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【レースレポ】これぞ阿蘇!絶景草原ウルトラトレイル112km | 阿蘇ボルケーノトレイル(2024年5月11-12日)

今年一本目のウルトラトレイルは「阿蘇ボルケーノトレイル」。九州トレイルレース初参戦!

はじめに言っときます。

超最高でした。

昨年のプライベート山旅以来の九州遠征でしたが、行った甲斐があった!これぞ阿蘇!

僕のレースレポはまぁ読まなくてもいいとしても、「阿蘇の絶景」を記事後半でお見せするので是非そこだけは見てほしい。オフィシャルのカッコいい写真もたくさん拝借して載せてます。

これ見たら、きっとトレランやってる人なら出たくなるはず。

では、レポ開始。

目次

【プロローグ】みなさま、阿蘇へようこそ(by牛)

プロローグというかなんというか、オフィシャル写真の中にとても気に入った写真があったので、とりあえず一枚拝借しまして、こちらから阿蘇ボルケーノトレイルのレポをスタートしたいと思います。

「あ、どうも、牛です。阿蘇へようこそ。」

今回のレースは、もうね(モーね)、これがすべてを物語っていますね。

すべては言いすぎですが、この写真に写っているもの。

牛、街を見下ろす高台、草原、外輪山(奥に見えるやつね)。

うん、やっぱりそれなりに多くのものを物語っている気がする。

こんなところを走ったんですよ、ほんとに。ほら、もう(モー)走りたくなってきたでしょ?

モー。🐮

なんだこのプロローグw

【結果報告】19時間24分17秒

ということで、まずは結果から。

どどん!

ちなみに完走賞はこれとは別に、阿蘇の野草紙で作った賞状が「完走記念品」として別途送られてくるらしい!楽しみ!

記録  :19時間24分17秒(制限28時間)
全体総合:77位/435人(上位17.7%)

※男子総合:70位(僕より早い女子7名)
※男子年代別(30代):26位

ちなみに、後半の回顧録で書きますが、今回は相方と同着でした。つまり、仲良くフィニッシュしましたw

その相方さんは女子総合7位入賞。盾とか賞品とかいろいろゲット。うらやましいぜ…

うらやましいっていうか、もはやロングトレイルは入賞常連になりつつあって「恐ろしい」が正解かもしれない。いよいよ山猿家のヒエラルキーは崩壊間近です。

山猿氏の公式リザルトはこちら↓

公式リザルト。「39歳以下」のカテゴリー所属はあと2ヶ月で終了します悲 →7月で40歳

山猿氏の時計ログ↓

昨年から、縁あってAmazfitという新興メーカーのものを使っていますが、測定距離が公表値とほぼ一致(カッコの数字が公表値)。やるじゃん。


全体リザルト(完走状況)はこちら↓

エントリー:472名(昨年+61名)
出走数  :435名(出走率92.1%)
完走数  :390名
完走率  :89.7%(昨年34.6%)

昨年は悪天の影響で完走率3割と超難関ウルトラトレイル誕生か!?という感じでしたが、今年は(2日目こそ雨天になりましたが)コンディションもよく、完走率9割!

本当は、誰もが楽しめる楽しいウルトラトレイルでしたかw

【コース】阿蘇山ぐるっと/外輪山に6回登り降り

コースはこんなんでした。

阿蘇の外輪山をぐるっと!これぞウルトラトレイル!って感じがします。

コースマップ

改めてこれを見ると阿蘇って特異なエリアだなーと感じる。火山特有といえばそうなんですが、中央に阿蘇山がドンとあって、周りをぐるっと外輪山が囲み、阿蘇山と外輪山の間に街ができて、そこに人が住んでいる。

走っている最中ももちろん外輪山から街を見下ろせました。そしてその向こうには反対側の外輪山が城壁のように見えました。なんだか自然と人間がともに生きている感じがして、すごいなーと感動。


次に高低図↓ 外輪山に登って降りてを6回繰り返すという比較的わかりやすいコース。

高低図

僕は途中から一つ一つの塊を「ボルケーノ」と呼んでましたw  第1ボルケーノ、第2ボルケーノ、第3ボルケーノ… といった具合に。

もはや「ボルケーノ」は、この大会においては何にでも使える魔法の言葉。ゲストランナーの挨拶冒頭はもちろんボルケーノ、いってらっしゃいもボルケーノ、頑張ってもボルケーノ、お帰りなさいもボルケーノ、という感じ。

そのうち、

Aさん「ボルケーノ?」
Bさん「Yeah、ボルケーノ!」

みたいな「ボルケーノ」だけで会話成り立つんじゃないかと思う。

はい、すんません、次いきます。


こちらはAmazfitのログデータ↓

ペースが速い方が赤オレンジ系、遅い方が黄色黄緑系ですが、終盤はペースが落ちてます。これは単純な疲労に加えて”コース”の影響も大きい。第5ボルケーノと第6ボルケーノは上が草原ではなく、普通に”山”という感じ。細かいアップダウンも多く、草原のようにずっとは走れず、メンタル的にも堪える区間でした。

消費カロリー10,000kcal超え!レース後は1.5kgぐらいは落ちてたかな。

ログが公表値とピッタリ同じ「112km」で気持ちよし。ウルトラトレイルは4〜5kmずれることもザラなので(もちろん公表より長くなる方向でずれる)、ピッタリなのはメンタルストレスがなくて良い良い。

ちなみに歩数は「15万歩」でしたw

普段ちょっと外出した日を8,000歩とすると、18.75日分! いやー、どさっとまとめて運動!実に健康にいいですね!(え?良くない?)

【補給・装備】手持ちは2,700kcal(計算方法説明付き)

今回の補給&装備。

ジェルはこちら。ざっくり2,700〜2,800kcalぐらい。あと念の為、塩(右上)。

実はこれ以外に固形物(饅頭とかブラックサンダーとか)も持っていたし、エイドも充実してそうだし、正直こんなに要らないかなーと思いつつも、まぁ何があるかわからないので。(で、結局、1,000kcal分ぐらいはジェル余りました)

装備はこちら。

シューズはサロモン映ってますが、実際履いたのはNorthのVectiveです。

今回A4にドロップ(荷物預け)できたのでサロモンもそこに一応忍ばせておきましたが、結局最後までVevtiveでいきました。このVective↓はもう型落ちで売ってないのですが、ほんとに相性が良くて、ゴールドウィンのファミセとかで在庫処分品を見つけては購入し、なんとかここまで繋いで、現在4足目。(ちなみに左はレース後、右はシューズ専用コインランドリー後)

※参考記事)【もしかしてまだ手洗いしてるの?】トレランシューズの洗濯は「コインランドリー」一択!

それと、今回ヘッドライトも現地で調達。もちろんちゃんと準備はしていきましたが、今使っているレッドレンザーがすでに10年戦士なので(むしろよくそんなにもってる)元々買い替えようと思っていたところ、milestoneさんが出店していたので、どうせ買うし、ということでこちら(Endurance Model:MS-i1)を購入。

milestoneのハイスペックモデルは使ったことなかったけど、ウルトラトレイルランナー御用達なので信頼性は問題なし。

今回ほぼオールナイト(18時半頃から翌朝4時半)で光量マックス(1,000ルーメン)で使いましたが、バッテリー切れなし。軽いし明るいしコンパクトだし、リチウムイオンバッテリーにType-C挿せてモバイルバッテリーにもなっちゃうし(写真左の電池の左端に穴見えるでしょ?これType-Cの接続端子です。画期的!)、完璧。

ザックはPaaGoWORKS「RUSH UT」。いつもの相棒。デザインいいし、使いやすいし、文句なし。毎度ありがとう。

【Tips】必要補給量の計算方法

知らない人には有益だと思うのでウルトラトレイルのレポで毎回載せてますが、補給量の計算はざっくり以下の考え方で算出してます。(もっと厳密な消費カロリーの計算には「METs(Metabolic/代謝の、Equivalents/量)」という公式がありますが、ざっくりなら以下で全然OK)

①レース全体の予想消費量を計算する
・1時間あたりのエネルギー消費量(僕の場合350kcal)×完走予想時間(今回の場合21時間)=7,350kcal

②スタート時あらかじめ体内に溜め込んでおけるエネルギー量を差し引く
・カーボローディングによる体内事前貯蔵量=1,500kcal → 7,350kcal-1,500kcal=「5,850kcal」

③レース中にエイドで補給するエネルギー量を差し引く
・1エイドで平均300kcal補給する(イメージとしては「しっかりと補給する」レベル)として、エイド6箇所なので → 300kcal×6=1,800kcal
・5,850kcal-1,800kcal=「4,050kcal」

④必要エネルギー量の70%程度を手持ちする
・4,050kcal×70%=「2,835kcal」

※ロングレースは有酸素運動なので体内の脂肪もエネルギー源となります。糖質代謝から脂質代謝になってくると、このパーセンテージが60%や50%に下がってきて、あまり補給をしなくても(脂肪を燃焼して)動き続けられるようになります。

これで算出した「2,835kcal」が手持ちでの必要エネルギーとなります。なので、ジェルの写真のところで書いたように今回のジェルの手持ちは「2,700〜2,800kcal」ぐらい。

ちなみに、アミノ酸系の補給はメダリストの粉末をドリンクに溶かして。スタート時の2本に加えて8本ぐらいは持っていったかな。暑くなる予報もあったので(実際初日午前から14時ぐらいまでは晴れて暑かった)、単純な水分補給だけではなくアミノ酸補給も必須事項。ウルトラトレイルはこういう積み重ねが、完走の成否を分けます。

以下、ちょい古い記事ですが、補給やら何やらの基礎知識としてこちらもご参考まで。

参考①)【超参考になったので共有】ロングレーサー必見!ベスパ齊藤氏セミナー「ロングレースの食学」
参考②)【準備編②知識】気温上昇の予報にビビッて「運動と塩分」について調べてみた(トレニックワールド100㎞に向けて)

【回顧録】ガチバトル→差がつかない→休戦協定

ここからはレース回顧録。

スタート〜A1:阿蘇ミルクファクトリ―(21km地点)

Screenshot

スタートは朝9時。

ウルトラ系は朝5時とか夜中0時とか日常の生活リズムを度外視した時間でスタートするものが多いのだが、阿蘇ボルケーノはなんとも体に優しいスケジュール。おかげさまで前日もよく寝れたので、今回は眠気との戦いもそんなにない気がする。

スタート30分前に開会式が始まり、MCも市長も主催者もゲストランナーも皆が皆「ボルケーノォォ!!」と叫びまくる。テンションは上がるが、あのポジションには入りたくない(シャイボーイ。ていうか入れないから安心しろ。)。

スタート時の天気は雲ひとつない快晴。どうやら日中は暑くなるらしいが、昨年は終始雨で泥んこ祭りだわ草原の吹き抜ける風で寒いわで完走率30%とサバイバルレースと化したこのレース。それに比べれば暑いとはいっても真夏に比べれば屁みたいなもんだろうし、全然まし。

いざスタート。相方とは今回も別々で。

別に争う気はないのだが、ランで抜いてエイドで抜かれて、と繰り返すのが最近の常なので結果的に争っているような気持ちになる。いやー昔はこんなことはなく余裕綽々だったのに強く(速く)なったもんだ。

A1までは21km。阿蘇ミルクファクトリーを出て、林道を走り、登り口に取り付き、外輪山の上に出るのだが、初っ端から「これぞ阿蘇!」の大絶景が待っていた。

第1エイドはスタート地点と同じミルクファクトリー。11:50 IN。

ここではソフトクリームにチーズにのむヨーグルトまで(のむヨーグルトも冷えててキンキン)!豪華!全部ありがたく胃袋に入れた。名物”だご汁”も食べたかったが、ソフトクリームとチーズとのむヨーグルトでまぁまぁ腹が膨れたので、これはパス。ちなみに相方には余裕でエイドで追いつかれる。

A1〜A2:国造神社(36km地点)

第2ボルケーノの登りはなかなかの急登。ここに差し掛かった時刻も13時前で気温も上がってきて暑いし、A4中盤までで個人的には一番キツかった。

しかも、昨日ちゃんと寝れたはずなのに軽い眠気?軽い頭痛?がきて、いやいやまだまだ序盤序盤、と浮かんでくる悪いイメージをすぐに振り払う。あ、もしかしたらエネルギー不足かも、と補給をすると徐々に復調(スタート時はエネルギー満タンで出発するのでスタート後しばらくの補給は疎かになりがち)。うむ、やはり単純にエネルギー不足だったか。

A2エイド 14:25 IN。

A2ではスイカ。おいしくて5個ぐらい食べた。いちごが入っているカップは「いちご&ナタデココinサイダー」。フルーツポンチ系は補給に良い。第1エイドに負けず劣らず、テンションの上がるエイドに感謝感謝。ここでも相方に追いつかれる。草原のところとかけっこうちゃんと走ってるんだけど、全然差がつかない。ちっ。

A2〜A3:坂梨公民館(51km地点)

Screenshot

第3ボルケーノは高低図の通り獲得標高も少なく、一番楽チンに感じたボルケーノ。

あっという間に草原に出て、草原に出たあとも高低差がなく、気持ちよーく走れるフラットな草原ゾーン。この辺りからは天候も快晴から曇りに変わり、青空バックの超絶景は見れなくなってしまったが、フィジカルにとっては逆に最高のコンディションに。

草原を吹き抜ける風も冷たく気持ちよくて、自然と体も動き始める。途中では牛さん。のどか。

A3エイド 16:35 IN。

A3エイドでもしっかりと相方に追いつかれる。そして、エイドアウトで抜かれるw その後すぐにまた追いつくのだが、大きな差がつかない事実に、ウルトラトレイルにおいては総合的な走力はほんとにもう変わらないんだな・・・(テンテンテン)となる。

A3〜A4:旧上色見小学校(68km地点)

Screenshot

第4ボルケーノは外輪山の稜線に出るまでがすべてロードだった。さすがに多少はトレイルがあるだろうと思っていたが、ほんとに最後までロードで拍子抜け。でも、ロードは足もとに意識を向けなくていいし、動きも一定なので、精神的ストレスがなくて楽は楽。脳みそを休ませてもらう。

A4エイド 19:20 IN。

A4は室内エイド。安心感が違う。出迎えは太鼓でドンドン。ありがたい。そしてここはドロップエイドなので預けていた荷物を受け取り、補給食などを入れ替える。シューズやウェアの替えも準備していたが、そちらは特に変える必要性を感じずそのまま。

ここではカレーが振る舞われた。うまいに決まっているが、うむ、うまい。カレーと並んでいたそぼろのやつも美味しそうだったが、カレーとそぼろ並んでたら…カレーいくよな〜。

エイドに入り10分ほどで相方もエイドイン。ここでも案の定追いつかれたか。

と、ここで相方から「もう一緒に行かない?」と、予想外の休戦提案が。

どうやらバチバチ争うのに疲れたらしい。今回眠気はなんとかなりそうな感じもあったので、このままいけば最後は勝てるという勝算は正直あったが、まぁ勝ったところで何が満たされるわけでもないので、あっさりと休戦を受け入れ休戦協定締結。

(勝算はあったが、内心もし負けたらやばいな、とも思っていたので、仕方ねーな一緒に行くか、という素振りをしつつちょっとほっとしていたのはここだけの秘密ですw)

ということでここからは、一緒に仲良く闇夜の阿蘇山ナイトラン&ウォーク開始。

A4〜A5:高森峠(80km地点)

Screenshot

A4以降はこれまでの大パノラマ草原トレイルとは様子が少し異なってくる。外輪山に出てからも草原トレイルではなく、ギザギザと細かいアップダウンのある山道が続く。

時間も20時を過ぎ、スタートから11時間以上が経過。強烈な眠気はないが疲労感はある。でもすでに半分以上は余裕で終わっていると思うとだいぶ気持ちは楽だ。これが100マイルレースだったらまだ半分もきていないことになる。ゾワッとするw やっぱり100マイルはやばいわ。

ちなみに「疲労感はある」と書いたが、体自体はどこにも痛みもなく至って快調。問題はしょっちゅうトイレに行きたくなることぐらい。相方と引っ張ったり引っ張られたりしながら、テンポ良く進軍。

※参考記事)【リサーチ】山でもランでもトイレが異常に近い!「頻尿」と「水分補給」について調べてみた。

A5エイド 21:45 IN。

ここも10分程度のショートステイですぐにエイドアウト。エイドでは基本バナナと梅干し。バナナはもぐもぐしてるのが面倒なので、コーラと一緒に流し込むスタイル(ウルトラトレイル後半での固形物の摂取はだいたいこのパターン。水分で流し込んでるw)

あ、あと上の写真でくわえている薄皮チョコパンね。クリームたっぷりでおいしい。この辺りのメニューで毎回エネルギー補給。

A5〜A6:熊本ゼミナール童夢館(93km地点)

この区間は暗くてあまり覚えていないが、唯一くだりがメインの区間。くだりはガレてて走りやすくはなかった気がするが、気持ち的にはやはり楽。が、見ての通りその後にラスボスが控えているので、むしろそんなにくだらないでくれ、と思いながら、仕方なくくだる。

最終A6エイド 夜中0:30 IN。写真はこれだけ。ラスボスに向けクリームシチューで英気を養う。

A6〜フィニッシュ:アスペクタ(112km地点)

高低図を見て通り、第6ボルケーノはここにきて本レース中で一番の獲得標高。ざっくり600アップぐらい。上に出てからもアップダウンしながら登るのでトータルだと800アップぐらいか。ラスボス感満点。

ここまではなんとか大きな眠気なくきていたが、なんとなく頭がぼーっとしてくるような感覚もあり、何度か立ち◯ョ◯をしている間に相方との差も開き…。おっとこれはついに来たか眠気野郎め。

ここで秘密兵器投入。写真撮るの忘れたのでアフィリンク貼っとく。

まぁバチコン効いたよね。摂取して10分ぐらいでみるみる視界がクリアになって頭も冴えてくる。すると当然体も動いてくる。成人のカフェイン一日最大摂取量の目安が400mlなので、その半分を10秒そこそこでガッと摂取するのだから、そりゃ効く。

これ系はスーパーサイヤ人タイム終了後の”反動”が怖いのだが、今回はそれも想定して夜中になるまで”キメる”のを待っていたので、その後反動でフラフラになることはなかった。(ちなみにカフェインのせいなのか、レース後、半日ぐらい胃腸調子悪くて気持ち悪かったw)

秘密兵器のおかげもあり、無事にラスボス(とりあえず稜線までの登り)を攻略はしたが、上に出てからもアップダウン含めてけっこう長くて堪えた。

今回の最高標高1200m付近を行ったり来たりしながら、まだくだらないの?まだくだらないの?と何度か愚痴ってるうちに、ようやく時計の標高が1150→1100と順当に下がっていくのを確認すると、「よし、あとは下りじゃ!」と一気に元気になる。不思議なものだ。

ちなみに最後のくだりはけっこうガレてる箇所も多め。疲れてると集中力散漫で足首グネリやすいので、細心の注意をしながらくだる。(ま、2回ぐらいグネったけどw)

最後4kmぐらいはロード。最後の最後は少しトレイルに入るけど、ここまできたらもうフィニッシュしたも同然。

真っ暗なので景色は見渡せないが、フィニッシュ会場の明かりと、MCが選手のフィニッシュを迎える「ボルケーノォォ!」という声が遠くからも聞こえるw

僕も相方も経験を積み、だいぶ強くなったのだと思うが、112km走ってきても疲労困憊という感じでもないため、昔ほどの達成感というか到達感みたいなものはないのだが、それでも「やっとこさ帰ってきた〜」という安堵感はいつやっても感じるもの。

とりあえずフィニッシュが近づくにつれて頭に浮かんでくるのは、早くおいしいもの(まともなもの)食べたい〜。早くお風呂入りたい〜。歯磨きたい〜。とかそんな感じ。つまり、感動のフィニッシュかと思いきや、欲にまみれながらフィニッシュテープを切るのだw

日が昇る前の4:30前、112kmの旅の終着地、アスペクタにフィニッシュ!!

【写真】思い出ギャラリー(阿蘇の絶景付き)

まずは自分のスマホ撮影ギャラリー。

ここからはオフィシャル写真ギャラリー。

いやーオフィシャルの写真がどれもこれも最高だ。

ちなみに一番最後の写真、ウェアもザックもドロドロですが、日曜日の朝方からは本降りの雨になりました。ボリュームゾーンの選手たちは、雨に降られてサーフェスもツルツル、風も吹いていて寒かっただろうし、さぞかし難儀しただろうな〜・・と。スタッフの方々も大変だったと思います。

お疲れ様でした。

【総括】一度は参加したいウルトラトレイル。晴れを祈れ。

たくさん書いたので、もう最後は一言だけ!

いくよ?いきますよ?いっちゃいますよ?

それではみなさまご一緒に!

せーのっ!

ボルケーノォォォォ!!

(リアルの世界では絶対やりませんw 小声で「ボルケーノー!オー!」ぐらいが限界。)

一応これが総括なんですが、何か伝わりましたかね?w 魔法の言葉なので受け取り方はあなた次第です。

とにもかくにもウルトラトレイル好きな人は是非一度は参加すべし。でも、雨だとヒルも出るみたいだし粘土質のサーフェスに悪戦苦闘するのは間違いない。一気にサバイバル化すると思いますので、エントリーしたらてるてる坊主を100個ぐらい作って、晴れろ晴れろ晴れろーーー!と祈りまくってください。

以上、レポ終わり。

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