今回は【言葉】シリーズです。
シリーズとかいって、タイトルのとおり今回が「No.002」(笑)
実はブログ開設後、トレイルランをはじめ「走ること」を楽しんでいく上で、「刺激を受けた言葉やフレーズ」を書き溜めていこうと思ってスタートさせたシリーズがありました。
それが【力になる至極の言葉】シリーズ。
「至極の」というタイトル付けが我ながら恥ずかしいですが、記念すべき第一回は下記。
【力になる至極の言葉】No.001「エキストラ・ワンマイル」
僕は読書好きなので雑誌を含めいろいろな書籍を読みますが、その中から「刺激を受けた言葉」をピックアップして紹介していくこのシリーズ。
とかく僕は忘れやすい人間なので、力をくれたり、ヒントになったり、辛いときの支えになったり、自分にない面白い視点や考え方であったり、「ピン!」ときた言葉やフレーズを書き留めておきたい。(ほぼ自分のために笑)
そんな想いでスタートさせたシリーズです。
シリーズタイトルは、シンプルに【言葉】に変更してようやく第2弾です(笑)
前置きが長くなりましたが、さて本題へ。
No.002「体全体に自然が入ってくるんです」
先日発売された「Trail Running magazine 2017」の巻頭特集で「山を走るということ」というタイトルで、プロトレイルランナーの石川弘樹さんのインタビューが載っていました。
文章はたかだか1ページでしたが、「トレイルランニングの魅力」をいろいろな表現で語ってくれていました。
その中でもその「魅力」を一言で表していたのが
「体全体に自然が入ってくるんです」
という言葉。
文脈全体としてはこちら↓
トレイルを走ると、街とは違った楽しさが純粋に感じられる。静かな時間が流れていて、花や枝が揺れる音、鳥の鳴き声、地面を踏みつける音、心臓の音や息遣い…。いつもいろいろな音が聞こえてくるし、体全体に自然が入ってくるんです。
(※写真と文章は関係ありません)
「この人はほんとに山を走ることが好きなんだなぁ~」ということがストレートに伝わってくる内容ですよね。
僭越ながら、まだまだ山ビギナーの僕が感じている感覚ともものすごく似ていてなんだかうれしい(笑) 普段、僕も「トレイルランの魅力」を人に(勝手に)語り出すことが多くなってきたのですが笑、要はこういうことなんです!
僕はトレイルランの最中、深呼吸しておいしい空気を吸いまくるし、前後に人がいなくなると立ち止まって目をつむり山の音を聞く時間を持つし、不思議な虫や苔などのミクロなものは覗き込むように顔を近づけるし、走りながら木や岩に触れます。
傍からみたら「気持ち悪っ」と思う人もいるかもしれませんが笑、特に意識するわけでもなく体が勝手にそうしようとする。五感すべてで山を感じようとするんです。
まさに「体全体に自然が入ってくる」感じ。
体が求めてるんでしょうね。浄化される感じがたまりません。
インタビューの中で他にも「そうだよなー」と共感した言葉を紹介します。
(先程の引用部分の続きで)
でも僕にとってそのためには”走る”ことが大事。歩いていると余裕がありすぎるせいか、ボーっとしちゃって全然入ってこない。走っているからこそテンションが上がって、いろいろな感覚が研ぎ澄まされていくんです。
(これは僕の写真です笑)
(しかし自然はいつでも人間に微笑んでくれるわけではない、という文脈を受けて)
山、というか自然って、変化があるからこそおもしろいと思うんです。天候が悪くなることは決して辛いことばかりではなく、乗り越える楽しさもありますよね。それは、これまでの経験や勘が生きる場であり、道具の必要性、大事さを実感する状況でもあります。
(さらに、雨やガスなどの状況が変化することに対して)
ただネガティブに感じるだけでなく、変化を受け入れる気持ちが大事だと思うんですよね。
うーん、まさに!
結論
「山を走ることは、めちゃくちゃ楽しい!」
つまり、そういうことです(雑?笑)
トレイルランを楽しんでいる人には、おおらかな人が多いです。人にも自然にも「オープンマインド」で「ポジティブ」で、どんなことがあっても常に「笑顔」。どんな状況であっても「楽しめるスキル」をみなさん持っていますね。
先日の100㎞ロングレースでも、完走している人ってとにかくすべてを楽しんでいる。
「めっちゃつらいっすね…」って会話の中にも、その裏には(でも、めっちゃ楽しいっすね!)っていうのが伝わってくる(笑)
石川さん然り、鏑木さん然り、大瀬さん、ヤマケン然り(皆さんプロトレイルランナーです)、とにかくみんな山走って楽しそうだし。まさに少年(笑)
僕もこれから先さらに「自然を体全体に取り込みながら」、山、そしてトレイルランを楽しんでいきます!
(山形蔵王の御釜。こんなみたらもうやめられません。)
先週発売の「Trail Running magazine 2017」はこちら。
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