いい加減レースレポートに入れよといったところですが笑、どうしてもこれだけは皆さまにお伝えしておきたい、お伝えしておかなければ!という使命感に(勝手に)駆られて、もう一本だけ番外編です。
今回は、先日のトレニックワールド100kを完走できたのもこの人のセミナー受講のお陰といっても過言ではない、我が補給の師匠(←勝手に崇拝)「ベスパ斎藤氏」に聞いた話です。
というのも、
レース前日のブリーフィング前、スポンサー出店エリアをぷらついていたところ、さかいやのブースになにやら見掛けたことのあるヒゲ顔が。
あら、ベスパの斎藤さんじゃあーりませんか。(一方的に知っているだけで別に全然親しくないですが)
タイミングが良かったのか他に客もおらず、ベスパ斎藤氏をキャッチすることに成功!ここぞとばかりに質問攻めにして「補給プチ講座」を受けてきたのでその共有です。
今回は立ち話10分程度だったので、前回のセミナーのときのように莫大な情報量はありませんが、どれも役に立つ知識ばかり。
▼過去記事「セミナーまとめ」はこちら。
聞いた情報をコメント付きで順不同で紹介しますが、その中でも個人的に新発見だった「コーラの補給」については、ベスパ斎藤氏の言葉も借りながら少し掘り下げていきたいと思います。
ベスパ斎藤氏「補給プチ講座」の内容
●エネジーグミの活用方法
エナジーグミってご存知でしょうか?そのまんまですが、エナジージェルのグミ版です。ジェルはどろっとしてますが、グミはあのグミです。固形物です。
「グミって固形物ですけど、どうなんですか?」という質問に対して、
「エナジーグミはジェルを固めてグミの形状にしたようなもの。なので消化は悪くない。むしろ空腹感を感じ始めときに、固形物であるグミを一粒食べて腹の中に入れると空腹感は和らぐ。そうすることで一旦空腹感を凌げる。」
要は「腹が減ったらジェル!」でもいいけど、「腹が減ったらグミ!」でもアリということ(?)
※正確には「腹が減ったら」ではなく「腹が減る前に」ですよ。
●ジェルはとにかく自分な好きな味のものを選ぶべし
これはセミナーのときにも聞いた話。カロリーも効果もどれもたいして変わらないから、好きな味のものを選びましょう。カフェイン入りのものは選択肢限られますけどね。
●「GI値」が低いジェル
ジェルの話をしていたときにオススメされたのがこちら。
▼「NUITY HONEY」
オススメの理由は「低GI値」であること。(※「GI値」については、過去記事の「セミナーまとめ」を参照」)厳密には低GIである「アップルハニー」を原料として使用しているとのこと。
味はレモンジンジャー。試食しましたが、癖がなく口当たりもさらっとしていて普通に美味しかったです。値段は1200円と少々張りますが、これ一本で404kca。蓋付きなので、少しずつ分けながら補給できます。
ちなみに製造元は「Aah bit」というお店。以下HPより抜粋。
2016年11月に鎌倉材木座にオープンした白砂糖を使わないお菓子屋です。 ケーキはすべてグルテンフリー(小麦粉不使用)で作っております。 白砂糖の代わりにGI値36という低い値の天然甘味料アップルハニー(原材料はりんごのみのガムシロップ)を主に使用しておりますので、身体にやさしいお菓子が出来上がりました。
いわゆる自然素材のお菓子屋さんですね。ベスパの商品もECのラインナップにあったので、ベスパが発掘してきたんでしょうかね。今回のレースでは事前に準備したジェルを使用したのでこれは結局使わなかったのですが(買いはしました)、今度使ってみようと思います。
●エイドにおける「コーラ」の補給について
今回一番お伝えしたかった内容はこちら。
マラソンやトレランの補給といったら「コーラ!」という人も少なくないと思いますが、結論からいうと、これは「NG」だそうです(ガーン)。
まぁ以前から直感的になんとなくそんなような気はしていましたが、やはりという感じです。だってどう考えてもコーラって「単なる砂糖のカタマリ」ですからね^^;
あ、でもコーラ信者の方々も多数いる中で「ダメ、絶対!」では申し訳ないので、もうひとつ先にお伝えしておきますと、NGとはいっても活用方法はあります。ただ「用法用量を守って正しくお使いください」的な感じです(笑)
ベスパ斎藤氏曰く、
「マラソンなどでコーラを補給するようになったのは、昔トライアスロン競技においてコーラを補給として使っていたから。ただそれも、実際補給をしていたのは『一番最後のエイド』での話。レース途中のエイドでは補給していない。ゴールまであとひと踏ん張り!というラストのところで『ガツンと糖分を補給』してエネルギーをチャージしていただけ。」
とのこと。
これが回り回って「トライアスリートはコーラを燃料にしている!」となり、今の「コーラ神話」が出来上がったというわけ。そりゃ、”鉄人”と言われるアイアンマンがそうしていると聞いたら、「アリなのかも…」と思っちゃいますよね。
私的見解ですが、コーラはどう考えても「栄養のない気休めドリンク」^^;(注:僕もコーラは好きです) 炭酸による爽快感や、カフェインによる眠気防止とか「効く場面もある」とは思いますが、いずれも「一時的な効果」に過ぎない。長くは続きません。もっというと「後が怖い」(笑)
がぶ飲みして元気になったはいいものの、効力が切れた後の「反動」が大きいイメージ。
レースを通して「血糖値を一定に保つ」ことが重要だとよく言われますが(この詳細はまた別途)、コーラのがぶ飲みはこれに逆行するわけです。
「でもどうしてもコーラ飲みたい人はどうしたらいいですか?」と一応聞いてみたところ、
「各エイドで一口から二口程度ならOK」とのことでした^^;
コーラ好きの皆さん、よかったですね(笑)
以上、10分間マンツーマンプチ講座の共有でした!
次回こそようやくレースレポートに入ります。(まずは【前日編】からだけど‥)
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