今回の縦走のお供をしてくれたザックがPaaGoWORKSの「rush28」(写真右)と「rush1」。
PaaGoWORKSについては、以前もレビュー記事は書いたのですが、前回は「重量3-4㎏」と容量の50-60%ぐらいでした。
今回は、このザックの本来の使用用途である「ファストパッキング」で使用したレポートになります。(そもそも今回の縦走がファストパッキングに当たるのか怪しいところがありますが笑)
重量が重くなったことで走りやすさはどうなったか、収納はどうか、といったところの使い心地を書いていきます。
まず結論から
ファストパッキングをするならこのザックは「買い」です。そして「rush1との併用」をおススメします。
↓腰に巻いているのが「rush1」
使用環境
【スタイル】
ファストパッキング
※基本ファストハイク(早歩き)でしたが、ところどころで”ラン”も交えて「走ってもブレないか」を検証してみました。
【総重量】
8kg前後
【収納状況】
<rush28>
フロント部収納 → ソフトフラスク(500ml×2)、スマホ
サイド部収納 → ハンドライト、ハンドクリーム(手荒れが酷くて笑)、グローブ、シェル
トップ部収納 → ヘッドライト、ゴミ袋、コンパス等
メイン気室 → 水1.2-1.5L、クッカー、食料、着替え等メインの荷物
<rush1>
行動食、ジェルなどのゴミ
【天候】
3日間とも晴れ(ウェットな環境は今回なし)
「rush28」レビュー
それではレビューです。
GOODとBADに分けて。圧倒的にGOODが多いです(笑)
【GOOD POINT】
パンパンに詰めて走っても本当に「ブレない」
今回の縦走前にも、日帰りのトレランで3-4kgの荷物を背負って一度使用していました。
その際は見事に「ブレなかった」のですが、今回は重量が増えて8kg前後に。さて、どうなるか。
さすがに走りづらいかなーと思いましたが、「まったく問題なし」でした!
縦揺れ、横揺れともに最小限になるように設計されています。しかもそのアジャストの設計が秀逸なので、見事にザックを体にフィットさせることができるのと、仮に荷物が少なくてザックに空きがあったとしてもその空間を「絞る」ことができるので、荷物が暴れません。
これにより見事に「ブレ」が激減しました。走ってもストレスはほぼありません。
帰宅ランで使っていた20Lサイズのザック(SALOMONのアジャイル20)と比較して「こんなにも変わるものか」と正直びっくりです。
パッキング時の「最後のバッファ」がある
パッキングスキルがないということもあるのですが、今回常に荷物はパンパンの状態。入れ方を間違うとうまく収まりません。
(パッキングとは話が逸れますが、旅が進むにつれ”ゴミ”が増えていくということも頭から抜けていて、「いかにゴミを増やさないか」「いかにコンパクトにするか」も重要なポイントだと学びました)
山行中、昼食時などどうしても一度中身を出すタイミングがあります。そうなると昼食後は改めてパッキングタイム。
ファストパッキングだと一日の行動距離を長く設定するので、「時間との闘い」も出てきて余計なところでモタモタはしていられないのですが笑、僕のようなビギナーはその都度四苦八苦します。
ある程度の左右バランスをみて、ガーッと詰め込んだらさっさとスタートしたい。
そんなとき、メイン気室開口部の紐の調整幅(バッファ)は助かりました。間口が広くなっても飛び出さないような衣服系を一番入口側にして詰めれば、調整紐を完全に絞れなくても大丈夫。これにより、「ガーっと詰め込んでキュッと絞って即スタート」が実現しました。
↓絞り全開状態
↓絞り閉めた状態
まぁ細かいところですが、「何気に助かる」っていう話です(笑)
アクセスよし
フロント部のアクセスは問題なし。使いやすいです。
ちなみに僕はスマホでよく写真を撮るので「スマホ収納」については要求レベルが高いです笑。
折り畳みケースのまま収納できるか(生身だと落としたとき壊れるリスクが高いため)、すぐに出し入れできるか(シャッターチャンスを逃さないため)、などなど。
前回はフロントの大きいほう(ソフトフラスクを入れるところ)にスマホを入れていたのですが、今回はソフトフラスク2本でそこが使えなかったので、小さいほうに入れてみました。
↓こんな感じ。見ずらいですがスマホケース入ってます。
結論、小さいほうでも問題なく収納できました。出し入れも問題なし。
サイド部のアクセスについては、体に完全にフィットさせた状態だと少し苦戦しましたが、届かなくはないです。肩が柔らかければ問題ないと思います。僕のように固い場合はちょっと面倒ですが、都度アジャストを緩めるしかないですね。あ、もう一度いいますが、緩めなくてもぎりぎり届きますよ(笑)
中も横ももう入らない!ってなっととき
こんな使い方もできました。
【BAD POINT】
外部収納(上部とサイド)の素材
この点は使う前からわかっていたことでしたが、上部とサイドの収納は「メッシュ素材」ではありません。ここはやはりマイナスポイント。
上部はいいとしてもサイドはせめてメッシュ素材だと良かったですね。なぜなら、ファストパッキングやトレランの場合、動きながら(ザックを降ろさずに)シェルやグローブを収納したくなることが多々あるため。
背負ったままサイド収納にガッガッと突っ込めると楽なんです。トレランやっている方は思います。メッシュ素材でない分、収納に時間がかかり少しストレスを感じました。
※6月発売の限定モデル「rush28 XP」では、サイドはメッシュ素材になるようです!
「rush1」について
詳しくは書きませんが、特にデメリットはなく普通に使い勝手がいいです。ゴミ入れにしたり、ジェル入れたり、リップ入れたり。素材もメッシュなので収納物も暴れません。
そして人によっては重要なポイントだと思いますが、骨盤の位置でしっかりフィットし、しかも走っても上に上がってきません。(個人差はあると思います)
rush28を買うなら是非rush1もセットで買いましょう!笑
普段のランニングでもバンバン使えるので、ほんとにおススメです!
超番外編
最後にどうでもいい話ですが、山行中にエンドレスループした曲たちを紹介して終わります(笑)
- 「空になる」(さだまさし)→ BS番組「日本百名山」より
- 「ドラゴンクエスト」(オープニングテーマ)
- 「ちびまる子」(なんとかおじさん登場)
- 「となりのトトロ」(歩こう歩こう私は元気)
- 「ドラゴンボール」(ちゃらへっちゃら)
- 「アンパンマン」(※替え歌のほう:アンアンそこはダメよ)
- わたくしの脳みそは小学生以下のようです。
では。
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