ようやくの高知龍馬マラソン振り返り。
相方が調整不足により撃沈し、レースから1週間余り激しく凹んでいたので、なかなか報告できずにいましたが(嘘、書き出していなかっただけw)、フォロワーのみなさまの温かい言葉のお陰で、ようやく(相方が)元気になって参りましたので、そろそろ備忘録がてら報告しておきます。
まずは結果報告!PB更新!
こんな結果でございました。
グロス:3時間11分40秒
ネット:3時間11分19秒
男子総合:229位/10196人
男子30代:86位/2474人
▼ラップタイムはこんな感じ。
これまでのPBは去年の静岡マラソンで出した
グロス:3時間14分11秒
ネット:3時間12分15秒)
だったので、グロスで比較するなら3分半、ネットで比較するなら約1分の短縮となりました。(どっちで比較するのがスタンダードなんだろう)
いずれにしても、フルマラソン用のトレーニングを一切していないにも関わらず(!)、アップダウンの激しい高知龍馬マラソンにも関わらず(!!)、UTMFに向けたロング仕様のカラダづくりの励んでいた結果、なんだかPB更新ができました。
Garminの記録
ガーミンの走行データはこんな感じ。今回は細かな分析は特にしません笑。記録用として。
勝因:「コバンザメ走法」
僕にとってはレースにおいてかなり重要な戦略である「コバンザメ走法」が今回も功を奏しました(笑)
僕はレースではどうもペースが上がってしまう傾向にあり、まったく一定のペースで走れません。気付くと速くなっていて、やばいやばい、と緩めるとだいぶ遅くなる笑。(たぶんレースペースでのトレーニングをほぼしていないので、体感としてペースを覚えていないのが原因だと思っている)
そんなときは他力本願!笑
走りながら周りを見渡していると、必ず何人かは時計を数分に1回は確認しながら一定ペースを刻んている”ロボットランナー”がいるもの(敬意を込めて)。そんな人を発見したら、速攻で後ろについて、僕は「コバンザメ」と化します。
もちろん自分でもペースは確認しながら走りますが、何度も確認するのはけっこうな体力ロス。なので、「あ、この人いいペース♪」という人がいたら、とにかく後ろにぴったり付いていく。
僕の場合、だいぶ近距離でピッタリとくっつくのでかなりうざいと思います(笑)
で、その人のペースが落ちてきたら、(引っ張ってくれてありがとう)と心の中でつぶやいてからその人をパスし、次の獲物を探します。
今回も僕の餌食となった人が何人かいましたが(ありがとう)、後半ついていった女性ランナーは、ラスト3㎞で見事に突き放されました(笑)
PB更新よりも嬉しかったこと
ちなみにPB更新はそれはそれで嬉しかったんですが、タイトルにも書いたとおり、実はそれよりも嬉しかったことがあります。
それは、
「いつもレース後に痛む箇所が痛くならなかったこと」
具体的にいうと、「膝の外側」と「付け根(特に外側)」が今回は痛くならなかった。
去年出た3本のフル(勝田、静岡、富山)でも、レース直後、脚を少しでも上げようものなら付け根が攣って悶絶という状態でした。膝は数年前から独自にフォーム改善をしてきたことで、痛みの度合いはだいぶ低くなってきてはいますが、フルマラソンみたいな高強度のランニング後はやっぱり痛い…。
でも、今回の高知龍馬では、膝の痛みはゼロ、付け根の痛みは、昨年までを100とすると「20」ぐらい(レース後に一瞬攣りかけました汗)。
これはPB更新以上に嬉しい成果でしたね。
フォームの改善は「一日にして成らず」なので、今やっていることが合っているのかそうじゃないのかすぐにはわからないものですが、今回こうやって結果として現れたのは大きな収穫。
なぜ痛みが出なかったか。このレースに向けて取り組んだこと。
昨年末に派手に捻挫をかましまして、それを機に久々に整形外科に行ったのですが(行ったのは「両国きたむら整形外科」)、そこでズバリ「中殿筋」の弱さを指摘されて以来、地道に続けていたリハビリが効いたのかと。
つまり、外転筋の強化です。
これを地道にやってました↓笑
本当は「毎日やるように」と宿題を出されていたのですが、さぼりまして、週3~4日ぐらいですかね。一応20×3セットをそのぐらいの頻度でやっていました。
このリハビリに加えて、最近では、”100マイル完走させます”のコーチ「ちゃんぷ。さん」にもちょくちょく走り方の”癖”を指摘してもらっており、そのアドバイスを踏まえて、試行錯誤をしています。
そんなこんなが、今回の結果(痛みが出なかったこと)に繋がった気がしています。
客観的に見てもらうことってやっぱり大事。
今回さらにさらに嬉しかったのは、外転の痛みが出なくった代わりに、”別の箇所”が痛くなったこと笑。(痛みが嬉しいとかお前ドMか、というコメントは受け付けません)
”別の箇所”というのは、ずばり「内転」。
今回のレース後は、「内転」に疲労感があるのを感じたんですよね。
もともと僕はかなりのガニ股走りでそれはそれは酷いフォームだったのですが(今もまだ改善中です)、それ故に、膝に付け根に腰に肩に… いろんなところが痛んでました。
前述したちゃんぷさんからのアドバイスもこれで、”内転を使った走りができていない”という点を指摘されていました。
そこから独自にフォームを意識し始め、少しずつ膝の痛みが消え、腰の痛みが出なくなり… と徐々に改善されてきていることを感じてはいるのですが、どうも付け根外側の痛みだけはなかなか改善しない。。
ちゃんぷさんのアドバイス後も、接地を変えてみたり(キーワードは”母指球”で蹴る)で、足の運び方を変えてみたり(足の運びが遅れないように引き付ける)と、いろいろと試行錯誤しているのですが、どの動きが正解なのかいまいち掴めず…。
でも今回内転筋が痛くなったということは、言うまでもなく「内転を使えていた」ということ。試行錯誤していたフォームの方向性が間違いではないということに他なりません!よかった!
なんだか「カラダって正直だな」って思います。
▼ちなみに年末の捻挫とキタムラ整形外科についての記事はこちら。
反省点:「ハンガーノック」
今回のレース、PB更新、そして使えた筋肉の変化と、収穫があった半面、反省点もあります。
そう、久々に「ハンガーノック」になりました。要は「エネルギー切れ」。
このペースで走るとなると、エイドで立ち止まってる余裕は一切ないので、エイドでの補給は水分のみ(たまにチョコぐらいは食べる)。エネルギー補給は持参のジェルです。
今回はジェルを4つパンツに忍ばせ、9㎞・18㎞・27㎞・35km地点(4回目は本当は36㎞地点を予定してましたが、つらくなって前倒し…笑)で補給をしましたが、これでは足らなかったみたいです。
ラスト3㎞、一番の踏ん張りどころでガソリン切れ…。脚は残っていたけど、頭がぼやーっとしてきて、気持ちが持たず。手の痺れも出ていたので、脱水症状も出ていたかも。
手の痺れが出てきた時点で”時すでに遅し”なのですが、「あぁ~、補給ミスったかー…」と思いました。
今振り返ると、トレランレースのときは、「1時間で400kcal消費(←人により異なります)」を前提に、想定行動時間から逆算して、必要エネルギー量と補給タイミングなどを計画するんですが、
フルマラソンにもそれを当てはめると、「ジェル4本(1本150kcalとして600kcal」じゃ足りるわけないよな、という当然の結論に至っています。
単純計算で、最低でも「400kcal/h × 3時間 = 1200kcal」は必要になるので、事前にエネルギーを貯め込んでいたとしても、ちょっと足らない感じがしますね、これは。
しかも運動強度的に、脂質エネルギーよりも糖エネルギーの消費が優位になる(と思う)ので、普段のトレランよりもより多くの補給が必要(な気がする)。
ジェルをもう1個増やすか、ジェル1個当たりのカロリー量を上げるか、エイドでなんとか補給をするか…
いずれにしても、次回のフルでは「補給」がひとつのテーマとなりそうです。
高知龍馬マラソンの思い出の写真たち
▼定番「明日はこれで!」。上から、ノース・ノース・ノース・アルトラ!トレランかい!
▼天気最高だった!浦戸大橋を超えて目の前に広がった太平洋!めっちゃテンション上がって、写真撮影しまくりました。先に載せたガーミンの走行データで21㎞地点のペースだけガクンと落ちているのはコイツが原因です(笑)
▼念願のひろめ市場。初日とレース後と2回行った(笑)
▼にゃー。
▼高知龍馬空港初上陸後、なにか知らんがゆるキャラと(相方ゆるキャラ好き…)
▼「やいろ亭」のカツオ!!うまし!もう一回行きたい!インスタにも書いたけど、2日目レース後に行ったときに相席になった地元の兄ちゃんが、めちゃくちゃ祝福してくれて、超絶おいしいマグロとドロメ(イワシの稚魚)と土佐巻きをご馳走してくれました。フライトの時間が迫っていたので30分ちょいしか居れなかったのに…。ありがとうございました。素晴らしき思い出。
▼レース後記念撮影その①。高知まったく関係ないキャラたちと。
▼レース後記念撮影その②。記念撮影するなら絶対さっきのよりこっちだよね、と満場一致。こちらがメインです。
最後に
高知龍馬マラソン、素晴らしい大会でした。
去年の静岡や富山といい、どの大会もほんとにホスピタリティに溢れていて楽しいです。あの”あったかさ”は地方の大会ならでは、なのかなと思います。
今回はゼッケンにランナーの都道府県が記載されていたので、「東京がんばれー!」「東京ありがとー!」(たぶん「来てくれてありがとー」だと思う笑)っていう声援をたくさんもらいました。
そんな沿道の応援とか、地元の学生のブラスバンドの演奏とか、走ってるときはけっこう必死なのでちょこっと会釈返すぐらいしか反応できないんですが、今思い返すと、ちょっとウルっときますね。
ありがとうございました。またカツオ食べに行きます。
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