【FTR100k/50k「大会中止」を受けて】心にポッカリ穴が空いております。

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既にご存知の方がほとんどかと思いますが、昨日AM5時にスタートしたFunTrails100k(50k)はレース中に発生した滑落事故の影響で、PM2時前に「全レース大会中止」となりました。僕ら夫婦もA3名栗エイド(34.8㎞地点)で「大会中止」の報に接し、あえなく強制シャットダウンとなりました。残念無念。

名栗エイドについたとき、エイドに入る少し前にバス停があったのですが(ここのエイドは温泉があるのでバスが通っています)、明らかにまだまだ走れそうなランナーが3人、バス停でバスを待っている。

(あんな人がこんな序盤にリタイアか~)

と少し思ったものの、まぁロングレースはそんなこともあるよな、とたいして気にも留めまずに通過。ただその後、これまたエイドの少し手前にあるトイレに寄ったときに、ここでも明らかに元気そうな若い男性ランナーが、既にレースを終えた雰囲気を出している。さすがに「ん?なんかあったか?」とちょっと違和感を感じました。

 

そして、いざエイドに突入すると…

「大会中止になりました。チップを回収します。」

と、スタッフの方がチップ回収袋を手にアナウンスをしている…

 

昨日は懸念されていた雨も降らず、午後にかけては天候回復傾向だったので、まずもって天候が理由ではないことは明白。はじめ何を言っているのかよくわからず混乱。「え?中止?なんで?」と。

程なくして相方から「滑落事故があったらしい」との情報共有がありました。

 

 

今回の事故に接し思うこと

 

 

 

 

 

 

 

今回の滑落事故については、既に日経オンラインはじめ、ネット上でニュースに出ているのでご存知の方も多いと思いますが、最悪の結果となってしまいました。大会主催者はじめ、関係者のことを思うとこちらも心が痛みます。

ご冥福をお祈りいたします。

トレランに限らず、登山であっても滑落事故のニュースはよく耳にしますが、「大会」という、いわゆる「守られている(と錯覚してしまう)環境」の中で起きた今回の事故は、今後いろいろな方面へ問題が波及していきそうです…。

一番最悪なストーリーは、来年以降のFTR開催中止…。(それだけはなんとか阻止してほしい。リベンジさせてください。)

本来、山というフィールドで行うスポーツに「守られた環境」なんてものはないんですが、”大会故に”、”軽い気持ち”で、山に入ってしまう人がいるのも事実。おいおい、そんな軽装備で大丈夫?という人が一定数必ずいます。今回滑落された方が、「山」に対してどのような「心構えと装備」で参加されたかはわかりませんが、参加者に対するそのあたりの「啓蒙と徹底」は今後厳しくなっていくかもしれませんね。

自然を相手にするスポーツにおいて、リスクを100%排除することは不可能。参加にあたっては「自己責任」が前提であることは間違いないです。とはいっても、人が一人亡くなったという現実は(ましてやまさか自分が参加したレースで…)、重くずっしりと胸にきます。

※主催者からのオフィシャル発表も今朝出されました。

【大会中止に関するご説明】
2017年11月18日(土)、当大会の100Kコースに出場していた男性1名が小持山を下った鞍部において、何らかの理由により滑落するという事故が発生しました。滑落の現場を目撃した選手から9時11分に大会本部に連絡が入りました。この報告を受け、コース上の大会スタッフが滑落現場と思われる場所に到着しましたが、現場では目視で要救助者を確認できず、呼びかけにも反応がありませんでした。そのため、大会救護担当が110通報をしました。その後、埼玉県警ヘリコプターが現場直近の稜線上にいるスタッフを確認し、埼玉県防災航空隊員2名がヘリより降下し、捜索活動を開始しました。11時47分、防災航空隊員が要救助者発見。本人が身につけているナンバーカードにより要救助者情報が判明しました。12時9分に要救助者をヘリに収容後、病院に搬送。その後、死亡が確認されました。
レース中の事故の発生により、今後のレース続行が不可能と判断したため、レースの中止を決定しました。これが当レースが開催中止に至った経緯です。
亡くなられた方のご家族のご意向を考慮し、大会の開催中止に至った経緯のご説明に時間を要しました。誠に申し訳ございません。事故に関する詳しいご報告は、事実関係を調べた上で改めてご報告いたします。
大会に関わられた皆様には多大なるご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
大会実行委員会

 

今回の事故により、トレランのネガティブな側面だけがクローズアップされてしまうことをものすごく懸念しています。僕は僕なりに、トレラン大好き人間として、トレランの良さを発信していこうと思います。

そして、奥宮さん!大変なことになってしまいましたが、頑張ってほしい!

 

 

ぶっちゃけこんな気持ちです

 

 

 

 

 

 

 

ということで、いろいろと、いち参加者としての率直な思いを書きましたが、一番書きたかったことは、ぶっちゃけ下記。

 

現在わたくし、心にポッカリと穴が空いております。

 

こんなセンチメンタルな気持ち、久々です。一言でいうと「やるせない」という感じでしょうか。ぶつけようのないこの気持ち。恋人に振られたかのようなこの気持ち。

今回のレースに向けてはそれなりに準備もしてきて、万全とは言わないまでも、自信をもって臨めるコンディションを整えてきました。34.8㎞地点はようやくレースの1/3が終わった地点でしたが、後半に向けてかなり温存をしていたので、まさに「さぁこれから!」というタイミングでの今回の幕切り。

正直、このもやもやをどのように処理したらいいのかわかりません。レース終了から今の今まで、「もし走っていたら今頃はあそこを走っていたな」とか「もし走っていたら今頃はフィニッシュゲートをくぐっていたな」と空想してしまいます。

昨日の帰りに相方と「今回走れなかった分は明日どこか走るか」というテンションだったのですが、朝起きてみると予想以上に「メンタル」のダメージが大きく笑(体はほぼノーダメージ)、一旦走る気持ちになるまで今は一旦静観中です^^;

 

今回の経験により、プロトレイルランナー鏑木さんがUTMBのコース短縮により男泣きをした番組の映像然り、昨年のUTMFで、これまた悪天候によるコース短縮により人目を憚らずに泣いた、知り合いのランナーさん然り、そういった人たちの「感情」が理解できました。

僕みたいな「楽しんで完走することが目的」の人間ですらこれだけの喪失感を味わうんだから、プロとしてそのレースに臨む人や、いろいろな事情で年に数本しかレースに出れない人が勝負レースと決めて、「そのレースに懸けている人」からすると、その喪失感は比べ物にならないと思います。

昨日も、「大阪から仕事調整してきました」、「岡山からきました」、という人とも話しましたし、海外からの参加者も数多くいたと聞きます。仕方ないといえば仕方ないのですが、この感情の処理はなかなか難しいですね。ただ、トレイルランナーたるもの「どんなことも潔く受け入れる」という懐の深さは持っていたいところですが。

 

 

 

 

 

 

 

さて、いろいろと書いていたら、「あーだこーだ書いてないで、とりあえず走るか!」という気持ちになってきたので、これから多摩川30㎞走に行ってきます(笑)昨日の続きじゃー!!

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