武尊が終わって1週間経過。
ビックリするぐらいに体にどこも異常がありません!本当にビックリしています(笑)レース後2日は足の浮腫みがあったけど、それ以外は筋肉痛もなければ関節痛もない。体重も激減するかと思いきや、129㎞問題なく食べ続けることができたのと、レース後も食べまくったので全然減らず^^;
むしろ、レース後2~3日は体が回復のために水分を溜め込んだので、ここ最近で一番の重さに(笑)でもそれも、一昨日あたりから一気に水分が排出されて、元通りに戻ってきました。(この”レース後の体の回復の仕組み”、すごい気になる)
詳しくは後述しますが、これもすべて「パワーハイク作戦」に切り替えたことが逆に良かったのかもしれません。
そんなことも含めて、ぼちぼちといろいろな切り口から今回のレースを振り返っていきます。
あー、武尊ロス。
まずは結果から
どどん!
無事に完走証を受け取ることができました!
記録:33時間38分18秒
総合順位:422位/714人
部門順位:95位/141人(男子30代)
フィニッシュ制限35時間、累積標高9200m以上、距離129㎞。見るからに過酷な数字が僕を縮み上がらせていましたが、制限時間に1時間以上の余裕を残し、なんとかフィニッシュに辿り着くことができました。
当初の目標は「31時間以内」でしたが、この目標タイムは、”一応設定しておいた”ぐらいのものだったので(なんせ未知すぎるので)、この目標に届かなかったことに対しては特に後悔も不満もありません。
あえていうなら翌日が仕事だったので(しかも朝一のアポイント!泣)、少しでも早くゴールして少しでも早く家に帰りたい!という気持ちはありましたが、途中からはそれももう諦めて、とにかく一歩一歩前に進むことしか考えていませんでした(というか”考えられませんでした”というのが正解w)。
何はともあれ、改めてこの高低図と距離をみてみて、「よぅやったわ…」と自分に呆れています(笑)
武尊完走による「自信」は大きい
国内のトレイルレースでは最強説(最強に辛いコース)のあるこの武尊。ほぼ歩いたとはいえ、このレースを完走できたことによる「自信」はやはり大きい。
今年もまだFTR100や房総半島横断68kが残っていますが、正直武尊に比べたら「ちょちょいのちょい」って感じです。「ちょちょいのちょい」は言いすぎかもしれないから、「屁の河童」ぐらいでしょうか(笑)…って同じか。
とにかく、このレースをトラブルなく、且つレース後の大きなダメージもなく完走できたことは今後の大きな自信になりますね。胃腸トラブルなし、足のマメなし、股ズレもなしw
普段ガツガツトレーニングしているわけでもなく、むしろ最近は”週末ドカ走り系”でしたが、この夏の、アルプス縦走や八ヶ岳縦走、あとは街ランなんかを楽しんでいたら、いつのまにか強くなっていた、という感じです。ラッキーラッキー。
武尊が完走できたので、必然的に次に目指すべきものが明確になってしまいました。
そう、100マイル…
トレランを始めて6~7年経ちますが、ついに100マイルが現実味を帯びてきました。今回の距離にあと30~40㎞と考えると、まぁなかなかなもんですが、レースマネジメントがしっかりできれば完走できるイメージはある。まずは来年のUTMFですかね。STYがなくなってしまったので、UTMFにエントリーするしかなくなったし(笑)
UTMFを無事に相方と完走できたら、その後はちょっと羽を広げさせてもらって笑、100マイルも含めたロングディスタンスレースを単独で走ってみたいと思っています。おそらく途中で潰れると思いますが、本当の意味での自分の限界に挑んでみたいという気持ちがある。
ま、それもこれもまずはUTMFに当たってからの話です。
「登り」が強くなっている気がします
武尊といったら「累積標高9200m」という恐ろしい数字が目を引きますが、実際に何度も何度も登り(しかも急登)がでてきます。当然か。この何度も出てくる登りをどんなモチベーションで臨めるか、耐えうるだけの脚力があるか、ということは当然ながらこのレースの鍵になります。
この「登り」については、今回我ながら成長を感じた部分。
途中眠気が襲ってきた時間帯での登り区間のへなちょこっぷりには我ながら呆れましたが、覚醒時のパワーハイクでの登りに関しては、以前よりも確実に「強く速く」登れるようになった気がします。
今回のレースでは「ストックが使えたこと」も間違いなく大きな理由の一つです。武尊ではA5(75㎞地点)以降でストックが使えますが、120kに出るのであればストックは絶対あったほうがいいです。登りに限らず、下りでもフラットでもかなり助けられました。登りがガシガシいけたのも間違いなくストックのおかげ。
「山猿はストックを手に入れた」
「スピードが10あがった」
っていう感じ(笑)
ちなみに、うちには「登りの女王」がいるのでw、毎回の山行でそれに必死こいて食らいついていっていたのも(実際には食らいつけず微妙にちぎられるのですが…)、僕の登攀力アップに寄与してくれたのは間違いなし。
「登りは嫌い(好き)!」とか「下りが嫌い(好き)!」とか、人それぞれ好き嫌い、得手不得手があるかと思いますが、僕は登りも下りも好き(笑)
昔は「登りは嫌い」でしたが、最近は以前よりはガシガシ登れるようになってきていて、登りでけっこう抜けるので楽しい。下りは下りで、テクニカルな斜面であるほど「攻略」のしがいがあってこれまた楽しいです。
トレランの申し子と呼んでくれてもよいですぞw
参戦記その②は一旦以上。その③に続きます。
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