暑さにかまけて更新が滞りました。
なにげに明日はトレイルランの大会に参戦します。先月末のスパトレイル以来、約1ヵ月振り。
毎年必ず一本、一緒にトレランの大会に参加するラン仲間(とはいってもほんとにこの時だけ会うメンバー笑)と、夏場は旅行がてら少し遠方の大会にエントリーしています。
過去には、
信州爆水RUN in 依田川(長野)
三陸・雄勝 海の幸トレイルランニング(宮城)
蔵王スカイランニング(山形)
といった大会に参加。
どれもこれも特徴的で楽しい大会だったなー。
爆水ランは名前の通り「川を走る(ときに泳ぐ)」レース、雄勝も名前の通り、美味すぎる「海の幸」をレース前後にたらふく堪能できるレース、そして蔵王はスカイランニングということで普段のトレイルランとはまた少し違った「絶景」を味わえるレース・・・
そして今回選んだのは、
「第1回 妙高赤倉マウンテンレース バーティカル&トレイルラン25K」(新潟)
久々のショートレースで好き勝手に走れることもあり非常に楽しみなのですがw、これがいまのところ未知な点が多くていろいろと不安が募っています(笑)
大会大要
まずは大会概要から。
■開催日時 平成29年7月22日(土)バーティカル / 23日(日)トレイルラン25K
■会場 赤倉観光リゾートスキー場
■日程 <22日>バーティカル5K 開会式 8:30、スタート9:30、<23日>トレイルラン25K 開会式 7:30、スタート 8:00
■コース 赤倉温泉スキー場・赤倉観光リゾートスキー場・池の平温泉スキー場・妙高杉ノ原スキー場 周辺
■参加料金 (1泊宿泊費・ゴンドラ片道1回乗車料込み)
バーティカルのみ14,000円/トレイルランのみ16,000円/2種目参加18,000円
■制限時間 バーティカル2時間・トレイルラン5時間
■表彰 バーティカル5Kとトレイルラン25Kの合計での男女上位6位までに賞状・副賞
■参加賞 妙高特産品
■定員 先着順バーティカル300名 トレイルラン1,000名
25㎞だけに出る人がほとんどなのに表彰対象が「5kと25kの合計」っていきなり対象者絞り込みすぎでしょ!とかいくつかツッコミたい点はあるのですが・・・
何が不安って…
今回なぜそんなに不安を募らせているかというと、ひとつは上記赤字部分に関連した数字と、ひとつは事前に送付されてきた資料に要因があります。
まず赤字部分に関してですが、
なんと、「定員バーティカル300名、トレイルラン1,000名」に対して、最終的なエントリー数がなんとなんと「73名」なのです!!!
全エントリー数で「73名」ですよ。前代未聞(笑)
つい先日、参加概要が送られてきた中にエントリーリストが入っていたのですが、何度見てもNo.73までしか名前がない(そりゃそうか)。
▲全エントリー者…(3枚目の半分は宿泊ホテルの名前です)
この数字を見てまず思ったのが、余計なお世話かもしれませんが「大赤字だな…」ということ^^; 裏返していうと「運営大丈夫かな…」と。
そして、思わず収支を試算してしまいました。
参加費はエントリー種目によって14,000~18,000円のレンジですが、一番のボリュームゾーンである16,000円で計算したとしても、
16,000円×73名=1,168,000円
この参加費には宿泊代も含まれているので、宿泊費を仮に8,000円とすると、運営費用として残るのはこの半分の「584,000円」。
トレイルランの大会運営にどんな費用が掛かるのかはそっちの立場になったことがないのでわかりませんが、どう考えても赤字ですよね。
今回のような第1回大会の場合、大物のレースプロデューサーがついていたりしないとなかなか参加者を集めるのも苦しいのかな…。今回も一応「宮原徹」というスカイランナーがレース監修で入っているようですが、それこそ僕ら山猿夫婦ぐらいのトレランマニアでないと知りえない人物でしょう(笑)
なかなか難しいですね。
トレイルランの大会全般に言えることかもしれませんが、おそらく今回の大会も「地域活性」というテーマが裏には必ずあると思います。大会開催を機にたくさんの人に足を運んでもらってお金を落としてもらって… 参加者を受け入れる町や村の人たちが笑顔で元気になって… という未来予想図があったはず。
まぁ元はスキー場なので、赤倉観光協会?としては、これまでは使っていなかった夏場の閑散期を有効活用する、という失敗しても問題のないサブ的なイベントなのかもしれませんが、とはいえこれは大誤算でしょう(笑)
そして、もう一つの事前資料!
▲コースマップと高低図
思わず「おいっ!」とツッコミましたが、さすがにこれはね^^;
イッパシのトレイルランナーとして直感的に不安に感じたのは、「エイドはどこ?」ということ(笑) さすがに前日のブリーフィングで補足説明はあると思いますが、エイドぐらいは書き入れといて欲しい…
ということで、不安を列挙しますと(笑)
【不安その①】大会ページの「最新情報」が一切更新されない
【不安その②】送られてきたコースマップや高低図が雑
【不安その③】運営側のコストを削っている可能性があるので、人員削減によるコース誘導員の不足、おもてなし費用削減によるエイドのクオリティー低下(笑)
【不安その④】大会参加者が少ないので単純に寂しい…
集客失敗という結果が、参加者にとってマイナスに働かないことを祈るばかりです^^;
まぁとはいえ、わたくしはポジティブ野郎なので、逆にこんなレアな大会に出れると思うと楽しみでなりません。なんといっても73人しか経験できないんです。こんなこといったら失礼かもしれないけど、もしかしたら来年は開催がないかもしれません。ガッツリ定員割れをしてしまった大会運営がどのようなものになるのかも興味津々です。
いろいろ不安はありつつも、自然の中を走れることには変わりないし、普段なかなか会えない友人たちと一緒に参加するので、普通に楽しみでもあります。
とにかく激レアな経験になりそうな予感。
今回のレース報告は、単なるレース報告ではなく、いろいろな側面からの興味深い報告ができるかも!?(笑)
では、行ってきます!!
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