負を諦めないその姿勢、その心意気を、ここに讃える!(上から目線怒られそうw)

ラン(10km)

トランジを出てすぐに再度相方を捉える。よくぞここまで頑張った、あとは俺に任せとけ…的な気持ちになりながらw、相方をオーバーテイク。

ここからはもう自分との勝負。一応の目標ペースはサブ3ペース(キロ4:15)だったけど、半分手前で見事に撃沈w

ラスト2kmぐらいで、フィニッシュ会場が見えてきた!と思ったら横を一回通り過ぎて、奥からぐるっと回り込んでくるコース設計w

最後のこういうのほんと長く感じるんだよなー。ラスト1km地点にレッドブルエイドがあったので「翼を授かり」、ラストはキロ4で駆け抜けてフィニッシュ…!

フィニッシュ後

相方もそう時間を開けずに戻ってくるだろうとは思っていたが、こちらもフィニッシュ直後はあまり余裕なく、結局フィニッシュシーンは撮れず。(遠目に気づい時にはフィニッシュ手前10mぐらいだったw)

グロッキーになっていたわけではないけど、さすがに疲れた。

フィニッシュ後は、完走メダルや大会記念タオルに加えて、ザバスとレッドブル。レース直後のプロテインは嬉しい!

健康に良いものと健康に良くなさそうなものw
ハマグリBBQがあるのもこのレースの特徴⁈僕はあまり食べる気にならず、この写真は相方の。おいしかったみたいです。

【番外編】夫婦ガチバトルの結果は…

ちなみに夫婦ガチバトルの結果は…

山猿:2時間47分31秒
相方:2時間53分14秒

でした。

その差、たったの5分43秒…

あ、危なかった…

ちなみに相方はエイジ(35-39歳女子)2位!女子総合でも8位!普通に上位層じゃん!

そりゃ接戦になるわな。トレランでもトライアスロンでも僕の実力はだいたい女子の上位陣との競り合いっていう。トライアスロンになると相方は一気に上位層に食い込んでくるのね。スイム速いのはやっぱりめちゃくちゃアドバンテージだ。

ふぅー、アブネアブネ。

【総括】開けてしまった新たな世界

無事に8年振りのトライアスロンのレースを終えた。一言でいうと「楽しかった!」に尽きる。

…のだが、僕は元々競技性が強いものには実は関心が薄い。人と競うのは基本好まない。自分が自分のレベル感の中で体を動かせて満足できればそれでいいタイプ。(人よりちょっとだけ、体を動かすレベル=自分が満足できるレベルが高いだけだと思う)。

もちろん誰かと競って、勝ったらそれなりに嬉しいけど、負けてもそれはそれでよし、という感じなので、とかくアスリートには向いていないw (高校や大学の引退試合で、最後負けても涙が出てこなかったのは僕の中では有名な話w つくづく勝負事に関心がないんだと思う)

なので、今回の「楽しかった」という気持ちも、相方に勝ったから、とか、思ったよりも上位に入れた、とかそういうところからくるものではなく、いままで主に「走ること」だけだった”遊び”に、「泳ぐこと」と「漕ぐこと」が加わったことが、単純に楽しかったんだと思う。

僕を満たしてくれる本質は「新しいことを始める」ということ。言い換えると「好奇心を満たしてくれる」ということ。今回のトライアスロン挑戦はそれを満たしてくれる要素がたくさんあったから、めちゃくちゃ充実感もあったし、この2ヶ月間はとてもとても楽しかった。

ありがとうありがとう。

で、今後の僕のトライアスロンの方向性だけど、まぁきっと距離がどんどん長くなるであろうことは目に見えてるw トレランがそうだったように、距離が長くなってくると、また「見えるもの」が違ってくるんだよな。

アイアンマンやってる人の投稿なんかをたまにみると、「旅」なんて形容してるのをよく見掛けるけれど、僕がロングトレイルにハマったのもまさにこの「旅感」。別の言葉でいうと「非日常」かな。

この共通項があるというならば、これはやるしかないでしょう。(となんとなく思っている)

あとは、何か新しいことを始めたり、挑戦したりするときに、事あるごとに思い出すのは、ヒデ(中田英寿)の

「楽に過ごした一日を、あなたは明日覚えているか?」

という言葉。なんか新しいこと始めたり挑戦したりするのは、好奇心を満たしてくれる反面、始めるまでは腰が重かったりもするわけだが、それでダラダラしそうになったときは、この言葉をいつも思い出している。というか勝手に思い出される。それぐらい強烈な印象を僕に残してくれた言葉だ。

この言葉に出会ったストーリーやらは、これに書いてあるから是非読んでほしい。

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つまりだ。

まとめると、今回、当初強いモチベーションはなかったものの、「トライアスロン」という新しい扉を開いてみて、本当によかった。新たな扉を開くと、新たな世界が見えてくる。当たり前のことだけど、これってほんと大事。人が人らしくエネルギッシュに生きていく上での必須事項だと思う。

とりあえず来年はミドル(スイム2km/バイク80km/ラン21km)、その先は……まぁいずれはアイアンマン…ですかねw

以上、レポート終わり!

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