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【時系列レポート②】「スタート~観音沼エイド(52㎞)」(第1回 会津-那須越県ロングトレイル 2019年9月21・22日)

さーて、レースレポに入ろう。

レース前夜の”事件”については以下記事でポストしたので、レースの話はまったく出てこないけど、お暇な方はどうぞ。

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あと、オフィシャルの写真にレース前ブリーフィング会場の写真があったので、記念に載せておきます(笑)

ブリーフィング会場入り。
ブリーフィング中。
目次

では、レースを振り返ろう

ということでレースを振り返っていく。

…と思ったんだけど、ちょっと細かいこと思い出せないので、ひとまず相方のレースレポを載せておくことにする笑。

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ざっくりコースプロフィール

まずは、ざっくりとコースプロフィールを振り返っておきたい。

ざっくりこんなコースである。

まずエイド。

スタート : 大内宿(21日 20:00)
小白森登山口エイド:給水
観音沼エイド:給食・給水(関門 22日 9:00)
音金エイド:給水
三斗小屋宿跡エイド: 給水
ゴール : 板室温泉 上の原園地(制限 22日 20:00)

90㎞超のレースでこれな。給食エイド1ヵ所。あー大変。

お次にコース。

超ざっくりいうと、大きな登りが4回、山間部はロードが多め(感覚値4割ぐらいはロード)。途中、三倉山で綺麗な稜線を走れる(かも)。

4つの大きな登りはいずれもなかなか手強く、ざっくり以下。どれもガツンと登る。

一つ目:小野岳(およそ6㎞地点、700m→1350mの650アップ)
二つ目:二岐山(およそ25㎞地点、500m→1500mの1000アップ)
三つ目:小白山(およそ35㎞地点、850m→1600mの750アップ)
四つ目:三倉山(およそ67㎞地点、700m→1800mの1100アップ)

もちろん4回の大きな登り以外にもアップダウンはあるが、大きくはこの4つである。

前半で3つの”山”は越えるので、そういう意味では多少気が楽ではあるのだが、見ての通り後半の”山”は、まさに「そびえ立つ」という表現がふさわしい最難関。

こいつらをいかに攻略するか。 特に4つ目の三倉山でどれだけ脚が残っているか、が勝負の分け目であることは言わずもがな。

今年の夏のアルプス練で1000mアップ級の登りは鍛えてきたが、さてどうなるか。楽しみだ。

スタート~小白森エイド(約32㎞)

いよいよスタート。

開会式の写真が公式サイトに載っていたので、まずはそちらを載せておく。なかなか雰囲気が伝わる。

初開催のロングレース。きっと思い通りにいかないことも起こるだろう。運営面がおぼつかないと感じることもあるかもしれない。長い道中、さすがに雨にも降られるだろう。

何が起こるかわからないのが、ロングレースの怖いところであり楽しいところ。

思い通りにいかないことが起こる、ということを想定してそれすらを楽しむ。これがロングレースを最大限楽しむ秘訣だ。

20:00号砲。さぁ、行かん。

ライトで照らされた大内宿はなかなか幻想的で趣がある。
トップ選手はスタートからトップスピード。

まずは大内宿の集落?をぐるっと一周。

意気揚々とスタートして数百メートル、早々にソフトフラスク落下トラブル。なんとか落としたことに気付き、少し戻って回収(意外と落としたことに気付かないものなのです)。

僕がソフトフラスクを落としたことなど気にも留めずに淡々と前を進む相方を追いかけるが、スピードを上げるとまたソフトフラスクが飛び出そうになる。スピード出すときのソフトフラスクの収納は、いまいちうまい具合が見つからない。

先が思いやられるが、まぁいつもこんな感じだ。気にしない。

ちなみにスタート時のウェアは半袖短パン。スタート直前までは多少肌寒かったのでシェルを着ていたが、スタート直前に脱いだ。気温は10度ちょっとだっただろうか。このぐらいなら、雨が降っていなければ半袖短パンでいける。動き出せばすぐ体は温まる。

ここから先はひたすら夜。写真もほとんど撮っていないし、正直あまり記憶にない。分水嶺の24時スタートも「夜が長くて」辛かったが、今回はそれにさらに「+4時間」。とにかく長い。

ナイトランは嫌いではないが、「早く夜が明けてほしい」と何度思ったことか。眠くならないように、とにかく定期的な補給を心掛ける(エネルギー不足になると眠くなる)。もちろんカフェインジェルもケチらず投入。

基本はメダリストのコーヒー味。最終兵器はメイタン。これが最近のロングレースにおける僕の”必携カフェイン”である。

記憶が定かではないが、小野岳、そして二岐山あたりまでは、さほど苦労もなく歩みを進めた気がする。

小野岳から二岐山までのロードはさすがに長かったが(10㎞以上ある)、ここもUTMFに向けたトレーニングで「転がるように進む」というちゃんぷ。さんの教えを思い出しながら、淡々とリズムよく。難なくクリア。

長いロードはいかに”心をざわつかせずに”淡々と進むかが鍵。決して、「あーロードだるー」などと思わないこと。距離を稼げることに喜びを感じながら走ること。

二岐山登山口には、0:20に到着。そこから1時間弱登り、1:10に二岐山山頂(女岳山頂)到着。

1:10に二岐山山頂(女岳山頂)到着。 山頂といえど真っ暗なので眺望などなし。通過時間記録用に写真を1枚だけ撮り、休憩をとることなく通過。

二岐山第1エイド(小白森エイド)は白森山登山口に設けられており、1500mから900mまで今度は標高差600mのくだりだ。デカい山を登ったあとは当然長い下りが待っており、実はこれがしんどかったりする。

レース終盤だと、長い下りが本当にしんどくなるので、「なげー、つれー、早く終われー」とウダウダ文句を言いながら下るのだが、まだ序盤なので文句は言わずに後半に脚を残すことを考えながら、丁寧にダメージレスに進む。

小白森エイド(32㎞)~観音沼エイド(52㎞)

小白森エイドには、2:35IN。予定では2:40INだったので、ほぼ予定通り。

このエイドに給食はないので、持参した補給食で補給。ここでの休憩は10分のみ。改めて相方の作ったレースプランをみたら、ここでの滞在予定は「5分」となっていた汗。10分休めて良かった…。

2:45エイドOUT。さて、お次は3つ目「小白森山」。エイドの出口が登山口。
ここからは850m→1600mの750アップ。約1時間登り、3:50小白森山山頂着。

小白森山も当然、登った分だけくだる。今度は1600m→800mの800ダウン。

時刻は4時前。たいてい”どうにもならない眠気”がくるのは3時過ぎから明け方までだ。ここが魔の時間帯。

今回はレース前に十分にコンディションを整える時間があったので、”どうにもならない眠気”はあまりなかった気がするが、さすがにちょっとは眠気に襲われていたような気もする。

5:00前。空がようやく明るんでくる。嬉しい。ようやく朝がくる。ほんとに嬉しい。嬉しくて、なんの山かわからなかったけど写真を撮る。
山を下りるとロード。完全に夜が明けた。人間の体とは不思議なもので、朝の光を浴びると目が覚めてパワーが湧いてくる。とはいっても、観音沼エイドまではまだまだ(この写真の撮影時刻が5:50、観音沼エイドINが7時過ぎ)
観音沼エイドの手前。朝日が綺麗。ちゃんぷ。練の仲間が超カッコいい写真撮ってくれた。

唯一の給食エイド、観音沼エイドはもうすぐ。”朝日パワー”も手伝って、みるみる元気になっていく。

観音沼(公式フォトより)

ちなみに観音沼エイドでは20分休憩の予定。多少時間も巻いているし、なんなら30分ぐらい休むか、的な話を直前までしていたのだが、エイドに入る手前で誘導スタッフの方が相方に向けて「女子3位ですよ!」との情報提供。

実際は3位ではなく5位だったのだが、これに火がついたのか、エイド滞在を15分で切り上げる、と言い出す相方…。

僕はガッツリ休む予定だったので、急遽の予定変更にちょっと気持ちが追いつかず笑、「後から追いかけるわ」と伝え、もう先に行ってもらうことにした。

人のペースに合わせるのはけっこうしんどい(たまには愚痴w)。

と、いう感じで、7:10観音沼エイドIN。

この時すでに相方は補給中。
唯一の給食エイド。そば、冷や麦、みそ汁にライスピュレ。今思うとライスピュレ置いてあるのだいぶ贅沢。たくさん取っておけばよかった笑
この栗がうまかった(栗好き)
ということで、そばをいただきました。染みる。
僕は観音沼エイド手前にあったトイレに寄ったので(ここのトイレきれいです)、相方はたぶん7:05にはIN。僕がエイドINした時点ですでに相方は5分経過しているので、僕がようやく補給を始める頃にはもう出発する勢い。
たっぷり30分休んで、エイドOUT。相方はこの15分前には出発しているので、ご覧のとおり単独OUT。頑張ってここから追いかけなければ。いやー、それにしてもいい天気で気持ちいい。

さて、ここから後半戦。

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