毎年の恒例行事「OMM」に今年も参戦してきた。
OMMはほんとにもう恒例行事になっている。去年も参戦レポの一発目(【OMM参戦レポ①】やっぱり「唯一無二」なんだよな | OMM JAPAN 2020 NOZAWA ONSEN(2020年11月6・7日))に書いたけど、僕の中では「圧倒的唯一無二」の存在なのでこれから先も当面は出続けるだろう。
ちなみにOMMでは毎年テレイン(≒開催エリア)が変わるのだけど、今年の開催エリアは「本栖湖」。本栖湖といったら富士山、富士山といったら…そう、樹海。
競技で使うマップはスタート1分前に手元にくるので、実際に樹海がエリアに入っているかどうかは事前にはわからないんだけど、まぁ、ないわけないよね。おーおー今年はそうきたか、樹海はさすがにやばそうだ(でも楽しそう)。
「圧倒的唯一無二」に加えて、もう一個去年の参戦レポ↑に書いていたことがあるんだが、「くすぐられる挑戦心」とはまさにこれだ。樹海を紙の地図とコンパスだけで進むとか、普通にちょっとビビるけどなんだかワクワクしちゃうではないか(結果、”撃沈”したのだけどそれはまた後ほど)。
ということで、今年のOMM JAPANも僕が去年参戦4回目にして感じたOMMの魅力「圧倒的唯一無二」と「くすぐられる挑戦心」を見事に満たしてくれた大会となった。
それでは、レポ開始。
OMMとは
これも毎年書いているけど一応さらっと。
OMM(Original Mountain Marathon)はイギリス発祥の山岳オリエンテーリングで、日本では2014年に始まった。先述の通り毎年開催エリアが異なり、今年で8回目の開催。競技は丸々2日間をかけて行われ、2日間分の衣食住を背負って丸2日”山と対峙する”。
競技エリア内にCP(通称:コントロール)と呼ばれるポイントが散りばめられていて、それらを決められた順番通りに回る「ストレート(いわゆるオリエンテーリング)」と、自分たちで回り方を決める「スコア(いわゆるロゲイニング)」の2つのカテゴリーがある。
よくあるフォトロゲなんかと違うのは、ガチで”地図読み”をさせられるという点。
読図ができないとOMMでは戦えない。戦えないというか、フィールドが山、且つCPの設置場所はトレイル上にないことがほとんどなので、安易な挑戦は普通に遭難や滑落など”山でのリスク”が伴う。(もちろん初心者でも楽しめるようなカテゴリーはあるし、興味ある人は是非挑戦してほしいのだけど)
山猿家はOMM LITE(初心者向けの”LITE”なやつ)から含めると、かれこれ5年連続の参戦で、OMMをきっかけにしてトレイルランニング以外の山の楽しみ方を教えてもらってきた。
過去のOMM参戦記録はこちらをどうぞ。毎年事件が起きている模様w
<OMM2019:霧ヶ峰>
OMM(オリジナルマウンテンマラソン)2019 開催地決定!
【雑記】「OMM JAPAN 2019」 参戦レポートの前に、まずはOMMの『楽しさ』を語っておく。
【OMMレポート①】「OMM JAPAN 2019 霧ヶ峰・車山」前日事件~受付事件
【OMMレポート②】”事件ベース”で振り返る「OMM JAPAN 2019 霧ヶ峰・車山」
【OMMレポート③】”事件ベース”で振り返る「OMM JAPAN 2019 霧ヶ峰・車山」
<OMM2020:野沢温泉>
【OMM参戦レポ①】やっぱり「唯一無二」なんだよな
【OMM参戦レポ②】三度目の正直!?「ストレートA」結果報告
【OMM参戦レポ③】OMM事件簿「お前アホやん編」
【OMM参戦レポ④】OMM事件簿「不可抗力編」
今年のバディー
結果報告の前にまずはこちらに触れておかねば。
これまでのOMMはもちろん相方とバディーを組んで参戦してきたのだけど(OMMでは2人1組の”バディー制”がルール)、去年のレース後に相方から「解散」を言い渡されw、今年は別のバディーと組むことになった。
声を掛けたのはこの方。
レンさんはトレラン仲間。元々山屋さんだけど、ちゃんぷ。練に加入してからめちゃくちゃレベルアップして(めちゃくちゃ痩せて)今年はなんとOSJ KOUMIを完走。見事マイラーに。
でも、OMMは今回が初参戦で地図読み経験はほぼなし。ということで、E(エリート)/A /Bと3段階あるストレートカテゴリーの中で「B」を選択。
僕も参戦5回目とはいえ、地図読みするのは年にほぼこのOMMだけというショボショボオリエンテナーなので(もはやオリエンテナーとはいえない)、OMMに臨むまでのレンさんとのやり取りは、
山猿:「地図読みやばいっす、読めないっす、自信ないっす」
レン:「まだ時間あるから!!」
山猿:「ですよね!まぁなんとかなりますよね!」
といった具合w このやり取りを当日を迎えるまで3、4回は繰り返した。
結局会話にまったくの”成長”が見られぬまま、OMM前夜に”整置(地図の磁北線とコンパスの針を合わせる作業、読図の基本の”キ”)”を復習し(毎度のこと)、レーススタート後に付け焼刃の知識をレンさんに共有しながら進む、という明らかに危ういチームが完成。
こんな感じでレース当日を迎え、ストレートBに挑んだ。結果やいかに。
ストレートB 結果報告
DAY1、DAY2の詳細は諸々一旦すっ飛ばして、まずは結果から。
どどん!
DAY1:距離23.44km/獲得標高1,422m/タイム:6時間10分(制限7時間)
DAY2:距離16.42km/獲得標高436m/タイム:5時間32分(制限6時間)
無事にストレートB完走!
もちろんすべてのCP滞りなくとはいかなかったし樹海にも迷い込んだけど、最高に楽しくてエキサイティングな素晴らしき二日間だった。
バディを組んでくれたレンさん、ほんとありがとうございました。
何がありがとうって、もうほんとね、「樹海からの生還」w 詳しくは別レポで書くけど、レンさんの”野生の勘”がなかったら樹海の沼から帰れなくなるところでした。
そして、故障明け(というか故障中)だったのに、登りでガツガツ無心に攻めてごめんなさいw あれが山猿家のデフォルトですww
来年はストレートAですね!!!
DAY1、DAY2の細かな振り返りはまた次回へ。
▼▼▼ 参戦レポート②はこちら ▼▼▼
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