前回「参戦記①」と題して、まずは取り急ぎ結果報告をさせていただきました。そして、当日の暑さや、そもそも118㎞は長いわ等々、散々文句を垂れた挙句に、最後は「でも今後もウルトラ挑戦します!」と締めくくらせていただきました(笑)
▼「参戦記①」はこちら。
今回はもう少し細かく振り返りたいと思います。
ただ、118㎞分を時系列で振り返るのは誰も求めていないと思いますので笑、僕の初ウルトラマラソンチャレンジを彩った「トピックス」をいくつか厳選してお届けしたいと思います。
例えば、
早朝4時という飛び切り早いスタート時刻に対するコンディション調整の難しさ、レース内外で僕を襲ったトラブルの数々、レースプラン崩壊の要因、等々。
ネタはけっこうたくさんあります(笑)
ちなみに「どんなコースだったのか」については、アートスポーツさんのコース攻略の記事が ”お金取っていいレベルで詳しい” のでそちらに譲ります(笑)もともと記憶容量が少ない僕の記憶を辿るよりも、遥かに有益です。来年出ようとしている方にも大変参考になると思います。
僕は前日夜にこの記事を読みましたが、詳しすぎてシミュレーションが追い付かず(というか読んでも覚えられない)、最後は「なるようになれ!」と、途中でスマホのホームボタンをやさしくポチっと押させていただきました。。
▼アートスポーツさんのブログ
【チャレンジ富士五湖118km・100km対策】コース攻略ポイント!
さて、どのトピックからいこうかな。
僕を襲ったトラブルいろいろ
やっぱりここからですかね。人の不幸を傍からみるのは楽しいですからね(笑)人の不幸は蜜の味。どうぞ楽しんでください。
トラブルその①「靴下事件」
まずはレース前のトラブルから。
結論からいうと、これはトラブルはトラブルなんですが、単純に僕がアホだったというお話です(笑)
まずはこの写真をご覧ください。
すみません、いきなり足の写真で。これ、よーく見てください。まぁ、よーく見なくてもわかりますが、なにやら靴下の”ほつれ”の糸がにょろにょろと各指から出ています。
ただ… ちょっと待った。
いくらなんでもほつれすぎじゃありませんか⁉⁉
そう、実はこれは「ほつれではありません」。正解は「靴下を裏返して履いた図」であります。撮影したのは、ホテルで出発の準備をしていた朝の3時前。
靴下の裏地は普段は当然日の目を見ることはないので、にょろにょろしていること自体は問題ないのですが、問題はなぜこんな状況になっているのかということ。。
なぜ表裏を逆に履いているのか…
事の顛末は以下のとおり。
- 今回の遠征に際し、同じ黒の五本指ソックスを2セット準備してきた。
- 1セットはドロップバック用として事前にすでにしまっていた。
- 着替えを始め、いざ靴下を履こうとすると手元にあるソックスがなんと両方とも左足!
- 焦りに焦りながら、なんとか打開策を練る(この時点でドロップバックにある1セットには意識がない)
- 打開策その①:「左足用の五本指ソックスにそのまま右足を突っ込んでみる」を遂行
→小指部分に親指を途中まで突っ込んでみるが布が破けそうなのと、指への圧迫感がやばいのでこれは無理だと断念。そもそもそれ以前に、かかとの膨らみが前(上)に来ている&かかとを覆う布も志半ば半分までしか覆えていない時点で、どう頑張ってもアウト。 - 嫁に「終わった…」とLINEを送る(午前3時なので当然寝ててレスなし)。
- 打開策その②:『「あ!裏返せばいいんだ!」と気づき裏返して履いてみる』を遂行 → 一応…なんとか…いけた。
- 自分の準備不足に(アホさに)切なさを噛みしめながら、記念撮影(上の写真)。
・・・
ここでドロップバックにいれていた”もう1セット”の存在を思い出す!
”もう1セット”を取り出し、藁をもすがる思いで見てみると・・・
右足と右足!!!!
キターーー!!!!
(この時の安堵感といったら!泣)
▼記念撮影②。表裏逆にして履いているので右足のロゴが左右反転…
最終的には「無事に”いつも通りの状態で”履けた」という話なのですが、これで完全に調子の狂った僕にさらなるトラブルが襲い掛かります。
トラブルその②「送迎バス事件」
なんとか”靴下事件”は結果オーライで解決したものの、このドタバタにより完全に朝のタイムマネジメントに狂いが生じ、さらなる事件が降りかかります。
これもほんとに焦りました。
そう、送迎バス事件です…
なんとなく予想がつくかもしれませんが、こちらも結論からいうと、「送迎バスに乗り遅れた」という単純な話なんですが、これが発覚したときの焦りっぷりは想像に難くないと思います。。
事の顛末もなにも、「バスの出発時間を間違えていた」という話なんですが、そのときの状況が鮮明にわかるように、時系列に記載してみます。
- 朝のトイレタイム後、フロントに3:12ぐらいに降りてフロントに鍵を渡しチェックアウト。
- フロントの人も、明らかに大会参加者である僕を見ても何もバスについては触れず「ありがとうございました」とだけ発する。
- 外に出て辺りを見渡すが、バスもなければ誰もいない。
- もう一度フロントに戻り「送迎バスってどこですか?」と質問。
- フ:「先ほどもう出ちゃいましたね」と。(さっきの時点で言ってくれ)
※3:10発だったのに3:15発と勘違いしていました… - 僕:「え………」(しばし茫然)
- 僕:「会場まで歩いてどのくらい掛かりますか?」(すでに気が気でない)
※このとき3:15過ぎ。レーススタートは4:00! - フ:「うーん、10分… いや、20分ぐらいは掛かるかと…」(血の気引く)
※距離にして2㎞弱ありました。。
いわずもがな、レース直前のバタバタは百害あって一利なし。
ていうか、118㎞のレース直前に遠征用の荷物全部背負って2㎞も歩くとか本当にありえない(自分が悪い)。しかも会場までの道は電灯なんてないので、真っ暗でリアルに何も見えない。一寸先は闇。
ハンドライトは持ってきていなかったので、スマホのライト機能で時々照らしながら(レース前の余計なバッテリー消耗は避けたい心理が働く)、ひたすら進む。つまずかないように細心の注意を払いながらも、時間がないので基本は早歩き。
進むこと15分弱。ようやく会場が見えてきました。
会場到着からスタートまではあと30分。送迎バスに乗れていたとしてもスタートまでの時間はおそらく40分程度でそれほど差はありませんが、この10分がでかいのは大会に参加されたことがある人ならわかりますよね…?
スタート前ってのはいろいろと準備があるんです(心の準備も含めて)。
案の定、心の準備はほぼできないまま、参加賞受け取りや荷物預けや何やらで、めちゃくちゃ慌ただしく、なんとか10分前にスタート地点につきました。このときおそらく「心拍150」は叩き出していたでしょう。
ウォーミングアップなんてもんはもちろんまったくできず(する暇がなく)、スタート地点に入ってから軽くストレッチだけをして、あれよあれよとスタートのカウントダウン開始。
これから長い旅、そして挑戦が始まるぞ!という気持ちを昂らせる余裕も余韻も何もないまま、号砲が鳴り、大海原に放り出されました。
こうして、僕の118㎞の旅が始まります…
参戦記②ですが、すべてまるっとまとめると「アホがいた」っていう話です(笑)
アホなのは認めてますが、今回はほんとに我ながらアホでした。靴下事件の”切ない”を通り越して、最後は呆れましたね自分に、ええ。
富士五湖ウルトラマラソンというロマンに溢れたレースの血と汗と涙の参戦記を期待されていた方、ロマンのかけらもないレポートですみません(笑)
レースにまで辿り着きませんでしたが、一旦終わりますm(_ _)m
次回はレースに関連したトピックスをお届けします(ロマンがあるかどうかは別として笑)
コメント
コメント一覧 (5件)
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[…] 読み返したら、ソックスが両方右足だったとか、当日朝の旅館から出るシャトルバスの時間を間違えて、夜明け前の会場までの真っ暗な道のりを遠征用のでかい荷物を背負って2km歩いたとか、まぁなんていうか、、、アホ丸出しw(このくだりは下記リンクの「参戦記②」をご参照) […]
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