▶︎毎週更新中のInstagramアカウントはこの帯をクリック!

【夏はすぐそこ】ランナーとして「日焼け」について基本を一応押さえておく。

夏が近づいてきました。今年はどれだけ暑くなるのか。

 

こんがり焼けた健康的な肌がまぶしい季節ですが、個人的に、

  • 「日焼けに弱い肌質である」
  • 「日焼け後の疲労感が気になる」

という2つの悩みがあり(悩みというほどでもないのですが)、まずは日焼けに関する「基礎知識」「リスク(影響)」「メカニズム」などについて押さえておこうと思った次第です。

 

目次

日焼けと山猿

 

僕は7月生まれということもあり、基本的には「夏の暑さは元気の源」。

なんですが、残念ながら肌質は日焼けには弱めです…。「元・色白男子」。健康的なこんがり小麦肌に憧れつつも、炎天下でのスポーツ後は典型的に「肌が赤くなるタイプ」

毎年、夏も終盤になる頃にはそれなりに黒くはなるのですが、6~7月頃にくる「一発目の日焼け」では、とにかく真っ赤になってヒリヒリと痛痒いし、途中からは皮が剥けてそこら中に剥けた皮を撒き散らします(笑)。

そして、誰もが経験があると思いますが、がっつり日焼けをしたあとの「疲労感」。あの疲労感はなかなか抜けなくて、毎年夏のレース後などは数日だるさに苦しんでいます^^;

 

先述の通り、基本的には「焼きたい派」なので笑、今回の記事も「美白」とか「シミ対策」とか、そういう観点から書こうと思ったわけではないのですが、基本は押さえておきたいなと。

 

日焼けに関する基礎知識

ということで、まずは基礎知識から。

紫外線の種類

日焼けが「紫外線」の影響であることはご存じの通りですが、3種類あります。それが以下3つ。

  • UV-C(紫外線C波)
  • UV-B(紫外線B波)
  • UV-A(紫外線A波)

※「UV」=「Ultra Violet」

詳しくはよくわからんのですが、要は「波長の長さ」によって種類が分かれます。

 

(出典:KOSE「紫外線の基礎知識」

 

 

それぞれの特徴が以下。

  • UV-C:オゾン層などの大気に吸収されるので地表までは届かず。影響なし。
  • UV-B:これを浴びると皮膚が赤くなる。皮膚がんの原因でもある。
  • UV-A:シミやシワ、タルミの原因。紫外線の約90%がこれ。

このとおり地表まで届いてくる「UV-B」と「UV-A」が日焼けの原因となります。

 

日焼けの種類

では次に日焼けの種類について。これにも2種類があります。

  • サンバーン
  • サンタン

ジムで日焼けマシンなんかを使ったことがある人であれば、このワードは見たことがあるかもしれませんね。

サンバーン

UV-Bによって起こる日焼け。皮膚の真皮にまで到達した紫外線により、血管が拡張され炎症した状態。いわゆる「日焼けで赤くなった状態」

 

サンタン

UV-Aによっておこる日焼け。紫外線がメラノサイト(色素細胞)に働きかけ、メラニン色素をつくり、肌を褐色に染めていく。いわゆる「肌が黒くなる日焼け」。(※メラニン色素自体は、紫外線から肌を守ろうとする体の作用)

 

 

(ふむふむ、僕の肌がまず赤くなるのはサンバーンという現象なのね。じゃあ、UV-Bを遮断すればいいのか?)

 

紫外線による影響・症状

次に紫外線による影響や具体的な症状について。

 

まずはそれぞれの紫外線が「肌」に及ぼす具体的な症状。

UV-Bの影響

UV-Bを浴びる量が多すぎると、水泡ができたり発熱を起こす。医学的な「火傷(やけど)」と同じ。紫外線により遺伝子DNAが傷つけられると、皮膚がんを発症。

UV-Aの影響

発赤や炎症を引き起こすことはないが、メラニン色素が真皮に落ち込むと、色素沈着を起こしてシミになる。また、真皮に届いた紫外線が、肌の弾力やハリに関わるコラーゲンを断裂・変性させることにより、真皮が萎縮しシワができる。

 

次に、日焼けによる「疲労感」について、その原因。

 

活性酸素の増加

紫外線を受けると紫外線から肌を守るため身体がメラニン色素をつくるのですが、それと同時に作られるのが「活性酸素」という酸化力の強い物質。

活性酸素は細菌を取り除くなど身体を守る役目もありますが、増えすぎると害。そのため活性酸素が増えすぎると、今度はこれを抑えようとビタミンC・A・Eなど抗酸化物質を身体はつくります。

特に身体に疲労感を溜めないために作用するビタミンCを多く消費し、これがだるさや疲労感を感じる原因になります。

老廃物が溜まる

日焼けするとなぜ老廃物が溜まるのか?そのメカニズムとしては下記のとおり。

  1. 日焼けをすると汗をかき、皮膚から水分が蒸発する
  2. 体内の水分が失われる
  3. 血液中の水分が減少し、血流が悪くなり老廃物が滞る
  4. 溜まった老廃物が血管やリンパを圧迫し、老廃物を排出できない
  5. 必要な栄養をスムーズに供給できなくなり、免疫力が低下する

こんなことが体内で起こり、だるさの原因になるんですね。

 

ちなみに、ここはさらっといっちゃいますが、日焼け後の疲労感やだるさから早く回復するために大切なことは、「栄養」「睡眠」。まぁ当然ですね。

栄養については、抗酸化物質として活性酸素を抑えるために消費される「ビタミンC」を効果的に補給することが大切。

レモン、グレープフルーツ、ライム、みかん、いちご、キウイ、梅干し など。

ビタミンは熱に弱いので、生で食べることもポイント!

 

睡眠が大事な理由は「新陳代謝を高める」ため。ダメージを受けた細胞をさっさと生まれ変わらせましょう!ということ。

 

リスクはわかった!でも日焼けがしたい!というあなたへ(=僕)

そうはいっても、

せっかく解放的な山を走るのに「夏場にロングタイツにウォームカバーなんてありえない!」というあなた(=僕)。

「夏は焼いてなんぼでしょ!でもヒリヒリは痛いんです。」というあなた(=僕)。

ひとまずの答えは、

「日焼け後のケア」を万全にして「肌へのダメージを最小限にする」ことなんですが、そんな漠然とした答えを求めていないあなたへ(=僕)。

 

ここまでの知識をベースにすると理屈としては、

「サンバーンを起こさずにサンタンのみの日焼けをする」ことです。

 

そこで必要となる知識が「SPF値」と「PA値」。日焼け止めクリームに書いてあるアレですね。

 

 

SPF値とPA値

結論からお伝えすると、

  • 「SPF値」は、UV-Bを防止する効果の値
  • 「PF値」は、UV-Aを防止する効果の値

となります。つまり、僕のニーズを満たすものは「SPF値」!

 

それぞれもう少し詳しく。

「SPF」

  • 「Sun Protection Factor」の略。
  • 紫外線のうち「サンバーン」(赤くなってヒリヒリする日焼け)の原因になるUV-Bの効果指標。
  • SPFは、20分という時間をSPF1として単位設定している。
    (紫外線の強い季節に海などで日焼け止めクリームなどを使用せずに過ごすと、20分程度で肌が赤く焼け始めることに由来)

例)SPF1=20なので

  • SPF20→20分×20=400分(約7時間弱)
  • SPF30→20分×30=600分(約10時間)

上記の時間、UV-B波からブロックできるという計算になります。

SPFの値が高いほど「長い時間」効果が持続しますよーということ。ブロック能力の高さかと思ってました^^;

 

「PA」

  • 「Protection Grade of UV-A」の略。
  • 紫外線のうち、真皮にまで達してシワやたるみの原因となるUV-A波の効果指標。
  • PA値は4段階ある。
  • +(プラス)の数で段階分けされており、色素沈着の時間をどれだけ引き延ばせるかという指標

PA+ →「効果がある」
PA++ →「かなり効果がある」
PA+++ →「非常に効果がある」
PA++++ →「極めて高い効果がある」

 

まとめ

日焼け止めクリームなんて塗ったら「黒くならない!」んじゃないかと思っていましたが、そういうわけではないのかもしれませんね。

肌に影響を及ぼす紫外線として「UV-B」「UV-A」があり、日焼け止めクリームにも、それぞれ個別に、防止するものがあることがわかりました。これは発見。

とりあえず今シーズンは、SPFの効果のある日焼け止めクリームは使ってみようと思います^^

 

 

というわけで、最後は「美容ブログ」となりましたが笑、こんなことも長く健康に運動(特にアウトドアスポーツ)を続けるためには必要な知識なのかなと思います。

 

よろしければシェアお願い致します!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次