【完走記③:完結編】過去の「関門通過時刻」と「ラップタイム」を全比較。「何が強くなったのか」を明らかにする(第5回スパトレイル 四万to草津 2018)

2018年7月15日

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2016年から3年連続で挑戦してきたスパトレイル。

ちょうど一昨日、オールスポーツで購入した写真データが届き、改めて完走の余韻に浸っているところですが(今回はなんとオールデータ購入!)、いまさらながらもう少し振り返りを続けます。

というのも、当時からずっとGARMIN族なこともあり、過去3回分のレースデータに容易にアクセスができたのです。これは「完走の喜び」に浸るだけではなく、データ分析したら面白そうだぞ、と気になり始めてしまったので、もう一本記事にしておきます。(データ分析というか、単なるデータ比較ですが笑)

 

※完走記①②はこちら。

【完走記①:悲願達成】「完走率52.7%!灼熱のスパトレイルを振り返る」第5回スパトレイル 四万to草津 2018

【完走記②:番外編】鏑木毅・松本大プレゼンツ「コース中の全メッセージボードを振り返る」(第5回スパトレイル 四万to草津 2018)

 

 

 

関門通過時刻の比較(2018 vs 2017)

 

まずは「関門通過時刻」の比較から。赤字が今年です。

※2016年はデータがなかったので「関門通過時刻」は去年との比較になります。後述する「ラップタイム」は3年分の比較です。

関門 距離 エイド名 関門時間 IN(今年) IN(去年)
給水 11.2㎞ 町道万沢稜峠 6:32 6:45
第1 21.4㎞ 野反湖パークランド 08:50 8:09 8:10
第2 34.1㎞ 野反湖ビジターセンター 11:35 10:28 11:00
第3 46.8㎞ ねどふみの里 13:35 12:32 13:10
給水 51.7㎞ 天龍橋 14:15 13:30
特設 56.4㎞ 世立八滝遊歩道入口 14:50 14:20 15:05
第4 58.4㎞ ふるさと活性化センター 15:20 14:09
第5 64.2㎞ 田代原ザゼンソウ公園 16:30 16:08
FIN 72.3㎞ 草津温泉スキー場 18:00 17:36

 

後述するラップタイムの比較」のところで詳細は書きますが、どうみても「おや?何があった?」的なところが序盤に出てきますよね(笑)

さて、何があったのか。

とりあえずこんな感じで、関門ファイターになることなく(最後のほうちょっと危うかったけど…)、なんとか完走したわけであります。

 

 

 

レース記録(過去との比較)

 

次にGARMINのデータから、より詳細な記録を見ていきます。

まずは過去3年のキャプチャから。

 

2018年(結果:完走)

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年(結果:56.4㎞地点関門アウト)

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年(結果:56.4㎞地点関門アウト)

 

 

 

 

 

 

 

正直あまり比較する項目がないのですが、「平均ペース」と「平均スピード」だけとりあえず抽出してみます。本当は「平均心拍数」なども比較できたら良かったのですが、心拍計測機能付きのGPS時計は、今年買ったものなので過去2回は、残念ながら計測データがありません。

 

ということで、「平均ペース」と「平均スピード」の比較。

 

比較項目 2018年 2017年 2016年
平均ペース 10:19/㎞ 10:30/㎞ 10:53/㎞
平均スピード 5.8㎞/h 5.7㎞/h 5.5㎞/h

 

今年は関門で回収されることなく完走できたので、当然ながら平均ペースも平均スピードも上がってはいますが、平均ペースは、2016年と比べるとキロあたり30秒、2017年と比べてもキロあたり10秒も速くなっていたんですね。

日々の努力がこうやって結果に表れて嬉しい限りです。

平均スピードについては、たいして変化はありませんが、一応”若干”速くはなっていますね^^; ロングレースは「スピード」よりも、広い意味での「強さ」のほうが大切なのでこれはこんなもんでよしとしましょう。

 

 

ラップタイム比較(2018 vs 2017 ※参考で2016も)

 

次にラップタイムです。

今年(2018年)と去年(2017年)、そして参考までに一昨年(2016年)のタイムを比較してみます。

こうして比較してみると「完走できた要因」がよくわかりますね。「何が強くなったのか」が明白です。登りが強くなったのか、下りが速くなったのか、はたまた全般的に走れるようになったのか。

もちろん”体感”としてはわかっていた部分ではありましたが、「具体的にどれだけ強く(速く)なっているのか」という「成長度合い」がよくみえてきます。

 

今後、スパトレイルの完走を目指す人は、レース計画を立てる際にこのペースもひとつ参考にしてもらえればと思います(2016・2017年はDNFしているので参考にしないように!笑)

 

ざっくりと振り返ると、下記のようなレース展開でした。

 

  • 第1給水所までは順調。昨年より15分も速いペース。
  • しかしコース変更による”まさかの大渋滞”により第1関門到着は去年と変わらず。
  • しかしその後の「野反湖」までの登りと「野反湖周回」で一気に挽回!
  • 「ねどふみの里」までの下りも快調に駆け抜けさらに貯金!
  • 2年連続立ちはだかった「世立八滝」に念願叶って突入!
  • 終盤少しタレたものの無事に「草津温泉スキー場」にフィニッシュ!

 

▼STSK72K 高低図。以下に掲載する「ラップタイム比較表」とこの高低図を併せてみていただくことで、レースの情景が少しリアルに浮かんでくるかと思います。

 

ラップタイム比較表

青字は昨年よりもキロあたり30秒以上速くなっている区間、赤字は逆にキロあたり30秒以上遅くなっている区間です。色付けしていない区間はそれ以外となります。

※先程ちらっと書きましたが、序盤に一部コース変更があった関係で、レース全体の距離も、実は若干短くなっています。(とはいえ、ほんの数百メートルですが)。そのため完全には「距離」と「場所」が一致していません(40㎞以降が少しずれているような気がします)。悪しからず。

 

では、過去3回分のラップデータです。

距離 2018 2017 備考 2016(参考)
1 7:46 7:28 林道(走れる登り) 9:42
2 6:16 7:22 林道(走れる登り) 7:07
3 6:56 3:56 林道(走れる登り) 7:32
4 7:27 6:48 林道(走れる登り) 8:41
5 9:06 10:12 林道(走れる登り) 10:10
6 9:29 10:18 林道(走れる登り) 10:43
7 9:41 11:59 林道(走れる登り) 10:05
8 8:35 10:24 林道(走れる登り) 10:57
9 8:31 9:38 林道(走れる登り) 9:18
10 8:50 10:38 林道(走れる登り) 9:30
11 9:13 9:49 林道(走れる登り) 10:20
12 7:19 12:43 10:31
13 7:23 4:50 9:31
14 6:56 6:23 8:08
15 7:07 7:13 7:32
16 7:03 7:06 7:17
17 21:30 7:05 コース変更による渋滞 7:25
18 13:01 6:34 コース変更による渋滞 6:43
19 8:19 9:09 登り 7:35
20 8:36 10:18 登り 10:07
21 7:15 10:34 登り 10:49
22 14:53 7:34 トイレロス 7:53
23 6:40 11:22 トイレロス挽回ダッシュ 12:49
24 10:10 13:36 野反湖への登り 9:52
25 11:20 13:17 野反湖への登り 11:46
26 10:54 17:11 野反湖への登り 17:01
27 9:42 14:28 野反湖への登り 14:30
28 11:13 14:40 野反湖への登り 14:11
29 14:03 14:24 野反湖への登り 12:52
30 12:16 18:12 野反湖への登り 16:44
31 7:45 11:52 野反湖周回(フラット) 13:55
32 9:26 9:33 野反湖周回(フラット) 8:56
33 13:17 13:00 野反湖周回(登り) 12:05
34 9:21 10:04 野反湖周回(フラット) 14:30
35 19:09 9:03 野反湖周回(フラット) 11:55
36 7:37 13:50 野反湖周回(フラット) 17:10
37 7:25 15:23 野反湖周回(フラット) 9:21
38 8:30 9:00 野反湖周回(フラット) 8:32
39 9:55 8:31 野反湖周回(フラット) 9:35
40 12:19 9:15 弁天山への登り 11:23
41 12:03 9:22 下り区間 14:50
42 8:51 11:02 ねどふみへの下り 12:55
43 8:19 16:27 ねどふみへの下り 9:39
44 7:10 9:49 ねどふみへの下り 9:07
45 6:46 9:29 ねどふみへの下り 8:05
46 7:37 7:57 ねどふみへの下り 8:25
47 7:20 8:07 9:19
48 15:29 7:51 登り 9:43
49 14:10 8:12 登り 16:04
50 13:36 13:32 登り 17:28
51 9:48 10:28 下り 14:50
52 8:30 16:22 下り 電池切れ
53 9:44 13:01 下り
54 13:27 7:52 登り
55 8:56 8:47
56 9:45 12:42
57 11:12 17:58
58 18:20 世立八滝の石段
59 10:05 世立八滝の石段
60 14:15 世立八滝の石段
61 9:21
62 11:06 登り
63 17:00 登り
64 10:31 ゆる~い登り
65 9:23 ゆる~い登り
66 11:38 ゆる~い登り
67 9:00 ゆる~い登り
68 9:42 ゆる~い登り
69 12:05 ゆる~い登り
70 10:07 ゆる~い登り
71 9:46 ゆる~い登り
72 10:18 ゆる~い登り
73 12:43 ゆる~い登り
74 13:31 フィニッシュ

 

これを見ていえること、特に「去年と比べて成長している点」は下記3点ですかね。

 

  1. 登り区間が圧倒的に強くなった。
  2. 前半の登りで足が売り切れずに中盤移行もしっかりと走れた。
  3. 下りも一応速くはなっている。

 

相方よ、なかなか成長したな。

 

分析は以上!笑

前述しましたが、レース完走の参考としていただければ幸いです m(__)m

 

 

今回のレースを振り返る上で外せないトピックス

 

上記ラップタイム比較で圧倒的にラップタイムが遅い箇所がいくつかあります。

そのうち22㎞地点の「トイレロス」はその名の通りなので言及は除くとして笑、17・18㎞地点の「コース変更による渋滞」については、今回のレースを振り返る上で外せないトピックスになるので、ここに記しておきます。

 

17・18㎞地点で何が起こっていたか

 

まずは渋滞の様子の写真をご覧にいれましょう。

 

▼気持ちよく快調に下りを走っていると突然渋滞の列が。しかもみるからに長蛇の列。曲がった先もずっと渋滞。なんだなんだ、どうしたどうした。ザワザワ。

 

 

 

 

 

 

▼後ろも当然どんどん渋滞。はるか後方まで続いています。すると、ぺーサーその①「12時間フィニッシュのペーサーさん」が前方から上がってきて(※今回からトレランとしては珍しい「ぺーサー制度」が導入されました)、「コース変更によるトレイルへの入り口で渋滞しています」とのアナウンスが。

 

 

 

 

 

 

一応の「渋滞の理由」がわかりました(このときのぺーサーさんの対応は素晴らしかったと思います)。

ロードからトレイルインのポイントはよく渋滞するものなので、まぁそれなら仕方ないかと前後のランナーさんとの会話を楽しんだり(なんと僕のブログを読んでくれていた方!)、補給したり、と時間を潰していたのですが、待てど暮らせど一向に渋滞が解消されません。というか、全然進みません。

そのうち、ぺーサーその②「完走ペースのぺーサーさん」が渋滞の横を後方から颯爽と通過。

 

…って、おーい、待て待て待て。

 

ぺーサーが渋滞にハマってDNFしました、じゃぺーサーの意味がないのはそうだけれども笑、あなたに抜かれたランナーはみんなDNFの可能性が出てくるわけです。そんな突然突き付けられた「現実」にさすがに焦ります。

そして、せっかくここまで去年に比べて貯金ができた「時間」がみるみるうちに削られていき、気付けばあっという間に「借金」に…。これはやばい。

 

さすがにソワソワしていると、ようやく少しずつ進み始め、コース変更になったトレイルの入り口が徐々に見えてきました。なかなか進まなかった理由が明らかになりました。

「急な下り」 且つ 「ズルズル」。

 

▼こんな感じ。けっこう急です。

 

 

 

 

 

 

▼ご覧の通り、ロープ場。しかもほんとにズルズル。

 

 

 

 

 

 

▼激写!ズルズルっぷりが伝わりますね^^;

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、渋滞を抜けてこの下りを下りきるまでに、ばっちり「25分」のロス!!(涙)

(※このあと、この渋滞の措置として、以降の関門時刻が(たしか)15分ずつ繰り下げられたのですが、最終フィニッシュの時間は「変更なし」! …意味ないやないかーい!笑)

 

 

”たられば”はいっても仕方ないですが、一応言っておくと笑、「もしこれがなければ」、12時間ぐらいでフィニッシュできたかもな、とはちょっと思います。

でも逆にいうと、こんなトラブルがあったのに完走できたということは、かなり成長した証でもあるわけで、結論、誇りに思うことにします。

 

トラブル万歳。

 

 

初めて走った「世立八滝以降」について

 

そろそろまとめに入ります。

 

過去2年走ることができなかった、世立八滝以降は、とにかく楽しかった。なんせ、見るもの・走る道・吸う空気・地元の方の温かい応援、すべてが初めてで新鮮だったから。

 

 

 

 

 

 

1000段の階段も、途中にあった滝つぼも(もちろん水浴びしました)、フィニッシュ前最後のエイドも、鏑木さん大さんのメッセージボードも、

すべてが、

 

「ようやくみれた」
「ようやく走れた」

 

という感慨深い気持ちでいっぱいで、

 

一歩一歩の道を踏みしめながら、
一つ一つの景色を目に焼き付けながら(もうけっこう忘れたけど笑)

 

進みました。

 

いつもはこんなセンチメンタルな気持ちにはなりませんが、さすがにこの3年を思い返すと、「夢にまでみた」というフワフワしたような気持ちに加えて、ついにゴールにたどり着ける!という喜びと、終わってしまうことの寂しさとがごちゃ混ぜになりながら、途中正直泣きそうになってた(笑)

でも最後にゴール会場で、たくさんの仲間から「お帰りー!」と最大級の笑顔と拍手で迎えられたときに、すべてが報われた気持ちになりました。

 

これが、「ロングトレイルの醍醐味」だなと、今回強く強く感じました。

トレイルランニング、その中でも「ロングディスタンス」の世界は、単なる「山を駆けるスポーツ」ではなくて、本当に「旅」なんだよな。

 

一人一人に、いろんなドラマがある。

 

僕たちのスパトレイルの「旅」は、56㎞+56㎞+72㎞、足掛け3年184㎞に及ぶものになったので、なおさらそれを実感してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去3大会、そしてこの3年間、このレースで関わってくれた方々、本当にありがとうございます。

感謝。

 

 

あ、それと最後に。

今回の大会期間中に、Twitter、InstagramなどSNSからの繋がり、そしてブログを読んでくれている方とも、何名かリアルにお会いすることができました。ありがたいことに声を掛けていただき…m(_ _)m

そんな初めましてな人たちと、レース中に抜きつ抜かれつしながら度々会っては、一言二言交わすやり取りも、今回の楽しい思い出をさらに彩ってくれました。(一人は僕らと同じ”リベンジスパトレイル”→見事完走!、一組は僕らと同じ”夫婦トレイルランナー”、一人は相方のフォロワーさん笑。)

好き勝手に書いているブログがこんな形で還元されて、とても嬉しいです。これからも好き勝手に書いていきます(笑)

 

 

スパトレイル完走記はこれにて終了!

 

うーん、トレラン、やっぱりやめられない!

 

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