DAY1とDAY2一気にいこうかと思いましたが、分けます。
レポ①はこちら。
まずはDAY1の計画および実績から。
たぶんこのコースやりたがる人が出てくる気がするので(早速1名は「真似していいですか?」って方いましたw)、そんなヘンタイさんのために参考になれば。
通過ポイント | CT | 計画(CT50%) (所要時間) | 計画 (通過時刻) | 実績 (通過時刻) | 実績 (所要時間) | 計画比 | CT比 |
青梅駅 | – | 7:30 | 7:30 | – | |||
高水山 | 330 | 165 | 10:15 | 10:10 | 160 | 89% | 48% |
岩茸石山 | 35 | 20 | 10:35 | 10:40 | 30 | 150% | 85% |
棒ノ嶺 | 150 | 75 | 11:50 | 12:00(★5) | 80 | 106% | 53% |
日向沢ノ峰 | 180 | 100 | 13:30 | 13:50(★10) | 110 | 110% | 61% |
蕎麦粒山 | 55 | 25 | 13:55 | 14:30(★5) | 40 | 160% | 72% |
一杯水避難小屋 | 75 | 50 | 14:45 | 15:25(★10) | 55 | 110% | 73% |
酉谷峠 | 175 | 90 | 16:15 | 16:55 | 90 | 100% | 51% |
長沢山 | 130 | 65 | 17:20 | 18:25(★10) | 90 | 138% | 69% |
芋ノ木ドッケ | 120 | 60 | 18:20 | 19:30 | 65 | 108% | 65% |
雲取山 | 95 | 50 | 19:10 | 20:45 | 75 | 150% | 79% |
1480 (24h40m) | 700 (11h40m) | 795 (13h15m) | 113% | 54% |
ざっくりいうと、通常コースタイムだと丸々1日掛かるコースを半分で踏破しようという計画。半分とはいっても12時間なので早朝出発してもナイト突入することは明白。ヘッドライトはもちろん必携装備。
マップで見るとここからここまで。まぁだいたい半分ですね。
高低図だとここまで。見ての通りDAY1はえぐいです。東京都最高峰(2,017m)を目指してひたすら登り。登って登って、また登って、まだ登る。距離47kmで獲得標高4,000m弱でした(ぐはっ)。単純に2000mまで登るだけなら獲得標高は当然2,000mのはずなんですが、それが4,000m弱ってことは、つまり登り返しがたくさんあるってことです(当たり前かw)
DAY1のコースは心して掛かるべし、です。(とかいって、DAY2を甘くみると痛い目に合いますがw)
ザック重量と食料
ちなみに今回はワンウェイなのでもちろん荷物は全持ち。途中補給できるようなポイントも少ないので(終盤の陣馬高尾エリアまでは茶屋なし!)
出発前夜に計測した荷物は〆て8kgオーバー。これに水分がプラス1.5kgなので実際は10kg弱。だいぶ担ぎ慣れてはいますが、まぁまぁ重いっす。ベースレイヤー(インナー)の網目が粗いものだとザックの重みでその網目が肩に食い込んでだんだん痒くなるので、ベースレイヤーにも注意。
僕の最近のお気に入りはオンヨネのこちら。網目も荒くないし、汗冷えに対してもこれまで着てきた中(finetracとか)では一番いいかも。
次に食料。こちらはこんな感じで〆て約5,000kcal。
この必要カロリーの計算にはもちろん根拠がありますが、細かな計算式については割愛。こちらの記事に他諸々詳しく書いてあったので気になる方は参考にどうぞ。
【超参考になったので共有】ロングレーサー必見!ベスパ齊藤氏セミナー「ロングレースの食学」
写真で振り返り
さて、さすがにそろそろ出発しとこうw
特にコース紹介しているわけではありませんが、青梅高水は過去4回参戦している馴染みのレース。レポはこちら。
<2017年>
【レースレポート①】2017年4月2日「第19回青梅高水山トレイルラン(30k)」
【レースレポート②】2017年4月2日「第19回青梅高水山トレイルラン(30k)」
【レースレポート③】2017年4月2日「第19回青梅高水山トレイルラン(30k)」
<2018年>
【レースレポート】「成長」は見られたか?37秒のPB更新を徹底解剖!「第20回青梅高水山トレイルラン」(2018年4月1日)
岩茸石山から一気に端折って日向沢ノ峰まできちゃってますが、ここまでがまずは第一の難所。岩茸石山から黒山、棒ノ嶺(棒ノ折山ともいう)などを超えていきますが、標高は800m→1,350mまでの550mアップ。とりあえず、日向沢ノ峰前の”壁”に心折れること間違いないので、ここは気合いを入れて臨むべし。
日向沢ノ峰ではさすがに休憩。次に目指すは蕎麦粒山(そばつぶやま)、そして一杯水。一杯水はその名前の通り”水場”があります。ただかなーりチョロチョロなので、夏など最悪の場合は枯れている可能性あり!
一杯水を超えてすぐの三ツドッケ以降は、いよいよ「長沢背稜(ながさわはいりょう)」に突入。これ簡単にいうと、ながーーーーーいトラバース道。トラバースといいつつもちろんゆるーく登り基調です。分水嶺トレイルの時にも通ってるのでその当時に比べればまだマシでしたが、やっぱり何度歩いてもほんとに長い。
ちなみに分水嶺トレイルのレポはこちら。過去イチで辛かったので過去イチのボリュームでレポ書いてるw
【分水嶺トレイル参戦記①】パッキング完了!
【分水嶺トレイル2019 参戦記②】「完走」ではなく「踏破」、「フィニッシュ」ではなく「生還」
【分水嶺トレイル2019 参戦記③】「諦めない気持ち」の先にあったもの。
【分水嶺トレイル2019 参戦記④】時系列振り返り(スタートまで)
【分水嶺トレイル2019 参戦記⑤】時系列振り返りDay1(青梅→将監小屋:約57㎞)
【分水嶺トレイル2019 参戦記⑥】時系列振り返りDay2(将監小屋→富士見平小屋:約40㎞)
【分水嶺トレイル2019 参戦記⑦】時系列振り返りDay3(富士見平小屋→フィニッシュ:約20㎞)
あ、そういえば今さら書きますが、今回のチャレンジ前日の睡眠時間は3時間弱でしたw。7時過ぎに青梅駅に着く電車だったので電車はほぼ始発。4時には起床なのに寝たの1時過ぎっていう。
はっきり言いましょう!寝不足で長沢くんに挑もうなんぞ、あなた、愚の骨頂です!けしからん!!
…ということで、長沢くんとの戦いは眠気との戦いでもありました。(ちなみに長沢くんクリア後も眠気が取れるわけもなく、DAY1も、なんならDAY2もひたすら眠気との戦いでした…)
ようやっっっと長沢山山頂到着!写真はまだ明るいですが、時刻はすでに18時半。酉谷峠以降(つまり長沢背稜のほとんど)はコースタイム比7割ぐらいになっちゃってました。寝不足と疲労…ってやつでしょうか。
長沢くん攻略でもうだいぶ疲れてますが、ここの標高ってまだ1,738mなんです。今日のゴールの雲取山は…2,017mだってよ。泣けるー。なんちゅうコースだぜ、トホホ。
とりあえず次に目指すは芋ノ木ドッケ(1,949m)。…ってほんとにナメた名前しやがって!こっちは疲れてんだよww …とブツクサ言う暇があったら一歩でも先に歩みを進めます。
ようやく長沢山(つまり長沢背稜)の標識の方角が”後ろ”になったよぅ。嬉
ちなみに教えておいてあげます。雲取山のあとに突如出てきた「・大ダワ」ってやつ。こいつの標高教えて欲しいですか?ほんとに?
えーと、、、1,800mです泣。写真なくてサラッと数字だけ書きましたが、長沢山のあとに退治した「芋ノ木ドッケさん」の標高は1,949m。雲取山まであと50mのはずなのに……まさかの150mダウン!
けっこう本気で疲れてて(眠くて)w、もうやめて、って感じでした。
雲取山荘から山頂までは20分程度で到着。でももうフラフラだったので相方には余裕で追いてかれましたw さすがにこの時間の2,000mは寒くてさっさと本日の宿(雲取山頂避難小屋)にいきたかったけど、撮影根性で山頂標識を撮影。
DAY2に続く。(DAY2とかいっても、3時間程度の仮眠をしただけなので気持ち的にはスルーですがw)
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