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【コース紹介(南アルプス)】北岳~間ノ岳~仙丈ケ岳 / 広河原ループ 1泊2日(2019年9月7・8日)

最近はトレランよりも登山がお好きなわたくし山猿。登山といってもファストハイクなので、コースタイムの50~60%とまぁまぁ早歩きではあるのだが、ほぼ走らない。

走るとしても、それはだいたい行程最終日に公共交通機関の時間に追われて、ラストのロードか林道を走るのみ(だいたい毎回ラスト走っているけど)。

7月に命からがら踏破した分水嶺トレイルの準備期間辺りから、”山を走る”というよりも、”山を長く歩く”いわゆる”縦走”の領域に山猿家はシフトしており、最近はあまりトレイルランニングをやった記憶がない。

というか、もはや僕の中ではどれも楽しい山遊びであって、トレランも縦走もファストハイクも区切る必要がなくなってきている。

トレランのいいところでもあると思うのだけど、歩きたければ歩けばいいし、走りたければ走ればいい。そういう意味で、今は山を颯爽と走り抜けるよりは、苔とかキノコなんかをキョロキョロ探しながら、木漏れ日や風を感じながら、ゆっくりと山を愛でたい気分なのである。

ガッツリ走りたくなったら、また勝手に走り出すだろう。来週はレースなので、さすがにそれは走るし。山は自由なのだ。何にも縛られなくていい。

なんなら本当は、カメラでも持ってお気に入りの瞬間を撮影しながら(一眼持ってないけどw)、 コースタイム100%かけて、もっとゆっくり山歩きを楽しみたいぐらいだ。僕は本来そういう穏やかな人間であるw

目次

コース概要

前置きが長くなったが(いつものこと)、今回のコースの概要と、実際の行動実績を下記する。

日程

2019年9月7日~8日(1泊2日テント泊)

夏山最後のタイミング。8月の台風で夏休みアルプス計画が総崩れしたので、なんとかテント担いでアルプス行けて良かった。

天候

晴れ!晴れ!晴れ!

2日間とも最高の天気!本当に最高だった。

パーティー

山猿夫婦 & S隊員 の3名

S隊員は初のアルプス。サブ3ランナー且つ100㎞超のロングトレイルレースも経験しており、走力・体力は申し分なしなのだが、今回が初のテン泊アルプス登山だったこともあり、要領わからず容量オーバーw 超重量級ザックに悪戦苦闘しながら2日間の山行を楽しんでいただいたことだろう笑

ザック左から、山猿(30L)、相方(30L)、S隊員(40L)。
ヘルメットは「必要かも」と事前に伝えていたので、結局自分たちは持っていかず、申し訳なかったのだが、それにしても見るからに一回りデカイ。

距離

DAY1:約14㎞
DAY2:約22㎞
総距離:約36㎞

ヤマレコでのルート作成では上記の距離だったのだが、Garminのログではなぜか45㎞だった…。他の2人のログはもう少し短かったものの、いずれにしても40㎞オーバーだった模様。

ルート

DAY1:広河原~八本歯のコル~北岳(日本百名山・日本で2番目に高い山)~間ノ岳(日本百名山・日本で3番目に高い山)~三峰岳~両俣小屋(テント泊)

DAY2:両俣小屋~仙丈ケ岳(日本百名山・南アルプスの女王)~馬の背ヒュッテ~北沢峠~広河原

マップ

ルート線の一番右側の尖っているポイントがスタート&ゴール地点の広河原インフォメーションセンター。ここまでは甲府駅からバスで約1時間40分。

広河原から時計回りにぐるっとループするコース。初日に北岳、間ノ岳を通り、仙丈ケ岳と塩見岳をつなぐ「仙塩尾根」を通って両俣小屋で一泊。

2日目は引き続き仙塩尾根を通って仙丈ケ岳を目指し、ピークハント後は北沢峠に下り、最後は広河原までのくだりの峠道をひたすら10㎞進みゴールへ。

高低図

初日は初っ端の5㎞で標高差1500mアップし3000m級の山頂&稜線へ。北岳から間ノ岳までの「空中の稜線」楽しんだ後は、両俣小屋まで1000m以上下降。

2日目は再度1000mアップして仙丈ケ岳へ。仙丈ケ岳以降は広河原まで10㎞以上をかけて下山していく。

<コースタイム・行動実績>

ポイントCT実績到着時刻備考
【DAY1】
広河原START9:10
八本歯のコル30020012:3067%
北岳603013:0050%休憩20分
間ノ岳15510015:0065%休憩10分
三峰岳302015:3067%
野呂川越12010017:1083%
両俣小屋403017:4075%
TOTAL70548068%
【DAY2】
両俣小屋START4:45
野呂川越60305:1550%
高望池110456:0041%
仙丈ケ岳2401608:4067%休憩40分
馬の背ヒュッテ70409:5043%
北沢峠1156010:5052%休憩10分
広河原1909012:3047%
TOTAL78541553%
2日間TOTAL149089560%

見ての通り、行程全体を通してはコースタイムの60%だった。細々した休憩は計算に入れていないので厳密にはもう少し速いと思うが、まぁこんなもんだろう。

初日の仙塩尾根(三峰岳~両俣小屋)は下り基調ではあったが、樹林帯に入るまでが全くスピードが出せず、なかなか難儀したのがよくわかる。

僕らの山行がどれだけ参考になるかわからないが(別にギャグを言っているわけではありません)、こんなペースで歩くと、40~50㎞前後であれば1泊2日、50~70㎞前後であれば2泊3日で計画が組める。

今回の1泊2日でも十分に満足した山行だったが、過去の経験上、50㎞以上の縦走を2泊3日で踏破すると、これはなかなか達成感がある。体力的にもなかなかハードではあるが。

(分水嶺は120㎞を3日間なので、どれだけ過酷なのかが改めてよくわかる…。まぁ比較するものでもないか)

その①はここまで。次回は絶景写真とともに、DAY1を振り返ります。

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