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【レースレポ】トレラン始めた頃の”初心”を思い出した | いいづなトレイルランニングレース20km(2024年4月13日)

【レースレポ】トレラン始めた頃の初心を思い出した-いいづなトレイルランニングレース20km(2024年4月13日)

先日久々にショートレースに出てきました。(僕の「ショート」の定義は10〜30kmぐらい)

で、20km前後のショートレースっていつ振りだろうと思って調べてみたら、2020年2月の「おんじゅくイセエビCUP」以来。

この時はイベントのアテンドも兼ねてだったので一部仕事みたいな面もありましたが、僕も普通にレースを走ったのと、この大会は僕が20代後半に初めてトレランレースに参加した思い出の大会だったこともあって、ちゃんとレポート書いてました。

それがこちら↓

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改めてこれを読むと、レジェンド鏑木さんと並走できたというレア体験もあり、「感じたこと」があったみたいです。(1本目はタイトル通りの内容、2本目もレース後のアフターパーティーのくだりで色々書いてます)

これが今から4年前の2020年。そこから4年。

この間、100kmウルトラやったり100マイルやったり、案の定の(?)エンデュランス系に突っ走ってきましたが、今回ショートレースに久々に出て「自分がトレイルランニングに出会った頃のこと」を思い出したんですよね。

今回はそんな話なので、たぶん”エモい”ですw

目次

【結果】2時間10分08秒

とりあえずサクッと結果をば。

どどん!

記録:2時間10分08秒
総合順位:22位/167人(上位13%)
年代別順:12位/52人(上位23%)

順位とかは正直どうでもいいのですが、”現在地確認”として、毎レース上位何%にいるかという相対的な位置は、自分の運動能力のバロメーターとして、一応毎回見ています。(パフォーマンス良ければ上位15%、運動サボっててパフォーマンス悪い時は上位3割以下)

以下、レース当日のインスタ投稿。

こちらにも書いている通り、今回のポストの主題はこちらです(トレランの原点/初心やら)。

【回想】トレランを始めた頃の”初心”ってなんだっけ

さて、本題です。(レースについては、記事最後の「思い出写真ギャラリー」で簡単に触れます。)

タイトルの通り、今回のショートレース参戦は「初心」を思い出す良い機会になりました。

「小倉健児とはこういう人間」というアイデンティティ

「初心って大事だよね」というのは誰しも頷づいてもらえるところかと思います。

何か新しいことを始めたとき(もしくは発見したとき)のワクワクキラキラした気持ちは気分を明るくしてくれるし、それ以降も新しいチャレンジによって得られる刺激は人生を豊かにもしてくれます。

僕は20代後半にトレランに出会って、山に出会って、本当に人生変わったなーと思います。

小倉健児とはこういう人間です、という大きなアイデンティティを一つ持つに至れた。元々、自己肯定感を持つのは割と得意な方ですが、そこにさらに「確固たるもの」がアドオンされたというか。

自分が心の底から「これ好きだな」「これの好きさ度合いなら他の人に負けないな」と感じれるものに出会えた感じ。(実際は、山やトレランの世界には僕なんかよりクレイジーで活発で元気で体力モンスターで鋼のメンタル持っててキラキラ輝いてる輩がたくさんいましたがw)

この「山猿日誌」というブログタイトルも割と適当につけたけど、今となってはナイスなネーミングだと思うw

お陰さまでいつしか「山猿さん」と呼ばれるようになりましたw レースに出て「山猿さんですよね?ブログ読んでます。」と初めて言われたときの驚きと感動と小っ恥ずかしさといったらw

とにかく、20代後半にトレランに出会わずに、山とは無縁な生活をしていたら、あり得なかったことがいろいろと起きました。すべては一番最初に出たショートレース(おんじゅくイセエビCUP)が始まりだったなーと思うと、感慨深いわけです。

いまだにこのレースに誘ってくれた友人には感謝してます(その友人はその後早々にトレランはたぶん引退してるw)。

こんな素晴らしき世界(山)があったんだ、という気付き

「初心」というと本来の意味的には「決心」みたいなニュアンスが入ってきてしまうのですが、今回僕が感じた気持ちはそっちではなくて、もっと純粋無垢な「ウブな気持ち」のほうです。すれていない心というかw

トレランを始めた当時、「なんでこんな楽しい世界を今まで知らずに生きてきたんだろう?」と思いました。いやこれまじで。

僕が知っていた自然とはスケールが違いました。それこそ「大自然」というとしっくりくるな。

大自然の”エネルギー”も”癒し”もとにかく半端なくて、良くも悪くも、一人の人間(一匹の山猿)なんてもんは、大自然を前にしたら本当にちっぽけな存在なんだなと思った。

これは人生において、とても有意義な気付きで、至極些細なことに悩まなくなりましたw

初めて山に入ったときのドキドキ感は今でも覚えています。(場所はもちろん”お山初心者の聖地高尾”)

今では百名山も76座(2024年5月現在)登っているし、高尾よりもめちゃくちゃいい山や森をたくさん経験してきたので「高尾なんて人が多すぎて山じゃねぇ」ぐらいの感じですがw(もちろん高尾もいい山です、裏高尾とか奥高尾とかいいよね)、当時、山の”や”の字も知らないビギナー山猿が、高尾に足を踏み入れたときに感じた、

“ひんやりとした透明な空気感”と、
“めちゃくちゃうんまい空気”と、
“鳥の声と風の音しか聞こえない静寂”と、
“ナチュラルそのものな山の匂い”は、

働くとは?仕事とは?生きるとは?と、毎日の上司との飲み会に疲れ、体重も増えてげんなりモヤモヤしていた20代後半の僕にとって、とてもとても大きな感激を与えてくれました。

五感にドカンときた。

元々自然やアウトドアは好きでしたが、「こんな世界があったのか!」という驚き。そして一気にその魅力に取り憑かれたのは皆さまご存知の通り(知らないかw)

山を駆け回るのが本当に楽しくて

そこからは元々の運動好きも高じて、遊びといったら山・山・山。

1〜2ヶ月に1本はレースにエントリーして、たくさんショートレースに出ました。トレランは本当に飽きがこなくて、このあたりから4〜5年ぐらいパッタリとロードレースに出なくなりましたw

(その辺りをまとめた懐かしい記事がありましたw ブログ開設当初の記事でサムネが借り物w)

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レースはレースで、ロードレースとは異なる緩〜い雰囲気で「1分1秒を削り出せ!」みたいなのもないし、レース中でもいい景色やビビットきた山の風景に出会うと立ち止まっては写真撮影w(お陰で写真の腕前上がったと思うw)

ときに目を閉じて耳を澄まして風を感じて両手を広げて深呼吸。(レース中にはやってません。迷惑w)

レース自体は緩い雰囲気とはいえ、フィールドは山なのでもちろん辛いです。ゼーハーゼーハー。トレラン初めてから数年は、フォームも悪くて腸脛靭帯もよく痛めたなー(なつかしい)

腸脛靭帯の痛みに対する試行錯誤も記事にしてた。ご参考まで。

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毎レース後「こんな辛いことはもうやらん!」と思うのだけど、レースを終えるとあら不思議、次は何に出ようか、とリサーチし始める。これはトレラン始めたほとんどの人が同じ道を辿りますw 麻薬。

でもそれくらい山にはやっぱり魅力がある。

特に、僕のように闘争心や競技志向がイマイチな人種wにとっては、山は相性がいい。

山はドーンと構えているだけなので、勝手に自分と内省し始めるし、レースも緊張感や緊迫感は皆無(職業トレイルランナーのようなトップアスリートは別です)。

とにかく山を駆け回るのは本当に楽しかった。

【結論】思い出した気持ち=「無邪気」

まったくもってレースレポではなくなっているので、そろそろ”エモパート”は閉じたいと思いますw

「僕とトレラン」みたいな話をダラダラと書いてきましたがw、結論、僕がトレランを始めた頃の”初心(初めに感じた気持ち)ってなんだったっけ”の答えとしては、これだったなと。

とにかく「無邪気」だった!

こんな身も蓋もない小学生みたいな結論で申し訳ありませんがw、今回ショートレースに参加して思い出した気持ちは、巡り巡ってこれです。

今も無邪気じゃないわけではないけど、当時に比べると、良くも悪くも”玄人”になってきてしまっている気がします。

当時は、レースに出ては毎回強烈な筋肉痛で体ボロボロになりながらも、一つとして同じトレイルがない新鮮さにワクワクしながら、

時に、眺望のないトレイルを抜けてブワッ!と開けた山頂から見下ろす絶景に舌を打ち、

時に、森に射し込む木漏れ日に癒され、

時に、雨に濡れた森の生き生きした姿に「雨も悪くないな」と物事の二面性を学び、

時に、キノコを見つけては「これ食べれるんじゃね?」と好奇心丸出しで覗き込み、

時に、長い登りで他の参加者と「つらいっすねー」と労い合いながら(どいつもこいつもMかよ(オメーもな))とほくそ笑み、

時に、目の前のテクニカルなくだりを足を捌(さば)きながら駆け落ちていくアドベンチャー感に魅了され、

時に、こけてぶっ飛びw

そのすべてが楽しすぎました。

そして、泥だらけになった後の温泉で日焼けと傷口が染みる湯に浸かりながら「今がたぶん人生最高の瞬間だ。」と悦に浸る。

どうよ、無邪気でしょw

「久々のショートレース参戦」を通して、こんなことがいろいろと思い出されて、レース中感慨深くなって泣きそうになりました。(ウソ、泣きそうにはなってない)

あ、で、言いたかったのは、無邪気な気持ちをいつまでも忘れずに持ちたいな(持てると人生きっと豊かだよね)、ということでした。

はい、エモパート終わり。

【思い出写真ギャラリー】

改めて書きますが、「初心に帰る」ことはとても有意義だと思います。

でもそれって、きっかけがないとなかなか難しい。なので、今回「初心に帰る」機会を与えてくれた「いいづなトレイルランニングレース」には感謝しております。自分で勝手にエントリーしたんだけど、ありがとう笑

思い出の写真たちです。

くだりでオーバーテイク!
ソロ参戦だったので終始ほぼ誰とも会話せずだったけどw、満足!

トレランやっぱり楽しい!そして全部引っくるめて、やっぱり山は最高だ!

今週末は阿蘇ボルケーノトレイルで熊本遠征なり。昨年11月以来のウルトラトレイル。距離112km。全然山脚できてないので苦戦しそうですが、無邪気に楽しんできますw

以上、レポ終わり。

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