レポート②では、実際に走った感想なんかを備忘含めて時系列に書き起こたいと思います。
※レポート①はこちら。
スタート地点
スタート時の様子は冒頭の写真の通り。これは30kの部のスタートですが、道幅5mぐらいのところに約1000人がごった返します。まぁいつものことですね。
でも今回、このスタート時の「位置取り」がレースでは運命の分かれ道になることに…。
僕は相方(妻)と東神田TRCのメンバーの方々と、おそらく真ん中より少し後ろぐらいに位置取り、スタートを迎えたのですが、結論から言うと「もっと前に位置取ればよかった」です。
レポート①で書きましたが、今大会では「渋滞」がレース全般を通して発生してしまったようです。理由はいろいろあると思いますが、30kの部は10km地点に”関門”が設けられているため、「渋滞にハマる=関門アウト」と致命傷になりえないランナーも多くいます。本来は渋滞を考慮した関門設定をして欲しいところですが、運営上仕方がない面もあるのかもしれません。
渋滞ゾーンはほんとにノロノロです。亀より遅い。トレランの大会ではレース序盤はたいてい渋滞になるんですが、初めての大会で渋滞を経験した時は「あれ、今日けっこう気合い入れて走りにきたんだけど…」と拍子抜けしました(笑)
今回僕自身は、長い渋滞が発生する前に渋滞ポイントを通過できたのでレース全般を通してそんなに影響はなかったんですが、レース後に最初の1kmのラップを過去と比較して愕然。
2015 9:12
2016 8:15
2017 10:44
このロスはさすがに痛いですね。
ということで教訓。
「たとえ速くなくても、スタートポジションは図々しく前を位置取るべし。」
10km地点 – 残雪
おそらくですが、約10km地点ぐらい。残雪が出てきました。KFCのHPで残雪があることは前日にも共有されていたので、特に驚きはありませんでしたが、標高が徐々に上がるにつれさすがに肌寒くなってきて、途中何度かシェルの着用を考えました。
トレイルランナーたるもの半袖短パンの「野生感」丸出しで走りたいところですが、さすがに寒くて手の先が冷えてきたので、半袖に手袋(しかもモフモフ手袋)というなんとも中途半端なスタイルでしばらく走りました。でも手袋の装着、これだけでもだいぶ違います。末端を冷やさないことって大事。
あ、ちなみに写真はありませんが、5km地点ぐらいに「超ざっくりと順位を教えてくれる名物おじさん」が出現します。過去2年もいたので、おそろく毎回いる名物おじさんなはず。
ただしこの順位速報、ほんとに「超ざっくり」です。僕の場合、名物おじさんに「だいたい今150位ぐらい!」と言われ「お、けっこう速いじゃん」と軽く喜んでいたのですが、その後8.5km地点にあった水分補給エイドでは「199位!」と明らかに正確にカウントしているであろうスタッフさんに言われました…。間違いなく名物おじさんのポイントから十数人は抜いてきたはずなのに、「順位落ちとるやないかーい!」と思わず心の中でツッコミました(笑)
まぁ「超ざっくり」とはいえ、だいたいの順位がわかるだけでもありがたいですね(と思おう)。
常福院
このレースの最高到達点である高水山常福院。標高は約700mぐらい。距離的にはちょうど半分の11-12kmぐらいのところでしょうか。
この常福院では ①青梅高水山トレラン名物「獅子鈴」をもらう ②鐘を鳴らして参拝する という恒例行事を行います(別に参拝はしなくてもOK)。一応簡易エイドにもなっていて、水、塩、氷砂糖がありました。
登りの林道
何キロ地点だか忘れましたが、常福院から下った後、ゆるく(ところどころきつく)登り続ける林道に出ます。ここは日頃の練習の成果の出しどころ。普段峠走などでトレーニングをしていると、林道の登りは正直走れるようになります。トレーニングしていない人は確実に歩きますのでごぼう抜きゾーンです(笑)
僕はお陰様でこの区間でだいぶ順位を上げました。とはいっても一度も歩かなかったわけではなく(鍛錬不足)、7割型は走り続け、残りの3割は「50歩歩いて100歩走る」という”自称”必勝パターンを繰り返しながら、地道にコツコツと攻めました。「50歩100歩作戦」は非常に効果的なので、皆さんにも是非オススメしたい戦法です。
公式エイド
この公式エイドに至るまでに、簡易エイドみたいなものが二箇所あるのですが、公式エイドはここの一箇所のみ。ここでは、水、バナナ、塩などがありました。
僕はエイドでバナナを補給するときは、誰かに教えてもらってから実践している「バナナに塩をつける」という食べ方をしています。これが意外とうまいんです。
が、今回はバナナを塩の海にポトリと落としてしまい、塩まみれになったかなりしょっぱいバナナを食べて補給しました。。
エイド以降
その後は鯉のぼりがあったり、
急登があったり、
と、コースバリエーションを楽しみながら(と前向きに捉えながら)進んでいきました。
終盤5kmぐらいは下り基調になり、気持ちのいい楽しい区間になります。ただ先ほども書いたように“くどいほど”出てくる急峻な登り返しに、心身ともになかなか折れるのですが、それでもやっぱりゴールが近づいてくると自然と元気に!
ただ今回、PB更新こそしたもののトレーニング不足を痛感…。ラスト3kmぐらいから、突然筋肉が3箇所ぐらいピクピク言い出しました^^; 情けない。
一つは右脚付け根。ここはよくピクピクなるので想定内(笑)でも今回は他にも左脹脛と左前大腿部までピクピクし出したので、あ、やばいなと…。僕はほとんど脚をツったことがないんですが、これはくるのか?きてしまうのか?とドキドキしながら、ラスト3km走ってました^^;
結局は大丈夫だったんですが、これは明らかにトレーニング不足ですね。それと水分と塩分補給がちょっと不足したかもしれません。
「怪我をしないこと」も能力のうち。そのためにもやはりしっかりトレーニングしないといけないなーと思った次第です。
レースログデーダ
一旦載せます。別途過去2年のデータと比較して、PB更新の要因と改善ポイントなんかを分析してみたいと思います。
今はトレランの大会もほんとにたくさんあるので、どれに出ようかなと目移りしてしまいますが、同じ大会に連続で出ると、過去データと比較ができるので楽しいですね。
詳しい分析はまた次回!
では!
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