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【やばいよやばいよー】UTMFまであと40日!マラソンとウルトラトレイルの違いを整理して強制的にマインドセットをしてみる

「サブ3挑戦 大阪の陣」が有終の美で幕を閉じてから、早2週間。お次の一大イベントが刻一刻と迫ってきています。

そう!UTMF!(正式には「FUJI」だけど面倒なので当面「UTMF」で統一します)

気づいたら、レース当日まで残り40日切ってるーー!!焦

坂トレーニングしたり、トレランなんかにも行き出したり、ちょいちょい「山モード」に切り替えつつはあるけど、圧倒的に時間が足りませんw

これはさすがにあかんということで、ちょっと無理矢理にでも「UTMFモード」に切り替えるべく、いろいろと文字にしておきたいと思います(僕は気持ちを文字に起こすとどうやらちょっとスイッチが切り替わるっぽい)

とはいえ、何を書くかなw

昨年12月に4万円入金した際にwこんな記事は一旦書いているので、、

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今回は、、、そうだ!フルマラソンとウルトラトレイルの違いについて書こう!

何が違うんだっけ?っていうことをちょっと強制的に思い起こすことにしますw

目次

マラソンとウルトラトレイルで「圧倒的に違う」3つのこと

前提として、僕が今回臨むのは100マイル(約160km)のトレイルランニングです。

富士五湖ウルトラマラソンなどの100kmロードレースなんかとも、これまた毛色の異なる競技なわけですが、フルマラソンとはもはや「まったくの別競技」といって差し支えありません。

単純に「距離が違う」なんていうものではなく、挑戦するにあたってのマインドセットも体の仕上げ方も当日の持ち物も、何から何までまったく違う。

故に、フルマラソンでいかに、たった4ヶ月足らずのトレーニングで!予想を大幅に上回るタイムで!ポテンシャルを存分に見せつけて!サブ3が達成できたとしても(あれ?もしかしてなんかうざいですか?笑)、100マイルは完走できません。

それはなぜか?

端的にいうと、フルマラソンが「走力」を試されるのに対して、ウルトラトレイルは「生命力」を試されるから。

たぶんこれです。完走に求められるものが根本的に違うんです。

生命力を試される理由として思いついたのが、とりあえずこれから挙げる3つなんですが、どれも密接に関連していて、まぁ一言でいうならば「ひどく大変」という感じw

①夜通し山の中を走り続ける(動き続ける)

まず一つ目はこちら。ウルトラトレイルでは、必ず夜を越えます。

これは明確にフルマラソンとは違う点ですね。UTMFのスタートは14時半からのウェーブスタートですが、トップランナーでも完走までに18時間ぐらい掛かります(速すぎ!)。

スタートして数時間後には夜に突入するので、トップランナーであっても必ず夜を越します。これが一般ランナーともなると、30時間とか40時間とか普通に掛かってくるので二晩越す人もたくさんいます(UTMFの制限時間は45時間前後)。

不眠不休で突入する2回目の夜なんてのはもう悲惨なもんですw リアルゾンビww

100マイルはレースではなく旅だ!なんてことはよくいうけれど、このあたりになると旅もへったくれもありません。

ただただ寒いし眠いw 眠くなるとトボトボ歩くしかなくなるので体温を上げれなくなって寒くなります。寒くなるとさらに眠くなります(睡眠時に体温が下がるのと同じ)。

なので、「100マイルレースは旅である。」なんていうのは儚い妄想であり、実態は過酷なレースなのです。デッドorアライブ、もしくは、生存競争とでもいっておこう。

ちなみにこんなこといっておいて、こんな記事を書いているのはここだけの秘密です。

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いずれにしろ、ウルトラトレイルがフルマラソンと圧倒的に異質な点ひとつ目は、やはりこの「夜通し山の中を走り続ける(動き続ける)」ということなのは間違いないです。

どうしよう、ナイトトレイルとかしばらくやってない・・・

②必ず訪れる「不具合」

あえて「不調」と書きませんでした。

「不調」というとなんだかフィジカル的な要素に寄りがちなんですが、ウルトラトレイルでやってくるのは、僕の感覚では「不具合」だと思っています。

体の不調なんてのは「きて当たり前」。脚が痛いだの擦り傷できただの軽く捻挫しただの、そんなもんは基本大前提。こんなことで泣き言いってたら、到底100マイルなんて完走できません。

「不具合」のニュアンスとしては「あれ?なんだろ?なんかおかしいな…?でもなんだかよくわからんな…。」みたいな感じかな〜。ちょっとギアが噛み合わない微妙なズレというかなんというか…。

まぁ要は、フィジカルではなくメンタルですね。100マイルレースにおいてどこかのタイミングで必ず対峙するのは「メンタル面の不具合」

言い方を変えると「自分の弱さ」ってやつです。これにどう打ち克つか。

ちなみにこれ、想像はつくかと思いますが、フルマラソンで出てくる「30km以降の壁」とはレベル感が違います。圧倒的レベチ!!

脚が動かなくなるとかそういうレベルではなくて、極端にいうと「やばい、俺、死ぬかも」というレベルw(天候次第ではリアルに命の危機あり)

※天候不良でレース短縮となった2019年のこの時なんかは本当に命の危険を感じた。

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ウルトラトレイルでやってくる「不調」に関しては、過去の経験からいろいろと分析してますw

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③基本的にすべて自己責任・自己完結

最後はこれ。

ウルトラトレイルに限らずですが、トレイルランニングの世界では、基本すべてが「自己責任」です。

ウルトラトレイルのボジティブな側面として、「互助精神」というものは確かに存在します。

レース後半辛くなればなるほど、道中を共にする赤の他人と「いやぁーマジつらいですね。一緒にあそこまで頑張りましょう。」と勝手に気持ちをシェアしちゃうあのシーン。(たいてい後半は同じ人と抜きつ抜かれつするので段々と仲良くなるw)

これが互助精神なのかはわかりませんが、ウルトラトレイルの世界では「独りなんだけど独りじゃない」という独特な雰囲気がフルマラソンなどとは違う次元で存在します。

でも!ここで言いたいことはそちらではなく!

矛盾しますが、ウルトラトレイルでは、最後は結局、すべて自己責任なんです。

その最たるものが「荷物」。

トレイルランニングではまずもってエイド間の距離が長いです。フルマラソンのように5km毎にエイドなんてありません。山の中にそんなにエイドを設営できるスペースもないし、仮に設営できたとしても、エイドで必要な物資を運ぶのも一苦労なわけです。

なので、たいていは山と山の間にある町中にエイドが設営されることが多く、エイド間の距離にすると、近くても10km(山の10kmは陸の1.5倍に相当)、長いと20km以上エイドがないなんてこともザラです。

ちなみに今回のUTMF/FUJIのコースマップはこんな感じ。

まぁみてもよくわからないかもしれませんが、「F●」がエイドです。とりあえず165kmで9箇所しかエイドがないってことだけお伝えしておきます。

つまりまとめると、基本的に食料はもちろんのこと、寒暖差や雨風などの天候の変化に応じて対応できるウェアやギア、有事の際にセルフレスキューができるアイテム・知識・スキル、それらすべてを身一つとザックに詰め込んで、何が起きても自己完結できる状態で165kmを動き続ける必要があります。

こうなってくると、もうフルマラソンと別次元の話になってるのわかりますよね。(自分で書いてて「ちゃんと準備せな!」とちょっとシャキッとしてきましたw)

(もちろん実際はマーシャルがいたり、医療班がいたり、サポーターがいたりと「助け」の仕組みはしっかりあります。)


まとめ:「生きる力を試される」

繰り返しになりますが、ウルトラトレイルはやはり「生きる力」が試される競技

もはや極論でもなんでもなく、これが純然たるリアルであり、何の混じり気もなくピュアな事実なわけです。

それはまるで僕の心のように。(……え!?)

僕にとっては、ぶっちゃけ「何を今さらこんなわかりきったことを…」と自分でも思いながら書き始めましたが、書いてて正直ビビり出してますw

中途半端にこの世界を知ってるからこそ、怖い。

あと40日しかないのでできることも限られていますが、生半可な気持ちでぬるっと当日を迎えるのだけはないようにしたいと思います(ピリピリするのとは違うのだけど)。

UTMFに対しても失礼だし、なにより危ないw

幸いなことにサブ3トレーニングによって体は軽くなってキレは悪くないので、これはそのままレース当日まで維持します。が、「山脚」がまったくもって出来ていないのが超絶不安です。(昨日のゆるゆるトレラン25kmで若干脚に違和感ありw)

レースまでにあと3〜4回は試走も含めて山に入る予定ですが、100マイルに耐え得る山脚(要は垂直方向の負荷に耐えられる筋力)はそんな短期間で作られるものではないのは百も承知。

なので、フィジカル面はもう自分を信じるしかないです。

2021年の年末に参加したKGR(京都グレートラウンド)で145kmをやっているので、その経験は一つの拠り所にはなりますが、肉体的にはたぶん当時の方が”山仕様”になっていた気がします。当時はコロナ禍でレースがなくなりプライベートで山に行きまくっていたので。

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ということで、「ハード(フィジカル)」はもういじくり回す猶予はないので、あとは「ソフト(マインド、ギア、情報などフィジカル以外の準備)」をいじくり回して、少しでも”勝算”を高めたいと思います。


最後の最後に、ネットサーフィンしてたら見つけた「フルマラソン完走402回・100マイルレース完走34回以上」というアメリカ人の猛者の言葉を引用して、今回の記事は締めます。

「100マイルレースはメンタルとフィジカルの両面で過酷だ。苦痛は避けられないし、ほぼ間違いなく途中で体調不良に陥る。100マイルレースでは少なくとも20%が完走できない。個人的には100マイルレースは通常のマラソンの16倍ハードだと思う

16倍の根拠は全然わかりませんが、とりあえず圧倒的にハードだということは伝わるw

しっかり「山モード」に切り替えて、残り期間準備を進めようと思います。


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