今回は、先日GETしてから嬉しくてキャッキャッしていた「PaaGoWORKS – rush28」(パーゴワークス – ラッシュ28)の使用レポートをお届けします。
結論からいいますと、これは超オススメ!
前評判から使いやすそうなことはある程度予想していましたが、予想以上に使いやすかった!
今回のレポートにおける使用環境
とある日のトレランで実際にrush28を使用しました。
スタイルはこんな感じ↓
【日時】2017年4月30日
【天候】晴れ(ガッツリ走っていると汗ばむ)
【用途】トレイルランニング
【距離】32㎞
【ウェア】ベースレイヤー1枚+半袖ランシャツ1枚
【荷物】
・水1.5L(ハイドレーション1L+ソフトフラスク0.5L)
・食料(おにぎり5個)
・トレラン必須装備(ヘッドライト、コンパス、ファーストエイドキット等)
・着替え(ハーフパンツ、Tシャツ、下着)
・ビーチサンダル
・タオル2枚(温泉用)
・本1冊(行き返り移動用)
【総重量】4~5㎏
【平均移動ペース】9:48/㎞(平地はジョギング、登りは歩き、降りはラン)
いくつか補足
重量について
この重さを手で持つとかなりずっしりくる重さです。地面に置いてあるバックを「よいしょっ」と気合いれて持ち上げるイメージ(笑)
平均移動ペースについて
早歩きのペースがだいたい10:00/㎞ぐらいなので(人に拠りますが)、スピード感としてはそのぐらいをイメージしてください。「なんだ遅いじゃん。それじゃ参考になんないよ」と思うかもしれませんが、安心してください。時折ちゃんとランもしてますから。
HIGH STABILITY & EASY ACCESS
これはrush28の商品コンセプトです。「高い安定性」と「アクセス性」というわけです。
今回はこの2つのコンセプトに沿って、使用感をレビューしたいと思います。
まずは下記をご覧ください。商品についていたポップです。
どどーんと商品コンセプトが2点訴求されていますが、この2つのコンセプトのうち、僕が特に感動したのが「HIGH STABILITY」のほう。
まずはこちらから詳しく書きます。
HIGH STABILITY
これはとにかく感動しました。
本当に「走ってもブレません」。
僕はSALOMONの20Lバックを帰宅ラン用に使っています。もちろんトレランでも何回も使用しているのですが、今回はPaaGoWORKSの圧勝ですね。(※SALOMONは2年ぐらい前のモデルなので現行モデルでは改善されているかもしれません)
帰宅ランにおいてはこれまで「ブレる」ことに対して、「ブレに負けないような体幹を鍛えるのだ!」といつものポジティブシンキングで乗り切っていましたが、そんな精神論的アプローチをする必要はもうないのだと気づかされました。
帰宅ランで荷物が重かろうが、しっかりと「フォームに集中できる」バッグが出てきてくれたのです。(rush28はさすがに大きいので帰宅ランでは使わないと思いますが…)精神論の世界もテクノロジーがどんどん解決してくれますね。
この商品説明の中で、人が背負っている写真を見てください。矢印が2つあります。
この矢印2つが本当に効きます。
フィット感を劇的に向上させてくれるのです。
まずは、上の矢印でザックを上に引き上げザック全体の重心を引き上げます。
次に、下の矢印で体にフィットさせます。
表現が下手くそで恐縮ですが、下の矢印で体にフィットさせた瞬間のフィット感が本当にたまりませんでした。一気に体に密着し別次元のフィット感になります。降りでそれなりのスピードを出してもストレスはほぼなし。しかもザックの重心も上がっているので重さも感じません。
今回のランでもそれなりの重量だったはずなのですが、走っている最中は重さを全く感じず、休憩時にザックをおろしたときに「重っ!」と、その重さに毎回気づくといった感じでした(笑)
また、今回のランでは荷物がそれなりにパンパンだったので使いませんでしたが、写真にある「コンプレッション機能」を併用することで、さらに安定感が増すことは間違いありません。
トレランでも縦走ファストパッキングでも、行程が進むにつれ荷物は減ってくるのが通常です。なぜならドリンクや食料が減っていくから。軽くなるのはいいことなんですが、容積的にザックの中がスカスカになってきて荷物が暴れ出すんですよね。これけっこうなストレスです。しかし、「コンプレッション機能」がそんな問題も解決してくれそうです。
EASY ACCESS
これはファストパッキングを想定して、「バッグをおろさずにいかに必要なものにアクセスできるか」ということを謳っています。
結論からいうとこれも「素晴らしい」の一言。
ただこの表現は主観的すぎるので一歩引いていうと「不自由を感じません」。
主な収納部分は下記のとおり。
・メイン気室(ハイドレーション収納部あり)
・ショルダーポケット(収納4か所、伸縮メッシュ素材)
・サイドポケット(左右1か所ずつ、メッシュ素材ではない)
EASY ACCESSというコンセプトからしてメイン気室は一旦置いておくとして、ショルダーポケットとサイドポケットについて。
ショルダーポケット
PaaGoWORKSといったら「エアメッシュ」(?)と個人的には思っているのですが、今回ももちろんエアメッシュです。
僕は今回は、ソフトフラスク500ml、補給用ジェル、スマホをそれぞれ入れました。(なので一か所は空き)特に説明不要かと思いますが、エアメッシュで開口部もすぼまっているので、まず収納が容易ですし、かつ収納物が上下動で飛び出すこともありません。
サイドポケット
ここは注意が必要です。「HIGH STABILITY」の項目で書いたような、体に完璧にフィットさせた状態だと、肩関節の固い人(=僕)は容易にはアクセスできません(笑) アクセスできなくはないけど、ちょっと苦しいです。スタビライザー(調節紐)を少し緩めれば、容易にアクセスできます。
走っている最中にはあまりアクセスしない部分かと思うので、歩行時や止まっているときに少し紐を緩めてからアクセスする、という形であれば特に問題ないかと思います。
あ~、体柔らかくなりたい・・・
※耳より情報※
EASY ACCESSについては、6月以降に限定発売される「rush28 XP」ではさらに改善されるようです。改善点は下記2つ。
・サイドポケットがメッシュ素材になる
・メイン気室へのアクセスが容易になる
うーん、カラーリング、デザインともに秀逸。
改善点については、詳しくはRBRGなどにいって直接確認してみてください!(笑)
ちにみにこのXP、山猿家では相方がすでに予約済みなので6月には我が家に届きます♪rush28が家に2つ(笑)
rush28の「蒸れ」と「擦れ」について
使用環境のなかにわざわざ、
>【天候】晴れ(ガッツリ走っていると汗ばむ)
とか
>【ウェア】ベースレイヤー1枚+半袖ランシャツ1枚
なんて書いていたことを忘れていました。
これを書いた理由は、「蒸れ」や「擦れ」についても書こうと思ったからです。というのも、30L前後のザックを比較検討した際に、
蒸れ対策として「背面パッドと背中の間に空間を設けているもの」があったり、擦れ対策として「ウェストバッグが標準装備」されていたり(=つまり荷重の分散)、と迷うポイントがあったので、気になるポイントだったのです。
蒸れ
今回の気候条件だと、大量の汗をかいたわけではないのであまり参考にならないかもしれません。まぁこれに関しては普通です。可もなく不可もなく。真夏になったら普通に汗で蒸れると思います。なので、バッグの中身で濡れてほしくないものがある場合はビニールに入れるなどの対策は必要でしょう。
擦れ
今回の条件下(薄い生地2枚、行動時間7~8時間、走りあり)では、「最後のほうでほんの少しヒリヒリしだした」という感じでした。(実際に擦れはありません)
擦れの度合いは、当然「荷物の重さ」と「行動時間」に比例すると思いますので、
・より荷物が重くなったり
・縦走で複数日に渡って行動を続ける
などの条件になってきた場合には、さすがに肩への負担を感じるようになるかもしれません。ただ、フィット感は抜群なので、他のザックを使った場合に比べれば、擦れの度合いは間違いなく軽減されると思います。
残念だった点
最後にひとつだけ残念だった点を。
キャッチ画像もしくは記事冒頭の僕の後ろ姿の写真を見ていただければわかりますが、背面上部のメッシュ収納部、なかなかがスケスケです。ここ収納場所としては便利なので、細かいものをごちゃごちゃと入れることになると思いますが、それらがすべて丸見えなんですよね(笑)
財布とか絆創膏とか小さな補給食とか。
正直ダサいです。ここだけ残念。
※ちなみにrush28 XPだと、この部分と両サイドの収納部分の素材がアップグレードされていて、伸縮性があり且つ中身が見えない素材になっています。それだけでも、XPのほうがだいぶいいかも^^;
以上、rush28の使用レポートでした!
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