【ハギビス】ハセツネ中止を受けて(出ないけど)

2019年10月12日

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台風19号が日本列島に向かってますね。

今回の台風の名前、「ハギビス」というそうです。タイトルにいきなりつけたので、頭おかしくなった?と思われたかもしれません笑。

なんだかドラクエの呪文の一つに聞こえますね。メガンテ級に強そうな名前。

というか、別に週末だけに台風が来ているわけではないと思うんだけど、なんだか週末ばっかに来ている気がするのはなぜだろう。「週末の楽しみ」を台風によって吹き飛ばされた恨みの強さなのか。

前回の台風により千葉県が甚大な被害を受けました。まだ復旧中のところも多くある中、今回の直撃によりさらに被害が広がらないことを祈るばかり…。

・・・

今回は「台風が怖い」っていう話ではなくて、台風によるハセツネ中止を受けて、「山って怖い」っていう話です。

ハセツネ中止

今日18時以降に大会開催について連絡をするとしていたハセツネですが、結論、なんと、中止になりました。「なんと」ではないですね。賢明な判断かと思います。

でも残念ではあります。今回僕は出ないんですが、相方は参戦予定でした。相方は相方であんまりハセツネはやる気がなくて笑、「記念受験」とか言っていましたが、一応応援に行く予定だったし、なんとなく残念。

ハセツネ以外にも、多くのレースが続々と中止の判断をしていますが、長い期間をかけて大会の準備をしてきていることはどの大会においても同様だし、中止の決断による「心の穴」は選手以上にあると思います。

いや、これね、たぶんほんとに、自分で何度か「Regional Running」というロゲイニングイベントを主催してわかりましたが、あんな小規模なイベント(参加者15名ぐらい)ですら、企画から準備から集客から当日を迎えるまでのドキドキから、いろんな想いをしながら準備をしました。

で、わかった。イベント準備ってほんと大変。

好きなこととはいえ、それなりに時間やらなんやらいろいろ使ったし、「あーやばい、大変!」と思うこともそりゃまぁ普通にありました。(でも参加してくれた方々の「楽しかった!」の一言で一瞬ですべてが報われるのだけど。)

なので、まずは今回の中止の連絡を受けて、ハセツネに限らずどのレースでも、準備を進めてきた実行委員やスタッフの皆さまに、深く共感して、参加者以上に残念と思っているであろうその気持ちに、イベント主催者の端くれとして、まずは寄り添いたい。

残念。でも今回の中止は受入れよう。

いろいろ残念な気持ちはあります。

ハセツネはその知名度、歴史、参加者の人数とそのその幅広さ(トップ選手から山好きなおじさんまでいろいろ)などなど、トレランや山の世界では「特別なレース」であることは間違いないので、今回の中止を受けて、いろんな想いが渦巻くと思います。

トップ選手なんかは、過去の奥宮さんがそうであったように、このレースでトップを取ることで、その先のステップにのし上がるチャンスの場だったりします。 注目度が高い大会なので有名になるチャンスだし。

僕ら一般ランナーからしたら、「ハセツネでトップを取る!」とかそんなレベルの話はあんまり関係ないけど、「ハセツネ完走」という実績は、何か山やトレラン界のなかでは、一つの「勲章」のような感じもします。

と、今回参戦しない僕ですら、少し考えただけでいろいろと”未練”や”行き場のない気持ち”を想像し得るわけですが、今回はすんなり諦めよう。現実を受け入れよう。

山は逃げません。

プライベートでハセツネやりましょう。

先日ハセツネコースを試走しましたが(出ないけど)、すごくいいコースでした。前半の登り基調も思いのほか走れるエリアがたくさんあるし、予想外に「いい森」。後半はご存知の通り、ひゃっほーいの下り基調。金毘羅尾根とかひゃっほーいゾーンです。ハセツネはレースだとほぼ夜ですが、プライベートなら日中に走れますよ。

話が脱線したけど、「今回はすんなり諦めよう。現実を受け入れよう。」まで話を戻します。

なぜ参戦しない僕が今回のハセツネ中止を受けて、わざわざこのエントリーを書いているか、なんですが、それは「山(自然)の怖さ」を改めて皆さんにも知って欲しいから、です。

山って素晴らしいけど、怖い。

トレランをきっかけに山に触れるようになってから、けっこう経ちます。その間、「楽しい経験」もあれば、「つらい経験、怖い経験」もしました。

つらい、怖いについては、具体的には、UTMFでの「寒い」経験と、OMMでの「道迷い」の経験、分水嶺での3日間ほぼ雨の中の山行で且つ体調不良という「つらい」経験、といったところ。

「あ、これけっこうやばいかも」という経験を何度かしています。

UTMFの寒さの経験からはゴアテックスのレインを大金はたいて購入し、OMMの道迷いの経験やその後山での経験を重ねるにつれ、山の楽しさや素晴らしさと同時に、その怖さを知るようになり、ココヘリ(GPS発信機)にも入会しました。

とにかく伝えたいことは、

山は人生変えるぐらい素敵な場所だけど、一方で、間違いなく命を危険にさらす怖い場所でもある

ということ。

これは当然のことなんだけど、トレランから山に触れた人なんかは、僕がいい例で、山の怖さを知るのに(気付くのに)時間が掛かったように、その怖さを「わからない」と思うのです。

山が怖い場所だということを「知らない」。

山の経験が長いハイカーさんが、トレイルランナーの軽装装備をみて、「おたくらそんな装備で山なめてんの?」と不安&不愉快な気持ちになるのも今ならわかります。

今は、ガチンコハイカーさんに比べればまだまだ軽装といえど、しっかりといろいろな状況に対処できるような装備を携行できるようにはなってきたので、自信をもって「あ、確かに軽装ですけど、このザックの中にいろいろコンパクトに詰まってるので大丈夫です。」と言えるのだけど、

僕らから見ても、「そんな装備で大丈夫?山なめてんの?」というランナーはちらほらいます。トレランが人気になってきて普及すればするほど、そのようなランナーは増えると思います。

山って怖いところですよ(再度声を大にして)

大事なことなので、もう一度。

山は怖いところです。

最近は山に入れば入るほど、山に対して「畏怖」の気持ちを抱くようになりました。

台風のときに山に入ってはいけません。言語道断。晴れてるときですら稜線の風で飛ばされそうになるのに、台風なんてきてたら一瞬で吹っ飛びます。

僕はまだ経験ないですが、稜線の爆風で「体が浮く」経験をしている人の話はちょくちょく耳にします。重いザックを背負っているのにフワッと無重力状態です。稜線で無重力で体のコントロール効かないとか… こわ。

前回のエントリーで「山猿 Mountain Project」なんかの”山楽しもうぜ”企画をドカーンと打ち出しましたが、

このプロジェクト(というかコミュニティ)の中では、山の素晴らしさと同時に、山の怖さも伝えたい。

一緒に山に行く機会なんかも出てくると思いますが、山に入るときに最低限の装備が足らない人(レイン忘れたとか)はお帰りいただくぐらいの気持ちです。

最近ほんとに「トレラン興味ありますー」という人が増えてきている気がします。とてもとても嬉しいのですが(何様だって感じですが笑)、これからトレランを楽しむ人には、是非しっかりとした山への知識・認識をもって、山に入って欲しいです。

僕がトレラン初めて数年の間、山のことを深く知らずに気軽に山を走ってきて今生きているのは、たぶんたまたまです。

でもやっぱり山って最高なんです。

こんだけ「脅し」をかけると、トレランや山に関心がある人が、確実に山を「嫌い」になってしまうと思いますが、それは本望ではない!

ということで最後は山の素晴らしさを写真でお伝えしておきます。

ほんと、山って最高ですよ!!!

大事なことなのでもう一度声を大にして言っておきます。

山ってほんとに最高で素敵で素晴らしくて偉大で格好良くてたおやかで気持ちよくて感動ですんばらしくてすごくてすんごくてめちゃくちゃ良くて……!!

素晴らしさ伝わりましたかね?(笑)

それでは、皆さま台風の備えを。

ではまた。

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