いきなり白状しますが、たぶん僕、「頻尿」です。
まだ「尿漏れ」はしていないので病気というレベルではないと信じつつも、最近はなかなかに頻度が高いので「けっこう病気レベルの一歩手前なんじゃ?」と自問自答しております。
ランニングライフと日常生活にも若干支障が出てきているのも事実。このままでは、いずれ”お漏らし”してしまう可能性が大です。”小”をしてしまう可能性が”大”。下品!!
まずは原因を探るべくいろいろとリサーチしてみたので、僕の実情と併せてリサーチ内容をシェアします。
リサーチのきっかけ
今回の記事、元々は「水分補給と頻尿の関連性」を紐解こう、とどちらかというと水分補給を軸に調べ始めたのですが、調べていくうちに「あんまり水分補給関係ないかも」という感じになってきて、途中からは「頻尿」というワードを軸にひたすらリサーチをしておりました。
実際、今回のリサーチのきっかけである「山猿の実情」も、「あんまり水分補給してないのに、なんでこんなに尿意が襲ってくるのだろう」というところからきているので、やはり水分補給というよりは、単純に尿意に関する内容にまとまっています。
なので、「ランニング×水分補給」というと紐づいてくる、「熱中症対策」であったり「塩分」などの話は本記事では言及しておりませんので悪しからず。その辺りは過去記事に譲ります。
ということで、もう少し具体的に僕の実情を書いていきます。
山猿の頻尿の「実情」と「疑問」
僕の頻尿の実情を、「トレラン、登山、ロングラン」と「日常生活」に分けて晒します。
トレラン、登山、ロングランにおいて
ほんとにしょっちゅうトイレにいきます(いきたくなります)。よく一緒に走っている相方は、逆に全然トイレに行かないのでだいぶ迷惑をかけておりますw(迷惑というか、基本立ち止まってくれないので、勝手に小をしては追いかけるパターン)。
相方の持論は「トイレ我慢してると体に再吸収されて循環する」です。・・・んなわけないだろ!
失礼、取り乱しました。
ここで不思議(疑問)なのが、たいして水分補給をしていないのに頻繁に尿意に襲われること。冬場だと20-30kmのトレイルにいっても、トータルの水分補給はせいぜいペットボトル500ml程度。しかも途中までは飲むといっても口を潤す程度で、後半になって「あ、全然飲んでない」と気づいて一気に消費するパターンが多め。なので、実質運動中はほとんど飲んでいません。
なのに!頻繁に尿意がやってくる!なぜ!
昨年末に参戦した京都グレートラウンド(145km)のときも本当に酷くて、何度しても、「どこからそんなに水分振り絞ってんの?」というぐらいに、何度もしました(笑)年末の京都で 且つ オーバーナイトだったので、当然寒くて水分補給はたいしてしていませんでした。
なのに!頻繁に尿意がやってくる!なぜ!
とにかく、冬場は特になのですが、レースでもプライベートでも山でも街でも、しょっちゅうトイレに行きたくなります。山だとまぁその辺りでできちゃうのでまだいいのですが(いや、基本ダメなのはもちろん承知してます)、街ランでしばらくトイレが見つからない時などはなかなかしんどいです。
僕があまり水分補給をしなくなったのは、もしかしたらこれが原因だったのかもしれません。でも、今回調べていくうちにわかったのは、「(冬場で発汗が少ない状況であっても)適切な水分補給はやはり必要」ということと、それに加えて「水分補給をしなくても頻尿になることはある」ということでした。
ちなみにこのノリ(=冬場は水分補給ほぼしない)のまま暑いシーズンに突入すると、あっという間に脱水症状になってしまうので、最近は少量ずつでもしっかりと水分補給をするように心掛けています。
日常生活において
日常生活においては、トレランなどの時とは少々事情が違うのですが、頻繁にトイレにいく(いきたくなる)ことは変わらず。
事情が違うというのは、「水分を常に飲んでいる」という点。仕事の時はほとんど毎日ブラックコーヒーを飲みながらだし、コーヒーに限らず、日常生活においては「水分」を取るように意識しています。
なので、水分をたくさん摂取している→トイレにいきたくなる、のロジックはある程度成り立つのですが、僕の場合「トイレにいきたくなる」の頻度がおそらく人よりも多いので、故に日常生活においても「問題あり」という認識。
ちなみにこの記事を書いていた時点(昼の12時)でも、すでに朝から4回はトイレに行っていました。その間の水分摂取はコーヒーやら抹茶オレやら水やらをちょびちょび飲んではいますが、トータル500ml程度。同じように水分摂取している相方は一度もトイレに立つ様子もなく…。
こんな感じで僕の場合、
・(ランにおいて)水分摂取量が少ないのに尿意が頻繁に襲ってくる
・(日常において)水分摂取量と尿意の頻度が釣り合わない
という悩みを抱えております。
頻尿の原因①:寒さ(冷え)(これは当然の原因)
一つ推測として、「寒さ」との関係は確実にあると思っていました。
まぁこれは当然ですよね。「寒い」環境下においては、誰しも(夏などに比べて)トイレが近くなると思います。「頻尿」について調べていくと、案の定この話がわんさか出てきました。
①寒さで汗をかきにくくなっていること。汗には体内の余分な水分を排出する働きがあるため、特に寒さで発汗の機会が少なくなる冬などには、その分尿の量が増えてトイレが近くなる。
まぁそうですよね。これはなんとなくわかります。
でも僕の場合、先述したように、冬場で寒いとはいえ運動をして発汗をしている(冬とはいえ山を登っていると汗をそれなりにかきます) 且つ ほとんど水分補給をしていないにも関わらず、頻繁に尿意がやってくるのです。とどまることを知りません。
なので上記理由だけだと、いまいち納得できません。
ちなみに寒さと関係のない「夏場のトレイル」でどうだったかは、頻尿を意識し始めたが最近のため、夏のトイレ事情ははっきりと覚えていないのですが、ただ、夏場は基本滝汗で十分に水分を排出しているので、さすがに冬場ほど頻尿にはなっていないし、トイレの頻度も人並みだったような気がします。
ということで、まず「寒さ(冷え)からくる頻尿」は正解は正解。しかし、これだけだと納得できない。他にも何か原因があるはずだ。
頻尿の原因②:過活動膀胱(きっとこれが真の原因!?)
ということで、ありました。たぶんこれです。
結論(真の原因)をこんなに後ろに持ってきてすみません。いや、なんていうか、結論、「結論(原因)がよくわからない」というオチにハマっております。というのも、別に医者で診てもらったわけではないのであくまで推測でしかないから。なので、見出しも「これが真の原因!?」と「!?」をつけています。
で、「これ」っていうのがこれです。
過活動膀胱(かかつどうぼうこう)
以下、ざっと過活動膀胱について書いていきます。
過活動膀胱とは
膀胱が過敏になって、尿が十分に膀胱に溜まっていなくても、自分の意思とは関係なく膀胱が収縮する状態。 その結果、急に尿意をもよおしたり、何度もトイレに行きたくなったりということが起きやすくなる。
年齢は若い方から年配の方まで幅広いが、年齢とともに多くなる。最近の調査では、40歳以上の男女の8人に1人(12.4%)が過活動膀胱の症状をもっていることが判明。実際の患者数は、800〜1000万人以上と推定される。
過活動膀胱に伴う症状
・尿を溜める(蓄尿)という膀胱機能の障害
・膀胱が過敏になっていて過剰に反応して尿を出そうとするため、「尿を溜めて我慢する」という事が難しい
・尿意切迫感:急に尿意をもよおして我慢でき なくなる。慌ててトイレに駆け込む。
・頻繁にトイレへ行く。 1日8回以上。あるいは2時間以上もたない。トイレに行っても尿はあまり出ない。
症状が現れるきっかけ
・歯磨きをしているとき 【山猿該当】
・手洗いや炊事で水に触れたとき ⇒ 水の音を聞いたり、水に触れることで尿意を 感じる 【山猿言われてみれば該当】
・外出から帰宅したときや散歩中 ⇒ そろそろ自宅に到着できそうな時に尿意切迫感が強くなる 【山猿該当】
全部該当かよっ!
過活動膀胱と寒さの関係性
過活動膀胱について調べていく中で、「寒さとの関係性はないのか?」という点が気になり、調べてみたところ下記のような記述がありました。
私たちの日常診療においても過活動膀胱症状の患者は,冬寒くなると増加し,夏になると減少するという傾向があり,薬物療法を受けていた患者が,暖かくなり症状が改善すると服薬の中止を希望されることもあります。したがって気候が寒くなると,頻尿が悪化する可能性があります。
「過活動膀胱診療ガイドライン第2版」によりますと,「頻尿,夜間頻尿,尿意切迫感に,季節差はあるか?」というclinical questionに対し,「頻尿,夜間頻尿,尿意切迫感は冬季に悪化する可能性がある。ただし信頼性の高い方法を用いた調査はない」と回答。
冷えによる頻尿のメカニズムには,①発汗量が減少したために排尿量が増加する,②冬は夜が長いために,実際に床にいる時間が長くなる,こともありますが,やはり③皮膚などが寒冷刺激を受けることにより,膀胱知覚が刺激されること,が大きく関係しているのではないかと思われます。
(出典:日本医事新報社HP)
肌感覚として、やはり「寒いと尿意が近くなる」のは間違いないと思いますが、意外にも医学的には”曖昧”な様子。
過活動膀胱(=頻尿)の対策
原因が本当に「過活動膀胱」なのかがわからないので、本記事のまとめとして適切なのかはさておき、一旦僕の頻尿の原因はなんとなくこれが合っていそうな気がするので、過活動膀胱の対策をもって本記事の結論としたいと思います。
対策や予防策は主に下記など。
①投薬
②電気刺激治療
③体重の維持
④カフェインとアルコール制限
⑤骨盤底筋トレーニング
もう完全に病気の治療ですねこれ。。とりあえず医者に行く前に自分でできそうなのが③④⑤あたりですが、僕にとって一番簡単且つ効果がありそうなのは「⑤骨盤底筋トレーニング」でしょうか。
骨盤底筋とは骨盤の底にハンモック状に広がっている筋肉や靭帯などからなる筋群のこと。骨盤底筋が緩むと尿道を締める力が弱まり尿漏れの原因になるそうです。なので、こいつを鍛えましょうというトレーニング。
鍛え方は、仰向けになって身体の力を抜き、肛門・ 膣・尿道をギュッと締める/緩めるを繰り返す、を1日数回、2〜3ヵ月続けるとのこと。
地味だ。実に地味だ。まるで体幹トレーニング。こういうのはしっかりやればちゃんと効いてくる系だと思うので、うーん、やるか…笑。あとは、カフェイン少し控えるかな〜。
ちなみに、頻尿について調べていくうちに「オムツ」とか「尿漏れパッド」とか「排尿日誌」なんて言葉が出てきて、さすがにビビってきたので、ちょっと真面目に対策に取り組もうかと思っております。
僕が一切山に行かなくなり家に篭るようになったときは、きっとそれは頻尿・尿漏れがいよいよきてしまった、と思ってください。頑張って骨盤底筋トレーニングしていると思います。
まとめ
まとめます。
僕の頻尿の原因は、「寒さ」に加えて「過活動膀胱」だと推測しました。
今回一つリサーチしたことでわかってよかったのは、水を飲んでいなくても「頻尿」の症状は出る、ということがわかったこと。それがわかっただけでも対策のしようがあります。(むしろ水を飲み過ぎることによる頻尿は、頻尿ではなく「多尿」という、また別の症状になるようです)
今のところ泌尿器科に行くほどではないと思っているので、ひとまずは上記の「対策」をぼちぼちと始めようかと…。筋トレメニューに加えるかな。って筋トレ毎日やってるわけでもないのだけど。とりあえず起きがけか寝がけに、肛門&尿道をキュッキュキュッキュ締める習慣でもつけようかと思います。
最後に、いろいろとリサーチを進めていた中で出会った言葉を共有して本記事を終わります。
人は年齢とともにからだの諸機能が低下してきます。
これが今回リサーチしていて、一番グサッと刺さりました笑。はい、肝に命じます。
今回取り上げた「頻尿」も、決して大病ではないけれど、症状が酷くなるとQOL(生活の質)が明らかに低下するものだと思います。「加齢による諸機能の低下」には抗えませんが、できる対策をコツコツと、の精神でやっていくしかないですね。
いや、だって、尿漏れパットもつけたくないし、排尿日誌もつけたくないし!
ちなみに尿漏れパンツ(男性用)などはこちら。意外と普通だなw (って、尿漏れはまだしてませんからー!)
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