前回の記事はこちら。「PaaGoWorks」についてでした。
今回は「LA SPORTIVA(スポルティバ)」です。
試し履きエリアに出展いていていろいろ試し履きができたのですが、「AKASYA(アカシャ)」と「AKYRA(アキラ)」の2つについて、試し履きしつついろいろと聞いてきた内容をまとめます。
まず、前提としてスポルティバに関する僕のイメージは「価格が高い」(笑) いや、実際そんなことはなく単なるイメージで、そういう先入観を抱いていました。たまたま見たシューズが高いだけだったのかも^^;
価格という意味では、今回の2モデルもアカシャ→16,800円(税抜)、アキラ→16,500円(税抜)と、まぁ普通かちょっと高いかなという感じ。
試し履きした2モデル
【 AKASYA(アカシャ)】
これはTJAR(トランスジャパンアルプスレース)4連覇中の望月さんが履いているモデルですね。(望月さんが履いているのは赤。)
今シーズンのカラー展開はメンズ2カラー(ブラック×サルファー、ブラック×イエロー)、ウィメンズ1カラー(ベリー)で、いずれも格好いい(かわいい)!
アキラもそうですが、スポルティバのカラーデザインはなかなか良いです。個人的にけっこう好み。
【 AKYRA(アキラ)】
どことなくSALOMONのSPEED CROSSを彷彿とさせるフォルム。カラーはまるでSALOMON(笑) まぁいいでしょう^^;
担当者から聞いたこと(+コメント)
●スポルティバは元々山岳シューズメーカー。そのためベースは山岳シューズでしっかりした作りのものが多い。
●AKYRAはグリップがとにかく効く。
→詳細はHPをご参照いただきたいのですが、アウトソールのラグパターンや素材の使い分けなど、「こだわり具合」がすごいです。
写真が荒くて恐縮ですが、AKYRAのアウトソールです。
まず赤と黒の部分でソールの素材が違います。黒より赤のほうが固い素材を使っていて、着地と蹴り出し時に負荷がかかる部分です。(ただここはモノ申したいところですが、かかと部に関していうとヒールストライクを前提にしているので、この点は個人的にはNGなアプローチです笑)。
ラグパターンにも拘りが見られます。
よくよく見てみると、前足部小指側のラグだけ向きが逆になっているのがわかるでしょうか?これは足の外側でブレーキが必要になるシーンを想定して、この配置がされたそうです。確かにトレイルだとあるかもしれませんね。
そしてラグそのものの形状。これ見るからに手込んでますよねー(笑) 普通よくみるのはこんな感じ↓。シンプルなV字です。
他にも、ヒールクッション部の構造であるとか、アッパーやトー部分の補強であるとか、いろいろと説明してもらいましたが、感じたのは、人が走る一連の動きをひとつひとつ丁寧に分析し、最適な形状や素材を設計して作り込まれたシューズである、ということ。
是非実物を手に取ってみてほしいモデルです!そして担当者にいろいろ聞いてください!(笑)
●新モデルの「AKYRA」は「AK”I”RA」ではなく「AK”Y”RA」。これには訳があり、日本のコミックで「AKIRA」があるため、商標登録上それと被らないようにするために「Y」にした。(笑)
僕が感じたスポルティバの活用シーン
正直、スポルティバはこれまでノーマークだったんですが、「縦走登山」や「ファストパッキング」をこれからやっていきたいと思っている僕としては、今回かなり興味を持ちました。
そして結論、選択肢として十分に「アリ」だな、と。
既に書いちゃいましたが、スポルティバが最大限に力を発揮してくれそうなシーンは、「縦走登山」、「ファストパッキング」、「UL(ウルトラライト)」なんかではないかなと、今回履いてみて、聞いてみて、感じましたね。
つまり、
基本の移動は”走”なんだけど、普通のトレランシューズでいくには、険しい山道もある。
というシチュエーション。
僕自身まだ登山ビギナーなので、北アルプスなどの「険しそうな山」には登ったこともありませんし、実際はどうなのかわかりませんが、おそらく普通のトレランシューズでは少し心許ないんじゃないかなーと思っています。
ただ一方で、ガチンコの登山靴じゃ走りづらいし…。
AKASYAもAKYRAもがっちりとしたホールド感がありながら、履いてみると思った以上に軽く、問題なく走れる気がしました。
また作りがしっかりしているので、耐久性も十分にありそうです。
「スポルティバ」
これは今後十分にありえそうです。デザイン・カラーも好みなので、これは・・・買っちゃうか!?笑
お金足りませーん!
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