皆さんが「OSJ」のレースに抱いている印象は、どんなものでしょうか?
今回のレポートを一言でまとめるなら(良くも悪くも)「OSJらしいレースだったな」というところ…笑
2019年の初開催から3年越しの開催(2020、2021はコロナのため中止および延期)となった「第2回 OSJ真昼山地トレイル50k」、紐解いていきますか。
結果報告
まずはワタクシの結果から。・・・の前に事前に立てた目標から。
目標はズバリこちらでした。詳しくは参戦レポ①をどうぞ。
マスト目標 →「上位3割以内!」
ストレッチ目標 →「上位2割以内!」
ハイストレッチ目標 →「女子上位5位に食い込む!」
で、結果がこちら。どどん!
コーラのインパクトがありすぎて(完走賞が小さくて)よくわからないので書き出します。
記録:8時間40分41秒
総合順位:37位/185人(上位ピッタリ20%)
男女別順位:34位
年代別順位:30代男子 8位
ちなみにレース全体のリザルトはこちら。
エントリー数:233人(男子:208人、女子:25人)
出走者数:185人(男子:161人、女子:24人)
完走者数:141人(男子:124人、女子:17人)
完走率:76.2%(男子:77.0%、女子:70.8%)
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優勝タイム(男子):5時間45分19秒(須賀暁さん)
優勝タイム(女子):8時間10分49秒(畠山望美さん)
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女子上位5位のタイム
1位:8時間10分49秒
2位:8時間32分42秒
3位:8時間35分27秒
4位:8時間49分18秒
5位:8時間53分37秒
ということで・・・目標達成しましたー!
おめでとーありがとー。ウェイウェイ。
女々しくも女子上位5位までのタイムも書き出させていただきましたが、お見事!上位5位に食い込み、第4位!ハイストレッチ目標も達成〜!いや〜嬉しい嬉しいww
50人ぐらいがDNS(Did Not Start)だったのはちょっと驚きですが、事前の予想通り、全体としてはやはり上位2割という結果になりました。まぁこんなもんだろ。成長もしてなけりゃ退化もしてない!…というところでしょうか。
ちなみに今回一緒に参戦した面々も好成績。
A.Kさんは年代別1位(9時間43分50秒)、相方は年代別2位(9時間56分10秒)!お見事!素晴らしい!拍手!
前日に表彰台に乗ったままになりましたw
山猿のレース内容詳細
ちなみに来年の誰かの参考になるかもしれないので僕の詳細レース内容を載せておきます。どこをどんなペースで走っていたかがなんとなくわかるかと。
下記グラフやラップはStravaの記録ですが、ブラウザ版だとこんな風に分析データが見れるんですね〜。
Stravaへのダイレクトリンクはこちら。
コースレビュー
ということで、結果は「まぁなんだかいい感じ!」というところでしたが、実際のコースの振り返りもしておきたいと思います。
冒頭書いたように、「(良くも悪くも)OSJらしかった」のですが、言い換えると、まぁまずは…「きつい」。身も蓋もないですが笑。あとはエイドが…「しょぼい」。こちらも身も蓋もありません笑。
でも!これぞOSJなんです!「きつい」のに「しょぼい」!「しょぼい」のに「きつい」!これがOSJ…!だから!決して!文句なんて言いません……!笑(このブランディングが成り立ってるOSJってすごい)
改めてコースプロファイル
レポ①にも載せましたが、高低図を再掲。
距離は公表53km、累積3000m以上でしたが、手元の時計(Garmin)では、ほぼ50km、累積は2900m弱という結果に。他のメンバーもみんな同様に、距離50km、累積も3000mはいっていなかったので、おそらくこれが正解なのかなと。
ただレース中は当然途中までは、「フィニッシュは53kmだ」と信じて疑わずにいたので、最後「これは53kmはなさそうだ!」という確信が持てたときは大変嬉しゅうございましたw(途中エイドで徐々に距離がずれてきたあたりからもしや!?とは思っていたけど)
Start〜18km(第2エイド)
ロードと林道がメイン。途中思ったよりはトレイルっぽい路面も。いずれにしても頑張って走るゾーン。人数も200人前後だし、スタート直後にいきなりトレイルインするコース設計でもないので渋滞はまったくなし。
開始30分ぐらいでどうにも免れられない渡渉ポイントあり、シューズは一発そこでずぶ濡れ。足首以上の水深があったりするので、下手にゴアなんかを履いていくより、水抜けの良いシューズと吸水速乾ソックスなどが正解。
途中からは沢沿いを詰めていきますが、左右に滝がたくさん出てきます。この滝の横を通り過ぎるときの涼しさといったら。そしてなかなか圧巻の滝も!
18km(第2エイド)〜34km(第4エイド)
ここからは山岳ゾーン突入。ガッツリ登る。ここまで20km弱走らされているので、まぁまぁきついかも。
一気登りも終盤に差し掛かってくる22〜23kmあたりから1.5kmの歩行区間あり。フラットな区間かと思いきやほぼ登りなので、走りたくても走れない。(歩行区間の意味よ。)
稜線に出ると東北らしい深く折り重なった、どれも一筋縄ではいかなさそうな山々の景色が一瞬お目見え。ただしすぐに、ワイルドな藪漕ぎ稜線に突入するので、ひたすら稜線の景色を眺めながらとはいかない。
稜線上は踏み跡はしっかりついているものの、背丈高めの笹藪を中心に、植物が左右からもしゃもしゃ飛び出ていて元気元気。それらをかき分けなら進む。ただ、肌を切り刻んでくるような植物は少なく、トレイル上の笹藪も強く(固く)はないので、思ったよりストレスではなかった。
下は倒木多め。小さめ大きめ含め、何度もそれを超えていくうちに疲弊。下ばっかり気にしてると今度は頭ぶつける。僕は3回ぶつけました。頭を守る意味でもキャップなどのヘッドギアの着用推奨。
34km(第4エイド)〜44km(大台スキー場)
第4エイド後は少しトレイルを登り降りしたあとは長めの林道のくだり。頑張って走るゾーン。林道が終わると第2の山岳ゾーンに突入。”第1の登り”に比べて獲得標高は多少少ないものの、 疲労が蓄積していることもあり普通にしんどい。途中ズルズルの急登もあり、ここはもはや手も使わないと登れない。
ちなみに林道前のトレイル、林道、林道終了後の”第2の登り”の道中には、ちょいちょいドボンができる箇所あり。普通にアイシングになるので是非積極的に活用すべし(僕は途中からドボンなしでは生きられないドボン中毒になってしまい、計6回はドボン決行。一箇所(第5エイド少し手前)は上半身までガッツリ浸かれるドボンポイントあるよ!)
45km(大台スキー場)〜Finish
大台スキー場までくると、突如眼下に秋田の街並みが広がる。綺麗でテンションアップ。ゲレンデはロードをクネクネしながら一気にくだっていく。まぁまぁ脚にくる。ゲレンデをくだりきったあとも、ほぼくだり。
誘導の人に「このあとはもうくだりのみでーす!」って自信満々に言われたけど、その後何箇所か登り返し(木段)あるので騙されないで笑。1箇所じゃなくて何箇所かあります。ていうか、最後の最後、ラスト1km切ってからあります(笑)最後まで気を抜くべからず!
最後は地元の方々の「お帰り〜」と温かい拍手に包まれながら(そんなにたくさんはいないけど)、フィニッシュゲートをくぐりました。
フィニッシュ会場には水浴び用のプールが張られていて、そのにホースも延びているので、どろんこのシューズと汗まみれの体をすぐに綺麗にできたのも◎でした。
なんとなくレースの雰囲気は掴めたんじゃないでしょうか?
きつかったですが、「灼熱の美ヶ原」よりはまだマシだったかな。(美ヶ原はコースがきついというか暑すぎた)
その他
アブ・ブヨ
けっこうこれにビビってたのですが、結果、思ったよりは全然少なかった!
最終エイドで停滞してるときに多少たかられましたが、レース中動いているときはほぼ出会わなかったです。まぁレース翌日、2箇所ぐらいは痒みが出たので、結論刺されたは刺されたんですけど笑、このぐらいは許容範囲。
あ、ちなみに虫除け効果のある日焼け止めは塗ってました。途中ドボン中毒になってからは完全に流れたと思いますが、前半たかられなかったのはそれの効果もあったのかな〜。
アクセス
スタート&フィニッシュ会場は「モリボの里」というところになります。
以下、公式HPより抜粋。
<アクセス>
◎車で 国道105号線、大仙四ツ屋から、広域農道東西線を経由して約6km、最初の信号を左折。
約300m後に右折、約10kmでモリボの里。
※駐車場は、大台スキー場になります。
◎電車で 秋田新幹線利用
JR角館駅下車 車で約25分
JR大曲駅下車 車で約40分
大曲バスターミナルから路線バスで約50分
※あくまで2022年大会の情報なので、ご参考まで。
山猿家は新幹線で大曲駅まで行き(上野→大曲まで一本)、大曲でレンタカーを借りて今回ご一緒した仲間とライドシェア。大曲からモリボの里までは車で30分ぐらいです。
秋田なのでさすがに遠いは遠いですが、うちは自宅から上野駅が近いこともあって、面倒な乗り換えもなく、意外と移動はスムーズな印象。
ちなみにレース当日の新幹線は終電が19:40ぐらいですが、フィニッシュ関門が19:00だったので、走力次第では当日中の新幹線での帰京は厳しくなりますw (うちは念の為後泊しましたが、結果としては、余裕で新幹線で帰れる時間に全員フィニッシュできました。まぁたまには後泊もよかったな。)
温泉施設
これは非常にありがたかったのですが、フィニッシュ会場から徒歩圏内に温泉施設があります。
500円。露天あり。キンキンの水風呂あり。
なんか今施設の公式サイトみたら、ここの水風呂飲めるんだって!?確かに蛇口からすごい勢いでじゃぶじゃぶ冷水でてたけど、あれ飲めたのか。ほぇ〜。
総括
コースはハード、エイドはシッソ(質素)、これぞOSJ!といったレースでしたが、結論、楽しかったです(まぁどのレースも最後はこの感想なんですけどね)
運営も地元の方々がたくさん関わっていて、なんだかローカルレースの「あたたかさ」を感じたなー。
特にやっぱり地元の方々の沿道の応援は嬉しいですね。ガンガン応援ってわけではないですが、あたたか〜く見守ってくれてる感じ。開催を増していけば、(いい意味で手慣れてきて)けっこういい大会になりそう。
そしてこのイベント、ほんとは”前夜祭”付きなんですが、それがコロナの影響で中止になったのがとても残念。
いずれにしても、今回は前日入りからレース当日、そして後泊まで、3日間たっぷりと秋田を楽しませてもらいました。
僕自身も一応目標達成したし、一緒に参戦したメンバーも素晴らしい結果だったし、レース当日の夜には花火も見れたし(翌週に控えた大曲花火大会のプレ打ち上げ花火がホテルの目の前で上がったのでした)、大満足でした。
そろそろだいぶ長くなって疲れたのでw、全然総括できてないけど一旦以上でレポート終了!(気が向いたら後々追記します)
▼参戦レポート①はこちら
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